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「温泉ワーケーション」を後押しする宿泊予約サービス5選

ワーケーションというスタイルが認知されてから、続々とそのニーズを満たすような宿泊予約サービスが誕生している。

温泉宿の予約する際、私は宿に直接電話をして部屋を押さえるか、「じゃらん」「楽天トラベル」「一休.com」などのOTA(オンライン・トラベル・エージェント)を利用してきた。

これらのOTAは気軽に予約可能な宿を検索できる上に、ポイントを貯めることもでき、大変便利である。だが、「温泉ワーケーション」のために連泊を条件に検索すると、一気に選択肢が絞られてしまうことがある。滞在予定期間のうち1日でも満室の日があると、当然ながら予約できないからだ。

また、従来のOTAの場合は「連泊プラン」などでないかぎり、単純に「宿泊日数×宿泊料金」となる。宿にとっては連泊するほど利益率も高くなるので、連泊の場合は割引価格で提供しているケースが多い。よくある「湯治プラン」などは、滞在期間が長くなるほど、料金も安くなる。

つまり、温泉ワーケーションのように連泊を前提とする場合、「楽天トラベル」「じゃらん」で宿探しをするのがベストとは言い切れない。

そこで今回は、「温泉ワーケーション」にも活用できそうな新興の宿泊予約サービスを紹介したい。

「平日利用」に特化したサービス

昨日、「温泉ワーケーションは土日祝日を避けて、平日を中心にスケジュールを組みたい」という記事を投稿した。平日のほうが混雑に疲弊することなく、宿泊料金も安く済む。

そんな平日利用をサポートするサービスが続々と誕生している。

①U-boku(ユーボク)

「平日のみ5連泊パック」に特化した宿泊サービスを提供している。2万5000円、5万円、10万円、20万円の4プランがあり、何人で泊まっても定額料金である。1人であれば、2万5000円や5万円のプランで十分だろう。

提携している宿泊先は旅館やホテルではなく、民泊が中心のようだ。そのため温泉付きの物件は限られるが、箱根や南紀白浜にある物件もあるので、温泉に通える物件を借りれば「温泉ワーケーション」も可能だろう。

また、民泊物件が多く、Wi-Fiやデスク、キッチンを備えているため、テレワーク環境に困らないのがメリット。

②The Worke(ザ・ワーケ)

「平日の6泊~360泊の長期滞在」に特化した予約サービス。高級旅館やホテルなどが中心で、最大85%オフで宿泊できると謳っている。

最低6泊からの利用が基本となるものの、その分1泊の料金が安く抑えられており、連泊でワーケーションをするには打ってつけである。

魅力的なのは、温泉宿も対象となっている点だ。実際に検索をかけてみると、「温泉ワーケーション」で利用したくなる宿がいくつか登録されていた。やはり、宿泊施設に温泉が付いているのは便利である。

難点を挙げるとすれば、基本的に部屋が埋まりやすい土曜日は対象外となる点だろう。だが、土曜日を避けるようにスケジュールを組めば問題なさそう。

また、定員内であれば宿泊料金は変わらないので、企業やグループ単位で利用するというニーズにも対応できそうだ。

宿泊の「サブスク」サービス

③ADDress(アドレス)

宿泊のサブスクサービスの草分けといえば、こちらのサービスだ。月額4.4万円で日本各地で民泊ができる。

連続予約は7日まで可能なので、温泉施設の近くにある物件を見つけられれば「温泉ワーケーション」も可能かもしれない。

④HafH(ハフ)

「全国1010以上の施設を月額9800円(最大3泊)からサブスク」できることを謳うサブスクサービス。

最大5泊までできるプランは月額15800円。温泉旅館も登録されているため、温泉ワーケーションも可能である。ただ、「コイン」という独自のシステムがあり、グレードの高い宿ほど別途コインが必要になり、毎月の定額だけでは泊まれない点は注意が必要だ。

⑤YYORK

温泉宿に特化したサブスクサービス。サービスの趣旨としては、最も「温泉ワーケーション」に適したサブスクサービスといえる。

ベーシックプラン月額28000円で5泊(平日限定)、5万円のスタンダードプランで10泊の利用が可能。

現在利用できる温泉宿は10軒ほどだが、箱根や草津、伊香保など有名温泉地の宿が提携宿としてラインナップされている。これから提携施設が増えれば、温泉ワーケーションの心強い味方となる可能性がある。

まとめ

「温泉ワーケーション」に活用できそうな宿泊サービスを5つ紹介したが、いずれもサービス開始から間もなく、提携宿泊施設も数が限られる。また、私自身もまだ実際に利用したわけではないので、表面的なコメントしかできない。

ただ、これらのサービスがどれだけ伸びるかは、ワーケーションやテレワークの普及度しだいとも言える。温泉ワーケーションの選択肢を増やすという意味でも、ますますのサービスの拡張と発展に期待したい。

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