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なぜ愛知芸大卒制公開プレゼンをするのか?


卒展の作品を見ていて「この作品の作者に話を聞いてみたい!」と思ったことありませんか?

僕はめちゃあります

出展者側からしても限られた展示スペースで、長い期間かけて作られた作品について全て伝えるのは難しいので「もっと伝えたい」というモヤモヤを抱えるシチュエーションは、どこの大学の卒展でも起こりうることだと思います。


その問題をどうにかできないか考えていた時に、金沢美術工芸大学の代表者プレゼンを鑑賞したのですが、正直かなり良くて「これ愛知芸大でも開催したら良いんじゃね?」と思ったのが今回の開催のきっかけです。



とはいえ他大学と愛知芸大では、作品の傾向や会場など色々と状況が違います。目的も少し変わってくると思います。

なので「愛知芸大で開催された時に予想されるメリット」をこの記事で定義共有することで、企画の精度が上がるというか。運営する側含め参加者がみな共通の目的知った上で参加できるのではないと思い

今回「なぜ愛知芸大卒制公開プレゼンをするのか?」という記事を書くに至りました。


前置きが長くなりましたが、前述の通り公開プレゼンテーションが、愛知芸大で開催された時に予想されるメリットを中心に書き示していきたいと思います。



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INFO

愛知芸大デザイン専攻卒業制作公開プレゼンテーション
2020.3.1(日)
14:00〜16:00
会場 : 学内 新講義棟

代表者9名による公開プレゼンテーション


愛知県立芸術大学卒業・修了製作展2020.2.22(土)〜3.1(日)
10:00〜17:00
会場 : 愛知県立芸術大学




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01 後輩や受験生の指針を示せる

デザイン専攻の後輩や、受験生が大学生活を送る上での一つの指針にすることができるというメリットがあるのではないかと思っています。


愛知芸大では普段先輩の課題意外の作品を見る機会がないし、どんな活動してるのかあまり知れないので、卒展だけでなく公開プレゼンをすることでそこが透明化されるのではないでしょうか。

透明化されることで、あの先輩みたいなキャリアを歩みたい!とか、うちの大学でもあんな事してる人いるんだ!先輩みたいになれるようにがんばらなきゃ!などなどメリットはあると思います。

( 個人的に、組織において透明化というものは超大事だと思ってます。)


少し話それますが、実は卒制期間中に「作品の前で作者がプレゼンをする」イベントがすでに領域別に毎年行われています。

私は高校生1年生の頃から毎年の卒展に行っていますが、3年生になった今でも一度しか参加したことありません。なぜかというと「外部に告知されない」「在校生には直前に告知される(環境領域の場合)」というのが理由です。もちろん展示室内で開かれるイベントを大々的に告知したら会場は混乱するし、告知しないのは合理的判断だと思いますが、それによって起きる損失が大きい気がするんですよね。もったいないというか。

その損失を埋めるためにも開催する意味があるのではないかと思います。



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02 企業の方や地域の方に、より大学を知ってもらえる

先輩から、内定先の企業の方に卒展に来ていただいたという話をよく聞きます。

これって、企業の方に愛知芸大の良さを知っていただける貴重なチャンスだと思いませんか?このチャンスに内定者だけでなく、他の生徒のプレゼンをしっかり聞いていただき、愛知芸大により興味を持っていただけるというメリットがあるのではないかと思っています。


また、卒展会場が長久手キャンパスに移した今

長久手市民の方が大学をより知ってもらえる機会を作ることにもメリットがあるのではないかと思います。




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03 親御さんに晴れ姿を見せれる

自分の子を美術大学に送り出す、親としてはすこし不安なところがある家庭もあると思います。そんな子が大勢の前でプレゼンをする機会はある意味親孝行になるのではないでしょうか。そんなメリットもあると思います。

実際に金沢美大での公開プレゼンでは親御さんらしき姿がたくさんありました。

自分が親の立場なら自分の子が代表者としてプレゼンしていたらとても誇らしく感じるだろうし、なんなら目頭熱くなりそうだなと感じました。



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04 優秀なデザイナーの方から講評をいただける

今回の公開プレゼンにはゲストをお呼びしており、その方にプレゼンに対しての講評をいただく形を予定しています。

今回来ていただくゲストはこの方

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愛知県立芸術大学デザイン専攻の非常勤講師をされている上島弘祥さんです

プロフィール

1979年福井県生まれ。2003年多摩美術大学卒業後、パナソニックデザイン社、ドイツのyellow design gmbh に勤務し、家電製品をはじめとする様々な工業製品のデザインプロジェクトに携わり、これまでにレットドットデザイン賞やドイツ・デザイン賞を始めとする国内外の国際的なデザイン賞を受賞。2015年にTIDS|THE INDUSTRIAL DESIGN STUDIOを設立。


毎年授業で来ていただいている方で、プロダクトデザインのみならず幅広い分野で活躍されている方です。

上島さんの講義があまりに良くて、授業終わってすぐダッシュで企画書持っていきました。ご快諾くださり、本企画のゲストをしていただくことになりました。


学生のプレゼンに、プロのデザイナーから講評いただけるのはとても貴重な機会だと思います。先輩が羨ましい。


05 たくさんの人に伝えることができる

ごく当たり前なことを上げているように思いますが、デザイナーは基本的な姿勢としてデザインしたものを伝えたいという姿勢があることを考えると

たくさんの人に伝えることができるということは、それだけで大きなメリットです。


今回の公開プレゼンでは、いつも愛知芸大の卒制に来ていただいている方、まだ来たことがない人も含め多くの方にお越しいただけれたらと思っています。




最後に

最後まで読んでいただきありがとうございます。今回が初回の企画なので当日、至らない点あると思いますが是非来ていただけたら嬉しいです。 


愛知芸大の卒展会場が県美から学内に移り賛否両論ありますが、自分はあくまでポジティブでいたいと思ってます。
移った今何が出来るのか、その中で考えた企画でもあります。



また数字含めた結果報告の記事も書く予定です、そちらの方もよろしくお願いします。




おわり


お問い合わせ先  aichi.presentation@gmail.com







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