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CTOにお会いしてきた モノオク CTO工藤大弥さん「手を動かし続けるゼロイチCTO」

こんにちは。SOLMU PdM吉村です。今回は、とあるCTOの公開週報でお馴染みのモノオク株式会社 CTO 工藤大弥さんにインタビューをさせていただきました。

Q. 御社の事業内容を教えてください。

荷物の置き場所に困っている人と、余ったスペースを活用したい人をつなぐ物置きシェアサービス「モノオク」を展開しています。

Q. CTOとしての役割を教えてください。

開発全般を担当しています。フルコミットのエンジニアは私のみで、あとは週3回ほどコミットいただいているエンジニアがいます。ですので、業務の中でマネジメントの比率はまだ少なく、プレイヤーとしてバリバリ手を動かし続けている状況です。

新しい働き方をしていく志向が強いチームで、全員リモートワークです。顔を合わせた方が捗る作業ではオフィスに集まることもありますが、定例などはビデオ通話で行なっています。時間や場所に縛られずに働きたいという意思の強いメンバーが集まっていますね。多拠点生活をしながらコミットしているメンバーもいます。

ビジネスサイドについても、ボードメンバーで週一のミーティングを実施しています。代表はプロダクト開発経験が少なく、プロダクトの機能実装について無茶振りもあったりと、ビジネスサイドとエンジニアリングの間のコミュニケーションの壁について苦労する点はあります。

ただ、これは今やるべきではないなど直接言える関係であったり、プロダクトマネジメント経験があるCOOもいるため、困っていることは助け合って、プロダクト開発を進めることができています。

採用面接なども担当しており、お越しいただいたエンジニアとは、将来何をやりたいのかを確認するようにしています。会社にフィットするか・会社が何を提供できるのかなどお互いに目的が一致することを重視しています。

Q. エンジニアになったきっかけはありますか?

私の父親がコンピュータ好きで、自作PCもよく作るような人でした。そこで自然と私も興味を持ち、小学4年生くらいからパソコンでゲームをしたり、絵を描いたり、タイピングを覚えたりするようになりました。小学6年生の頃にはインターネットにどっぷり浸かっていました。中学生では、技術書を読みながらホームページを作るほどのめり込んでいました。
そういった興味から、工業高校に進学しプログラミングを学んだり、東京で組み込み系の専門学校へ通いました。しかし専門学校で学ぶうちに、エンジニアは激務で大変というイメージが強くなり、この業界で就職をしたいという気持ちは薄れていきました。また、就活というシステムがとても面倒に感じ、いわゆる一般的な就職活動は行なっていませんでした。

専門学校在学中に、ソーシャルゲーム開発のアルバイトをしていていました。正社員が3、4人の小さな会社です。社長から「春からどうするの?」と聞かれ、「考えていないですね」と話すと、「うちに来る?」と。そこから正社員になったことがエンジニアとしてのキャリアの始まりです。この方との出会いは私の人生のキャリアを変えた重要な出会いでした。

3年在籍して経験を積んでからフリーランスへ転身しました。数社から仕事を受注しながら、働いていました。その内の一社が、モノオクであり、技術顧問的な立ち位置でジョインすることになります。
CEOの阿部とは、シェアハウスのパーティで会いました。阿部とランチしている時に、ベータ版を立ち上げたエンジニアが来月辞めるという話を聞き、少しだけなら手伝えるよというところから関係が始まりました。CEOとウマが合いそうと思えたし、プロダクトの面白さも感じていました。

私が仕事をする最優先事項は、技術的に自分のやりたいことができるかであり、プロダクトの面白さ、最低限の報酬と続きます。
新しい技術やトレンドが好きなエンジニアは多いですし、そこにやりがいがあるかが重要と思います。

Q. 起業やスタートアップに興味はありましたか?

あまりなかったのですが、独立志向はありました。
メンバーには共有しているのですが、CTOというポジションに長く在籍しようとは考えておらず、ゆくゆくは後任にバトンタッチをしたいと考えています。自分はゼロイチの方が向いていると思っているためですね。

Q. 最近の興味はどんなことですか?

技術的な領域として、ブロックチェーンに対する学習意欲は高いですね。あとは、技術よりも教養を学んでいます。哲学とか思想、最近は世界史にも興味が出てきました。

Q. エンジニアの楽しみはどこにありますか?

10年近くプログラムを書いていて感じるのは、作ったものが自分の思い通りに動作と楽しいですし、よくわからないバグに対して解消できた瞬間は嬉しいです。Twitterなどでエゴサーチなどをして、自分の作ったプロダクトのユーザーの声が聴けた時もありがたいです。

Q. noteでの週報を書いている理由は何ですか?

何かしらの発信を考えたとき、意外とCTOが何やっているかって知られていないし、インターネット上にも情報がないのではと思いつきました。
そこで、週報という形でアウトプットするのは面白いかもと思い、日々の活動を書き溜めてログ化しています。あとで振り返ることも重要ですね。
また、メンバーにも共有できるのは強みですね。

若手エンジニアやプログラミングの勉強始めました、という方々にも読んでいただいているようで、ウェブサービスをどう作ったらいいかわからないという相談や起業家になりたい、地方に住んでいるエンジニアになりたい方からもSNS経由でご連絡いただき、実際に相談にも乗っています。若い人と話して刺激をもらえるのはいいことですね。

実際に、ボードメンバー以外のメンバーもnoteやTwitter経由で応募いただきました。やはり、発信することでプロダクトや自分の人となりを理解していただくことができ、話がスムーズに進みますね。

Q. SOLMUを使って会いたい人

SOLMUを使ってみて、「求む」でどういった人を設定するか悩んでいるところです。メンターを探しているエンジニアの方がいらっしゃれば相談に乗りますし、エンジニアのあるある話、最近の業界の話などをしながら気軽に飲める人がいらっしゃるといいですね。

Q. CTOとしての悩みはありますか?

以前、金沢で行われたCTO Nightに参加してきました。自分の人生をふと振り返った時に起業家の知り合いは多くいますが、CTOは少ないことに気づきました。弱音を吐ける相手がいることは嬉しくて、救われた気持ちです。

最近も、CTO同士の飲み会に参加して、買収された会社の苦労話や監査に対して会社のセキュリティをどう担保するか・現場の動かし方など経験値の高い方々のお話を伺え、良い経験でした。

CxOという肩書きが付く人には、相応の苦労やプレッシャーが付きまとうと思います。しかし目立って評価されるのはCEOであることが多いです。CTOはまだCTO NightやCTO of the yearなどのイベントがありますが、COOやCMOやCxOに光が当たる場がもっとあると良いと考えています。

最後に告知があればお願いします。

ありがたいことに需要が急激に伸びつつあり、特にカスタマーサポートの人手が足りていません。
稼働時間や条件等は柔軟に調整できるので、興味がある方は是非TwitterのDM等でご連絡ください。
もちろんエンジニア希望の方のご応募も大歓迎です!
https://twitter.com/emo_cto
https://monooq.co.jp/

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