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山中恒「ぼくがぼくであること」

名作揃いの岩波少年文庫です。初版は1969年なのでもう50年以上前! 岩波のこのシリーズでの第1刷は2001年ですが、私が読んだのは2013年の第13刷。現在は角川から今風の表紙になって発売されているみたいです。 尾崎豊に似たような名前の曲がありますが、このタイトルをつけるあたり作者はセンスは悪くないなと思って手に取ったという次第です。アマゾンとかで調べてみると、他にも似たようなタイトルの曲がたくさん存在するみたいですね・・・個人的になんとなく語感というかリズムがいい気が

    • 【読書記録】ケストナー「ふたりのロッテ」

      岩波書店の「ケストナー少年文学全集」第6作。初版は1949年。実は大学時代にドイツ文学を勉強したことがあるのだけど、ケストナーは読んだことなかったので初読だった。 ドイツ文学の翻訳で言わずと知れた高橋健二の訳と解説で、この解説がシンプルながら、作品の書かれた背景を的確に説明していてわかりやすかった。それによると、もともと映画の脚本として書かれたものをケストナー本人が小説化した作品なのだそう。映画脚本を書いたのはまだナチス政府から執筆を禁止されていた時期で、戦後になってようや

      • 【読書記録】「たけしくん、ハイ!」ビートたけし

        初版は1984年の太田出版で、その後新潮文庫版を経て、私が読んだのは金の星社の「ビートたけし傑作集 少年編1」として2010年に発行されている。かなり息の長いベストセラー。 本人が原稿を書いたというより口述したものを文字起こししたんじゃないかと思う文体だけど、貧乏な子供時代が芸人らしいユーモアを交えて語られていて一気読みしてしまった。 一番印象に残ったのが、掘っ立て小屋みたいなところに住んでいる友達が留守の間に家に忍び込んで、柱を切って家を潰してしまったというエピソード。

        • 北京の自動運転タクシー

          最近話題になっている、中国・北京で始まった百度の自動運転タクシー実験。こちらの記事には実際にスマホで呼び出して乗ってみる様子が動画で紹介されていて様子がよくわかります。運転席に人が座っていますが、ハンドルの下で両方の手のひらを上に向けて「ハンドルに触ってませんよ」アピールが面白い。 目前,北京开放的百度自动驾驶出租车服务,主要集中在海淀、亦庄等主要生活圈和商业圈。每辆自动驾驶出租车同一时间最多可接待2位乘客,乘坐人需年满18至60周岁。同时,车内会有安全员保障行车安全(現在

        山中恒「ぼくがぼくであること」

          最新の人気プログラミング言語

          TIOBEという会社が定期的に発表しているプログラミング言語の人気ランキング(原文ではindexという単語を使っています)の記事を読みました。その言語スキルをもつプログラマーの数や、GoogleやYahooなど検索エンジンの検索数などを元に毎月ランキングを発表しているそうです。下記はリンク先のサイト(https://www.tiobe.com/tiobe-index/)からの抜粋。 C系の言語は変わらず人気。巷で話題のGoは意外とランキング低いです。。私が勉強中のRubyは

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