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solar crewで実現したいこと

 2033年になるとデータ上では日本の家の3件に1件は空き家になってしまう・・・という現実について、前回(Solar-crewのきっかけ)も書かせていただいた。

やはりこれは放っておいて良いことではないだろうと思う。
地域の賑わい、活力に直に関わってくるし、ひいては治安上の悪影響も不安視されてくる。
地域の「お困りごとを解決する」と書いたが、空き家の存在自体が地域全体の困りごとになってしまう。

さて、どうやって解決していくのか。
様々なやり方があるだろうし、実際、全国で様々な人たちが今も試行錯誤していると思う。

そんな中で僕は、どうせやるなら、地域の人たちと仲間になって、一緒に、楽しみながらできる物が良いなと考えた。
そして、その方が上手くいく、長く続けることが出来る、とも。

地域との様々な関わり、その中での失敗、そういったものから学び、体験したからこそ、そう言えるようになった。

実際にどうするか。

まず、空き家のリフォームをcrewとなった人たちと一緒に作業していく。

もちろん、大がかりで危険を伴うような作業や基礎工事については、僕たちプロの工事現場で働く者達が行うけれど、壁や床工事など一般の方でも出来るような作業は実際にけっこうある。

そこをcrewの皆さんにやっていただく。
crewの皆さんと一緒にやっていく。
空き家になってしまった家屋を、再び人が集えるような場に蘇らせていく工事自体に、地域の方々と関わりながら、crewの皆さんに参加してもらい進めていく。

そして、自らの手で作り上げていった、元空き家の拠点を、リフォーム作業終了後にcrewの皆さんに様々に活用してもらう。

具体的には、crewの皆さんがそこで、学び、遊びを展開していく場となり、働く場にさえなる。
リフォーム作業中もその完成後も、crewの皆さんと一緒に、楽しみながら学び、働く場となるのだ。

また、プロの指導をもとに作業していくと、DIYのスキルが身につく。
その身につけたスキルはそれぞれが自宅に、地域に、持ち帰ってもらえる。
ちょっとした地域の困りごとは、地域の皆さんが自らの手で解決していく、そんなことのバックアップになる。
そのきっかけ作りと土壌が出来る。
それは、空き家が多くなってしまった、そんな地域に、新たな活気をもたらす一助になるのではと考えている。


自然災害の多い時代。
僕自身、いくつかの災害現場の支援に入らせていただいた。
そこで得た経験も、crewの皆さんと進める空き家対策事業に生かしたい。

忘れられない光景がある。
ある災害現場に入った際、高齢者のご夫妻が崩壊しそうな自宅を見守る為に、その自宅前のコンクリート上でテント生活をされていた。

僕たちが活用していく空き家に太陽光発電、蓄電池、耐震シェルター、そういった設備をcrewの皆さんと一緒に設置していくことによって、万が一被災した際にも地域のちょっとした防災拠点になるような場所にしていきたい。

地域の様々な困りごとの解決と活性化を、地域の人と一緒にcrewの仲間たちの手で、楽しみながら実現していく。

そんなsolar-crewの取り組みは、まずは神奈川県内で展開していきます。

第一歩はまず、真鶴町から。


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