【競馬予想Vol.338】第58回テレビ西日本賞北九州記念
今回のテーマ
これといったものが見当たらなかったので省略。
トラックバイアス分析・展開予想
今週は水曜から木曜にかけて弱い雨が降り、金曜は曇りで土曜は快晴。月曜に芝刈り、月・火・木・土曜に散水を実施。含水率は4コーナー9.8%、ゴール前9.2%、日曜朝時点のクッション値は8.8。
開幕から1週+1日を消化しただけで馬場は依然として絶好。4Rの3歳未勝利戦(芝1,200M)で1分7秒5、11Rの佐世保S(3歳以上3勝クラス/芝1,200M)で1分7秒1の時計が出た。1,200M戦は5レース行われたが、ハナを奪った馬が全て3着以内に残った。時計が速くて前が止まらないので、なるべく前にいたほうが無難。
ペース想定:速い(テン3ハロン32秒後半~33秒前半)
モズメイメイ、ジャスパークローネにスティクス、テイエムスパーダも絡む先行争い。サンキューユウガ、ママコチャ、シゲルピンクルビーも前に行きそうで前は相当速くなりそう。しかし馬場が良いので前は簡単に止まらない。穴は持ち時計ある差し馬。
全頭分析
【△】ストーンリッジ
(+)福島TVOPは4コーナー大外ぶん回しで3着。内を突ければ面白い。
(-)北九州短距離S3着も4角外回し。最内で待機して捌けるかどうか。
【△】ボンボヤージ
(+)昨年ガラ空きの内を掬って劇勝。再び内枠引いた今年も再現期待。
(-)昨年以降の上積み無くハンデだけ増す。今回は位置取れるか疑問。
【-】スティクス
(+)小倉は1分7秒前後で逃げ切り2回あり。軽量活かして前残り狙い。
(-)前走は付いて行くのがやっとといった内容。スピード不足懸念。
【○】サンキューユウガ
(+)CBC賞は初ブリンカー&積極策で善戦。引き続き軽量で勝ち負け。
(-)上位クラス好走どころか出走も前走のみ。フロックの懸念あり。
【-】エナジーグラン
(+)昨年末から3連勝で挑んだ前走完敗も休み明け。叩いてここ本番。
(-)小倉は冬と夏で芝質違う。オール野芝の高速馬場ではしんどい。
【-】リプレーザ
(+)米子Sはブービー人気ながら差して6着。差し専念で突っ込み待ち。
(-)芝での勝利は1勝クラスのみ。付いて行けるかどうかすら怪しい。
【-】クリノマジン
(+)オール野芝の小倉は2戦2連対。前目のポジション取れれば妙味。
(-)前走も位置取れず完敗。フルゲートで快速馬揃いのここも厳しい。
【-】レジェーロ
(+)一昨年のタンザナイトSでナランフレグにクビ差。嵌れば強い。
(-)前走は絶好枠を引きながら伸び切れず。重賞では力が足りない。
【◎】ママコチャ
(+)安土城Sは先行勢壊滅の中唯一前付けで完勝。速さは申し分無し。
(-)スプリント戦初出走。テンから全開傾向のここは追走一杯懸念。
【-】ロードベイリーフ
(+)アイビスSDは内枠から2年連続3着。終いに賭けて再び波乱呼ぶ。
(-)オープン入り後の好走は新潟直千のみ。前走の勢い継続は微妙。
【-】トゥラヴェスーラ
(+)GIでも1~2馬身圏内に入る実力馬。前がやり合えば飛んでくる。
(-)前走直線猛追も4着まで。58kgはこなせても周りが軽いのが問題。
【-】テイエムスパーダ
(+)この距離のレコードホルダー。前走久々でも先行出来たのは収穫。
(-)昨年の小倉CBC賞は開幕週&48kgの超軽量。このハンデでは無理。
【-】デュガ
(+)前々走はラスト内見る余裕、前走はスタート遅らせて直線内強襲。
(-)今年2戦は自己条件。今回ハンデ考慮しても突き抜けまでは疑問。
【▲】ロンドンプラン
(+)小倉2歳Sは豪快に出遅れながら差し切る。小倉なら上位評価妥当。
(-)同世代との力関係不明のまま古馬と対戦。久々よりそちらが心配。
【-】ジャスパークローネ
(+)速く走って押し切る馬。追い切り好気配キープでここも行くのみ。
(-)ハナ奪えなかったレースは全敗。モズメイメイと競合して終わり。
【-】スマートリアン
(+)福島TVOPは終始馬なりで上がってきて完勝。小倉CBC賞4着あり。
(-)前走負かした相手が微妙。この枠からだと外を回らされ過ぎる。
【-】シゲルピンクルビー
(+)番手から押し切った鞍馬Sが強い勝ち方。能力的には通用する。
(-)半年振りにしては追い切りが終い重点で軽い。叩いて次狙いか。
【-】モズメイメイ
(+)葵Sは超絶ロケットスタートで完勝。大外枠もハンデにならない。
(-)武豊騎手以外だとスタート普通。他にも速い馬集結で展開厳しい。
結論
ママコチャは自身を除く先行勢が揃って壊滅、2~7着が差し馬で占めた安土城Sで3馬身勝ちが強過ぎ。阪神牝馬Sは緩い流れで捲りに行って失速しているだけに、何も考えずぶっ飛ばすだけのここは合うはず。スプリント戦は初出走だがハイペース追走自体は問題無く、ここは前走で見せた能力で押し切れるとみる。
サンキューユウガは暖かくなって馬体が絞れる毎に着差が詰まってきて、12kg減で迎えたCBC賞は格上挑戦でコンマ1秒差の2着。テン3ハロン33秒7で比較的楽に先行出来たのは評価。先着されたジャスパークローネは今回モズメイメイと競合するのでこちらを上位にみる。この中間は調教が手控えられているのが気になるが、小倉への長距離輸送で絞れていれば引き続き好走を期待していい。
ロンドンプランは豪快に出遅れて4コーナーで最後方、そこから大外をぶん回して差し切った小倉2歳Sが凄過ぎる勝ち方。レースの上がり3ハロン34秒9に対して自身の上がり3ハロンは33秒1で、数字面も断然。テン3ハロン33秒2の激流を真後ろから差し切っているだけに、今回想定のハイペースも望むところ。久々でもコース追いで終い速い時計が出ており、いきなりから。
ストーンリッジはスプリント戦未勝利だが、自己条件を卒業した水無月S(阪神芝1,400M)がテン3ハロン33秒5のハイペースを前付けして1分20秒フラット、2馬身差勝利で速さの裏付けが取れる。直線が長い東京や新潟で飛んで、小回りコースで3着に3回も入っている辺りからして一瞬の加速型。外回ししかやっていない馬の内突きで新味に期待したい。
ボンボヤージは良馬場の小倉で4戦3勝2着1回のパーフェクト連対。昨年の劇勝はむしろ必然だったのかもしれない。小倉で1分7秒を切る時計で差し勝っているだけに軽くは扱えない。但し昨年はハンデ51kgだったのに対して今年は54kgで、当時から上積みがない状況で狙うのもどうかとは思う。とはいえ今年も人気が無いので黙って買う。
◎ママコチャ
○サンキューユウガ
▲ロンドンプラン
△ストーンリッジ、ボンボヤージ
馬複5頭ボックス(10点)、3連複◎1頭軸流し(6点)
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