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Unipos赤羽直樹さん「SEから転身し、ウェットなエンジニア組織で新しい技術挑戦を行う」 | CTOに会う

こんにちは、SOLMU PdM吉村です。
今回は、Unipos株式会社 取締役CTO 赤羽直樹さんにインタビューをさせていただきました。

ーーUnipos社の事業内容について教えてください。

「Unipos(ユニポス)」というピアボーナスサービスを提供しています。
「Unipos(ユニポス)」とは、従業員同士で感謝・称賛の言葉と共に、少額の成果給を送り合うためのサービスです。
日々の仕事への貢献に対してオープンな場でお互いに少額のボーナス(ピアボーナス)をポイントとして送り合い、互いの貢献に対するポジティブなフィードバックを後押しすることで、一人一人のモチベーションを高めるだけでなく、チームの結束力を強め、パフォーマンスを向上させることが目的です。
この1月には累計有料導入企業が200社を突破し、2月からはドイツのベルリン支社を設立し、海外展開も開始しました。
「すべてのはたらく人にスポットライトを」が我々のミッションです。

ーーエンジニアになったきっかけは何でしょうか。

大学では機械工学を専攻していました。プログラミングの授業があり、そこで楽しさを覚え、プログラマの道に進もうと思いました。
しかし当時は、スタートアップやベンチャーが少なく、SEの道しか見つけるのが困難だったので、新卒で富士通のグループ会社に入社しました。

SEと言っても様々な職種があり、技術よりもあれば、営業に近い職種もあります。幸いにも、最初の配属は技術よりで、コーディングもできる部署でした。しかし、年次を重ね、中堅のポジションになってくると、マネジメントを行わなければならなくなります。前職では、SEでのキャリアパスが基本的にはマネジメントしかないことも、転職の背景にありました。

Uniposに転職してから、前職と比較して仕事のスピード感の違いはとても感じます。それまでは意思決定をする機会はありませんでしたが、現在は現場で決めて進んでいくことができます。

ーーUniposさんとの出会いを教えてください。

出会いはエージェント経由です。Uniposの親会社であるFringe81に採用され、そこからFringe81社内でUniposの事業立ち上げに参画しました。
入社時の印象は、何より一緒に働くメンバーがよかったの一言に尽きます。採用の過程を通して、篩に掛けていくというような感じではなく、お互いがウィンウィンになれるように、会社のカルチャーを伝えて理解してもらうことを重視しているなと感じます。一緒に働きたいと思える人がいたことが重要ですね。

ーーカルチャーについて教えていただけますか?

エンジニアカルチャーについて一言で表しますと「ウェット」であると言えるのではないかと思います。入社してみて、エンジニア同士の交流が盛んなのが面白いなと感じました。
複数のプロダクトがあると、チームメンバー以外とは交流がないエンジニアも出てきてしまいますが、そこに交流を生み出すため、プロダクト単位ではなく、横ぐしでエンジニアメンバーを「バンチ」というチームに振り分けて、ゲーム大会などを行う「バンチ対抗戦」を開催したりしています。

ーーマネジメントをされる上で工夫していることはありますか?

気を付けているのは、ビジネスサイドからの依頼の伝え方です。
自社サービスを内製開発していても、ビジネスサイドからの依頼を、その背景や意図を理解せずに単に開発するだけでは、受託開発の様になってしまいがちです。ビジネスサイドの依頼の背景・意図をきちんと理解して進めてもらえるよう、注意しています。

また、私たちのサービスではUXを重視しています。各ボードメンバーが意思決定をしており、ビジネスサイド・プロダクト・エンジニアリングのそれぞれの責任者が三権分立制で、最高の体験を設計して作り込むようにしています。

エンジニアが自律的に動いていけるよう、仕様を伝える時に工夫はしています。エンジニアはどのように作るかに頭を使いがちなので、なぜ作るのかを理解してもらうことが重要です。ミーティングは定期的に実施していますし、OKRを実施しており、クオーター単位でも振り返るようにしています。

ーー優秀なエンジニア像を教えてください

技術力があるのは当然ですが、採用活動を通して人間性をみるようにしています。会社のカルチャーとマッチしているかどうかも重要ですね。私たちが一緒に働きたいなと思えるかどうか、常にチャレンジし続ける向上心を持っているかどうかを大事にしています。

エンジニアがプロダクト開発する時に、過去に使ったことのあるアーキテクチャを横展開するのは容易いと思います。しかし、それでは会社のエンジニアとして成長しづらいと考えており、プロダクトを新しく作るときは、何かしら新しい要素を入れていくようにしています。
Fringe81は元々Scalaをメイン開発言語として扱ってきた会社ですが、新しいプロダクトではGolangを新たに採用してみたり、AWSの知見があったところをGCPを初めて導入するなどの取り組みを行いました。広告の新規プロダクトでもAzureを使っていたりします。
基本的に、会社全体に技術的負債への理解があるので、定期的に返済していくようにしています。

ーー現在勉強している分野はありますか?

前職より技術的な選択肢が広がったように思います。システムの安定稼働をクライアントに望まれるSIerは、枯れた言語を利用することが多いです。新しい言語を学んでも、使う場面は少ないのが実情でした。

個人的に、現在取り組んでいるのは、フロントエンドの領域です。サーバーサイドエンジニア入社だったこともあり、領域を増やしていきたいと考えています。

AIは会社全体として学んでみたいと思っています。Uniposでは、人と人のコミュニケーションによって生まれるユニークなデータを取得できます。それらのデータを活かして、AIを介した新しい価値を出してみたいと思っています。

ーー最後に告知があれば、教えてください。

Uniposでは、エンジニアを募集しています。
「すべてのはたらく人にスポットライトを」のミッションに共感し、
新しいことにチャレンジするのが好きな方のご応募お待ちしています!



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