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僕が、コーヒー移動販売を始めるまで。〜コーヒーとの出会い〜

こんにちは。

愛知県豊川市の自家焙煎珈琲豆店「スペシャルティコーヒー蒼(そう)」です。

ハンドドリップコーヒーに特化した移動販売車から始め、現在は、2台の移動販売車でイベントやマルシェの出店を行ったり、豊川インター近くにある店舗(焙煎室)、WEBSHOPを運営しています。

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僕がなぜコーヒーの移動販売車をやろうと思ったのか、そもそもコーヒーとの出会いはどこにあったのか。その辺りを今回綴りたいと思います。

新しい場を求めることが好きだった学生時代

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僕の地元は愛知県豊川市にある田舎町の「音羽町(おとわ)」で育ちました。東名高速道路音羽ICが近くにあったり、国道1号線が通ったりと、はたからみると利便性のある街ですが、結構な田舎です。(この辺りの方言で言うと、ど田舎)


高校進学時、市内の高校へ進学する同級生が殆どの中、この町ではないところ&新しい場所に行ってみたいと思い、隣の市・岡崎市にある高校へ電車通学をすることにしました。今までとは違う生活圏内で高校生活を送り、それなりに充実。地元の大学に進学し、ここでも「新しい“何か”を体感したい」と日々思いながら、コーヒーの魅力にもハマっていきました。


中国留学と喫茶店バイト

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最初は大人への憧れだったのでしょうか?


高校生のころから、コーヒーが好きで、喫茶店や珈琲店の放つ雰囲気が好きで、バーのマスター、喫茶店のマスターの様な、落ち着いてて寡黙で人の悩みや憂いを受け止めてくれるような大人な存在。


そんな存在への憧れがあったのだと思います。

何かコーヒーに携わることがしたいと、タウンページを引っ張り出し、あらゆる喫茶店に「バイト募集をしていないか?」の電話をかけ続けました。

そして、当時の豊橋駅近くにある喫茶店でアルバイトをすることになったのですが、この喫茶店マスターがとっても気さくで楽しい方で、10代の僕にも色んなことを任せてくれてました。(当時は授業の合間に無茶なシフトをいれる人だなぁと正直思っていましたけどw) 今思えば、いろんなことに挑戦させてくれましたし、喫茶店やカフェを経営する上で多くの大事なことを学びました。


大学3年生。縁があり、1年中国留学をしました。場所は「雲南省昆明市」

当時は北京や上海などに留学する子たちが多かったのですが、僕は決めたのは雲南省。多くの少数民族が暮らしていたり、一年を通してとても過ごしやすい気候。そして、僕自身全くどんな場所かイメージできない場所だからこそ、ここに留学を決めたのでした。


この一年間は僕の人生においてもかなり大きな経験だったなと、今振り返ってみても思います。


色んな民族、色んな人、色んな価値観、色んな歴史、色んな暮らし。
そのどれもが興味深くて、不思議!そして、そんな興味深々な目をしている僕をみて、色んな人がまた僕自身に興味を持ってくれたりするのです。

見知らぬ土地の生活だったのに、人づきあいも友達作りもそれまでそんなに得意ではなかったはずなのに、新しいことに出会いをみつけ、自分自身が外の世界に興味を持つ、そのことでみるみるうちに友達が沢山出来た一年でした。


雲南省では、コーヒーの生産も盛んに行われています。中国でもコーヒーが人気で、中国コーヒーの栽培の95%は雲南省とも言われています。どのコーヒーも美味しく、ご飯も、お酒も全部美味しい。今の僕があるのも、この留学した1年があったおかげかも・・・!と思うくらいさまざまな経験をしました。


就職し、新規開拓営業で経験値を積み重ね。

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留学から日本に戻り、無事に就職。地元企業の住宅資材の販売などを行う会社だったのですが、全国各地に支店があり、なんと神奈川県・厚木支店へ勤務することが決まり、縁もゆかりもない場所で仕事をすることになりました。しかし「新しい場所で、新しいことを体感できる」と思いワクワクしながら日々仕事をしていました。

仕事の内容はいわゆる「ルートセールス」というもので、担当になった古くからお付き合いのあるお客さまから定期的に材料の注文を受け付け、納期通りに現場にお届けするという仕事です。


変化の少ないこの仕事も、決して楽な仕事ではありませんが、このルートセールス先を新たに作り出す。

つまり「新規開拓」となるとこれは大変なことです。他社の材料屋さんが契約している注文を「横取り」するようなものなので。

当時社内でもこの新規開拓営業に全力で取り組む人は中々おらず、その当時、僕は逆に「チャンスだな」と思ったのを覚えています。


当時はペラペラの新入社員だし、どうせ会社も今の自分になんも期待してない!と(都合よく)決めつけ、いつかの将来の自分のお客様探しに、ひたすら色んな顧客に「飛び込み営業」したのを覚えてます。


無我夢中で新規開拓営業をし続けていたら、なんと入社一年そこそこで会社から表彰をされました。この新規開拓営業というのが僕の中でかなりヒットしたのです。やっぱり人間て表彰されるってうれしいものですね。

こうして振り返ってみると、幼少期、学生時代、社会人時代の僕は、
・新しいことに挑戦したい
・同じことの繰り返しはすぐ飽きる
・人と違うことをやりたがる
・人の行かない場所に行きたがる


そんな性分なのでしょうか。

だから、周りの皆が当たり前のようにしている事に対して、
(例えば進学は市内の高校、とか、留学行くなら北京でしょ?、とか)
「ほんとにそれでいいのかな?」
と思ってしまいます。


単純に人と一緒がいや、と思いたいわけではなくて、起きる色んな事に対して、

「これでいいや」でなくて「これでいいのか?」


いつも自分に問いているような気はします。

雲南省への留学もそんな「北京とかでいいのか?」な気持ちが働いて、
選んだ目的地。そして、自分の知らない境地に向かうことへの「面白さ」を
中国への留学で学んだ気がするのです。

自分以外の世界に興味を持ち、その好奇心がまた人を引き寄せる力になる。
その感覚は社会人時代の新規開拓営業や、今の様々なご縁に結び付いているのだと思います。

社会人として数年経ち、様々な新たな出会いがありました。

その上で「今度は自分の人生のなかで、新しいことに挑戦したい」と仕事を辞め、2013年にコーヒー移動販売車をスタートすることになるのです。

次回へ続く・・・!


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スペシャルティコーヒー蒼
住所 〒442-0005 愛知県豊川市本野ケ原1-35
TEL 0533-74-3194
営業時間 11:00-18:00
営業日 毎週水~土曜日

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