見出し画像

ソラメンテでハーフカットパネルの点検はできます!

『太陽光パネルに異常に詳しい会社のメルマガ』vol.64

琵琶湖より愛をこめて

from 藤本 秀樹

ソラメンテでがっちりメンテ!
アイテスの藤本です。

ゴールデンウィークでしたね!

皆様はどこかにおでかけされましたでしょうか?
我が家はおでかけなしです!笑

ゴールデンウィークはどこに行っても混むので
今年は自宅(庭)でキャンプしてました。

普段はパソコンと睨めっこしていますので、
良い息抜きになりました。

さて、前回はハーフカットパネルの基礎知識について
お話しいたしました。

近年、ハーフカットセルを使用した太陽電池が
主流となっています。

ハーフカットパネルの点検にも
弊社のソラメンテ-Zシリーズはお使いいただけます。

しかし、断線の位置によって
バイパスダイオード側に迂回する電流の状態に違いがあり、
測定結果が高抵抗となる場合とならない場合があります。


上図(図1)は、表面(受光面)のセルストリングと
裏面(非受光面)のバイパスダイオードとの接続回路、
すなわち表面の回路と裏面の回路をつないでいる部分が断線した場合です。

ハーフカットパネルのクラスタ内の直列接続されたセル群を、
便宜上クラスタAとBと呼ぶことにします。

この場合は、並列接続されたクラスタAとクラスタB全体が断線状態になるため、
インピーダンス測定では高抵抗となり故障の有無を特定できます。


一方、上図(図2)は、表面(受光面)のセルストリング内部の
クラスタBだけが断線状態となった場合です。

この場合は、並列に接続されたクラスタAは
正常に接続されている状態のため、
ソラメンテ-Zでは、高抵抗とならず故障の有無を特定できません。

以上のようにインピーダンス測定器では、
並列接続されたクラスタAとBの両方が断線したときに、
クラスタ断線(高抵抗化)の特定が可能です。

実際に現場で起こっている故障位置の発生頻度は、
図2の状態よりもソラメンテ-Zで故障を特定できる
図1の状態のほうが多いようです。

今後も技術革新により、さらに高効率を実現する
新しいタイプのモジュールがリリースされることでしょう。

弊社では、新しいモジュールに対して
測定評価を随時実施しております。

皆様のパネル点検に際しての疑問を解消できるよう、
ホームページ、メルマガ、ユーチューブ等を通じて、
今後も情報提供を続けていきます。

今後とも何卒よろしくお願いいたします。

太陽光パネルに異常に詳しい会社
株式会社アイテス 藤本


▼デモ機貸し出しのお問い合わせはこちら

▼メルマガの登録はこちらのページから

▼YouTubeもやっています