見出し画像

#番外編「全身けいれんで緊急搬送」

突然ですが、昨日夜中にけいれん発作を起こし救急車で緊急搬送されました。

今は大学病院に入院しています。

人生で1回目のけいれん発作を起こしたのが、脳腫瘍の治療が終わって半年後くらいの2021年6月でした。

1回目の時は、土曜日朝から薬局で仕事で、仕事を終えて13時くらいに家に帰ってきて人をダメにするソファの上で寝転がっていました。

救急隊員「おい、そういち起きろ!」

その声で目を覚ますと目の前に幼馴染の救急隊員がいました。
どうやらソファーの上でけいれんを起こしていたようです。

私「おまえ、なんでおるん?」

となりましたが、妻が僕がソファーの上で暴れている様子を見て救急車を呼んでくれたみたいです。

救急隊員「労災か総合どっちに行ったことがある?」

私「わからない...」

確実に、総合病院の方に行ったことがあると分かっているのに、質問に対する返答が思いつかない感じです。

言葉そのものは聞き取れるけど、何と返したらいいか返答が思いつかない。意味が理解できない。

例えるならば、脳に靄がかかっているような感覚です。

正直、ソファーに寝転がってから声をかけられて目を覚ますまでの間の記憶は1ミリもありません。

舌を噛み切っており、喉に血がつかえたのか血を吐いて目を覚ましたようです。

そのまま救急隊の勘で総合病院に運んでもらい、治療を受けることになりました。

救急外来でホストイン(抗けいれん薬)を点滴されました。

けいれんの影響で、全身にとてつもない力が入ったのか全身がひどい筋肉痛でした。

おまけに舌も少し噛み切り、下の前歯も歯茎にめり込んでしまっておりグラグラしていました。

看護師さん「今日帰るか、入院して帰るかどうする?」

私「いや、帰りたいです。少しトイレに行ってきてもいいですか?」

トイレに行く許可を得たので、立ち上がり歩いてトイレに行こうとしたところ、全身に力が入らず思いっきりすっ転んでしまいました。

この時、受け身も取れず倒れたので太ももの付け根あたりを強打しました。

骨粗鬆症で骨折リスクの最も高い部分が太ももの付け根と言われており、受け身を取らずに転ぶと、ここを1番最初に打つのか!だから骨折頻度が高いんやな。
と自分の中で納得が行きました。

その日は結局、入院するハメになり美味しくはないご飯を食べ翌日帰宅しました。

結局、この日けいれん発作が起きたのをきっかけに運転を2年間禁止という処分が下されました。
2年間丸々発作が起きなければ運転解禁です。

その頃、田舎の地域に住んでいたので移動にはとても苦労しました。

その後、薬局から病院に転職したのをきっかけに都会のエリアの方に出てきて車が無くても何一つ不自由ない生活を送ることが出来ていました。

そして、発作もなく丸々2年が経過し2023年6月に運転が解禁になりました。

久々の車の運転は活動範囲が広がって非常に有意義なものでした。

平日1人休みの時は車で好きなところに行ける。
地元にも気軽に帰れる。
車の有り難みを痛感していました。

しかし、昨日(2023年8月23日)けいれん発作再発。

夜中寝ている時にけいれん発作再発。

寝ている間にベッドから落ち、背中を強打。
それでも発作はしばらく続きました。

妻がすぐに救急車を呼んでくれて、救急隊員が駆けつけましたが、またしても何を言っているのか理解できず。

妻の案内でいつも通っている大学病院へ搬送されていきました。

大学病院の救急外来についてからの事はよくは覚えていませんが、そこでももう一度発作が起きホストイン(抗けいれん薬)を点滴されたようです。

診断名は「症候性てんかん」です。
おそらく、髄膜炎の後遺症かと思われます。

その後、HCU(高度治療室)に移されしばらくそこで寝ていました。

その後、3年前に脳腫瘍の治療のために入院していた病棟に移されました。

病棟の中も、ナースステーションも面談室も外の景色も何もかもがあの頃のままでとても懐かしい気持ちになりました。

当時いた看護師さん、理学療法士さん、ナースエイドさんはほとんど全員が私のことを覚えていてくれてとても嬉しかったです。 

あの頃は、色んな看護師さんやナースエイドさんから毎日のように差し入れをもらい(サーターアンダギー作ってきてもらったり)、病院食よりもそれを食べて飢えを凌いでいました。
本当に感謝しています。

りかちゃん、ともねえありがとう
エイドさんありがとう

当時1年目でおどおどしていた子がもう4年目でピシッとしていたり時間の流れを感じました。

やはり、色んな人とコミュニケーションをとって輪を広げておくのはとても大事だなと感じました。

もう、入院はしたくありませんが、また戻ってきたいような不思議な感覚です。

車の運転は再び禁止になりましたし、内服薬も始まることになりましたが、この経験をプラスに変えていきたいと思います。

以上
緊急入院編でした


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?