New Normal

東京のコロナ感染者の拡大は止まらず、1日5,000人のレベルになりましたが、その割には昨年より緊張感が足らないように感じます。
昨年の4月頃は世界中が初めて経験するパンデミックに、パニック状態になっていましたね。 日本では外出を控える要請までしかできませんでしたが、海外の大都市では軒並みロックダウン。 中国などでは完全に厳しく外出禁止。 世の中はこれからどうなってしまうのか、という不安が世界中に広がっていました。
こんな時期ですから営業前線からはネガティブな情報ばかり。需要は極端に減り経済は低迷するという報告ばかりでした。

でも待てよ、そんなマイナスばかりな訳がない、多くの人々が在宅で過ごしたら今までとは違う需要が生まれるはずだ。 私のチームでは早速調査、分析、議論を開始。 そうすると色々な見方がでてきました。 ゲームは流行るだろう。 パソコンの需要も高まるはず。 特に低価格PC、教育用PCが伸びる。動画配信も増える。 店舗ではなくネット販売が一般化するはず・・・等々。 そこから事業戦略を立案し、前線にMotivateした、そんな一年前の日々が思い出されます。

実際にそれらの新しい需要は市場の予測を大きく上回り、コロナパニック状態の2020年4~6月期(中国は1~3月期)の経済成長ダウンから、翌期にはV字回復へと反転し、”巣ごもり需要”と言われるようになった。
そしてそのLifestyleはこう呼ばれました。
”New Normal”=”新しい生活様式”
この動きに先んじて乗った企業は巨大な利益をあげました。
Amazonの成功は予想どおりですが、スーパー大手のWalmartがネット販売に緊急に巨額投資をして急成長したのは先見の明あり。 一方経済下落リスクを事業を縮小した企業は低迷スパイラルに落ち込んだ。

大きな変化の時代は大きなビジネスチャンス。
そして時代が変化し続ける限り、”New Normal”は次々と現れる。
大切なことは、それを捉える感覚を研ぎ澄ますことですね。

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