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0214「バレンタインデー」

この日記を始めてから何度か意図的に書くのを諦めた日はあったものの、昨日は初めてナチュラルに書くのを忘れた。今日は忘れないうちに書いておく。

バレンタインデーに合わせてTLにチョコレートを作った系のツイートが増えている。中にはお父さんが代わりに作ったというツイートもあって笑ってしまったが、チョコレートを手作りする人は多いようだ。

個人的にチョコレートやお菓子を手作りする楽しさはなんとなく分かるし、以前ジャーケーキを作るのに一瞬ハマったこともある。ただ自分がもらう立場だとしたら既製品が良い。あわよくばパティシエが作ったものが良い。それが贅沢だというなら100円の板チョコでも良い。なんだかよく分からないけど食べ物、そして特にお菓子は「手作り感」が出なければ出ない方が良いと思う。よっぽど上手い人でない限りチョコレートやお菓子を作っても手作り感は残るので、個人的な価値観としては(一緒に作るとかは別として)プレゼントするなら手作りではない方が良い。餅は餅屋と言う通り普段から食べないものは専門家に作ってもらった方が良い。

餅は餅屋的な話で言うと最近乾選手がセルジオさんの記事にコメントした件は面白い。

言うまでもなく乾選手はトッププロ選手でセルジオさんは日本を代表するサッカー評論家、あるいは批判家であるわけで、その二人がオープンな場で意見を言うのは平凡な私なんかからするとそれだけでとても興味深い訳だが、餅屋の話に絡めると乾選手は選手屋さんでセルジオさんは(特に文字媒体では)批判屋さん。批判屋さんは選手屋さんにあーだこーだ言うのが仕事なので、餅屋に例えれば「あそこの餅は不味い」とか「汚い手で搗いてる」とか言うのが仕事な訳だから餅屋は怒るよなと。なので乾選手が怒りのアンサーツイートをするのは人間として普通のことだしセルジオさんはそれが仕事だしまぁ自然な出来事ではある。

この出来事がより面白くなるのは(TLが盛り上がったのは)乾選手のこちらの追いツイートがあったからだ。

まぁ言いたいことは分かる。。現場に出ろと。でもこれって餅屋の悪口言ってる批判屋に「そんなに言うなら酒蔵やれよ!」って言うみたいなもので、まぁ確かに原材料は似てるかもしれないし現場ではあるけどなんか違くね?的な感覚があって、おそらくそんな感じで私のTLも盛り上がっていたのでした。

この一連の件を見て思うのは、セルジオさんの愛というか、仕事に対する真摯さだ。セルジオさんはブラジルでコリンチャンスとも契約したプロ選手だった訳で、少なくともその辺の素人よりはトップ選手のことを理解できる立場にあるはず(もちろん月日は流れて変わっている部分も大いにあるとは思うが)で、日本にいらして地道に草の根活動もされて、日本語でサッカーの解説もされている。いくら商売とは言え日本や日本のサッカーが好きじゃなかったらできないことではあると思う。そんな好きなことを批判、あるいは避難するというのは結構難しい。人間嫌われたくないときほど的確に悪さを指摘したり否定したりできなかったりするものなので、仕事とは言え日本サッカーのあらゆるところに否定の言葉をかけられるセルジオさんは嫌われたくないとかそういうのを超えた愛で語っていらっしゃるのではとすら思う。実際セルジオさんがそう考えてらっしゃるかは分からないけれども。

そういう訳で確かに乾選手が怒るのも分かるし反応として普通だと思うもののセルジオさんを責めないで、というかセルジオさんのような存在を日本サッカー界として大切に思っていけたらいけたらよいなと思う。

意図せずセルジオさんの愛の話になってバレンタインデーっぽい感じになった。

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