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その売りづらいマンションが、満額で売れた理由

こんにちは。SOLASplanning土屋麻衣子です。

出掛ける前、3歳の息子に「トイレ行った?」と聞くと、

「いったよ!」

「いつ?」と聞くと、

「きょう。」というやり取りにハマっている今日この頃です。


さて、先日、嬉しいご連絡をいただきました。

以前私がお手伝いさせていただいた物件が、満額で売れたとのこと。

私が制作したアイテムがそのお客様に刺さり、購入を後押しできたようなのです。

もちろん、第一は営業さんの努力ですが、そのサポートができたなら、とても嬉しいことです。

物件は、都心の3LDKのタワーマンション。立地は最高ですが、部屋の形が独特で、家具の配置が難しいという難点がありました。

そこで、私が何を提案したかというと、「家具のレイアウト図」です。

なんだ、そんなの良くあるじゃないか、と思われるかもしれません。

確かに、家具のレイアウト図を作りましょう、と言った時に、「もうありますよ」と見せてもらった図面がありました。

ダイニングテーブル、ソファ・ローテーブル・テレビ台、洋室は1部屋ごとにベッドを配置・・・と、ごく一般的な家具配置図面で、もちろん、悪くはないのですが、違うバージョンで作らせてもらうことにしました。

最初に行ったのは、ペルソナづくりです。(ペルソナについては、前に記事を書いています)

今回も、

何歳?家族構成は?職業は?どこに買い物に行く?休日は何して過ごす?

といった架空の人物をつくり、想像してみました。

そして、その人なら、部屋をどんな風に使うんだろう?と想像して、

洋室1:主寝室

洋室2:ワークスペース

洋室3:丸ごとクローゼット

というレイアウトをつくりました。


このような時によく出るのが「ターゲットを絞りすぎると売りづらいのでは?」という質問です。

もちろん、想定したペルソナ通りのお客様が買ってくださるとは限りません。(そうなったら、すごく嬉しいですが)

想定していなかったようなお客様が購入されることも、よくあります。

ここで私が期待することは、細かく具体的な想定をしたレイアウトをお見せすることによって、難しい間取りでも「こんな使い方があるんだー!」と思ってもらうことです。

ぱっと見で、間取りが難しそうだからと、諦められてしまってはもったいないことです。「自分ならこう使うかな・・・」と考えていただいたり、営業トークを発展させるきっかけづくりの役割ができたら、と思ってつくっています。

今回は、私が制作したレイアウト図が、ちょうど気に入っていただけたとのことで、私にとっては狙い以上の嬉しい効果でした。

また、私は、営業の場に立ち会うことはできないので、自分が作ったものがどのように使われているかを知ることができませんが、しっかり営業で活用していただけた話を伺い、またまた嬉しくなりました。

私が制作したのはレイアウト図でしたが、他にも、バーチャルだったり、ホームステージングだったりと、色々な提案手段があります。その際は、少しでもペルソナを意識してみたらよいかもしれません。

では、今日はこの辺で失礼いたします。


■Profile

SOLASplanning 代表・土屋麻衣子

不動産の「見せ方」を軸に、販促/賃貸募集コンサル・ブランディング・販促ツール制作などを行っています。

実績:中古マンション再販会社さま/不動産仲介会社さま/物件オーナーさま

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