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写真を撮るように、その思い出を「ことば」で、のこすサービスの話(そのコンセプトをお譲りします。)

3ヵ月前、あるコンセプトを思いつきました。

写真撮影をするように、家族の思い出をプロのライターさんが取材。記事にしてのこすことができるサービス。

記念撮影の取材版なイメージです。

誰かに発信するんじゃなくて、自分や家族の記録として、人生の大切な一場面を言葉にしてのこす、ということがサービスにできないかな?

例えば、子どもと過ごす日常をライターさんが記事にしてくれたり、出産祝いに出産エピソード取材をプレゼントできたり、結婚を機にお互いへの想いをエッセイにしたり・・そんなことができないかな?と。

結局、コロナの影響(だけではないのですが)うまく事業化できず、ざっくりとしたコンセプトとロゴマーク等ができただけで一旦休止。久々に見直すと、すんごく自画自賛なんですが、なかなか素敵だな、と!

ですから、このコンセプトを誰か受け継いで、カタチにしてくださる人が現れたらいいな、と、人任せ?なんですが、どんなことを考えていたか、まとめてみます。

発想の原点

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取材されたい人としたい人のマッチングLOOKMEというサービスを運営しています。

実はすごいヒトにスポットライトを

というのがコンセプトなのですが、皆さん「実はすごい人」この言葉から連想するのはどんな人でしょう?

LOOKMEの「取材されたい人」に登録してくださっているユーザーさんには様々な方がいます。起業した方、音楽家、作家、俳優などのアーティスト、社会貢献活動に尽力する方など…。みなさんに共通するのは、「自分の活動をもっと広めたい」「みんなに想いを伝えたい」といった「発信したい理由」があること。

これはもちろん素敵なことなのですが、「ことばにして残す価値のあるものは、日常の中にもあるのかもしれない」ふと、そう思いました。

誰もがみんな「実はすごい人」だ、というのがLOOKMEの考え方の原点にあるのですが、「実は」が当てはまるのは、例えば、お母さん。たとえば、出産。命がけで行われる、ママとパパの希望と願いがこもった尊い行為です。

「実は」尊くてすごい、でも奔走する日々の中で通り過ぎてしまう、体験なや経験どをことばにして残すことには大きな価値があるのではないか。

そう考えて、語りかけるイメージで「anone.life」と名づけました。


コンセプト

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ことばで残す価値、と併せて、当時思っていたのは、SNSがどんどんつまらなくなってきている、ということでした。承認欲求を満たす行為にはどうやら終わりがないようで、

フォロワーをまずは1,000名。
達成したら、すぐさま10,000名。

個人が活躍する時代に個人で疲弊している人も多いのではないでしょうか?その思い出は本当にシェアする必要があるのか?もっと大切に、自分の心にしまっておくほうがよほど幸せなのではないか?

何か発信できるネタを!シェアできるコトを!と躍起になっている空気感に正直嫌気がさしていました。(それは僕自身がそうだったから、だと思う。)

anone.lifeはそうではなく、他の誰でもない、自分や家族のためだけに、言い換えると、以外の誰に見られなくっても、価値のあるサービスにしたい。

その思いからコンセプトコピーを

その思い出
シェアするよりも、
話そう、残そう。

としました。


事業化にむけて

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思い出取材&記事化サービス、というだけでは、無限に派生していくので、どんなフォーマットで、どんなテーマをことばにすることから始めようか、を議論していました。

1、テーマは?
出産エピソード?感謝のメッセージ?名前の由来?等々

2、フォーマットは?
小冊子?リーフレット?ハードカバーの本?等々

3 価格
3千円?5千円?1万円?

中でも、メンバーの一人が出してくれたアイデアがすごく素敵で、普通にメッセージカードで贈っても面白くないから、こんなのはどうだろう、と。

小中学校の頃貰っていた「あゆみ」的なものを書かれると面白いなと思いました。(あくまでもダメ出しするための物ではなくて、相手を褒めるためのツールとしてですが)特に専業主婦だと、社会から隔離されて、自分が日々コツコツやっている事を褒めてもらう場面は、そうそうにないと思います。記念日とかに旦那さんや家族から「一年間こういう所を頑張ってくれましたね(はなまる)」みたいな改めて文字に感謝を起こされたギフトを貰えたらめちゃくちゃに嬉しいよな、なんて考えました。

すばらしいアイデアだと思うですが、これを「事業」として落とし込んで考えたときに、取材にかかる経費が人件費だけでも1万円・・とすると、それに運営の利益を乗せた金額を果たして、この新しいカタチのサービスに払いたいと思ってくださるか?

そんなこんなで答えが出ぬまま、コロナの渦中に。既存事業も大きなダメージを受けている中で、今コミットするタイミングではない、と判断し、休止を決めました。


お譲りしたいもの

これまでが今まで考えてきたことです。僕自身が収益を生むという意味での事業化には自信が持てなかった。

でも、このコンセプトがカタチになるのを見てみたい、という思いが捨てきれずにいます。

なので、もしこのコンセプトを受け継いで、カタチにすることに興味がある、という人がいらっしゃれば、これらをお譲りしたいな、と考えています。

なお、選考させていただき、特定の誰かに譲渡・・ではなく、著作権フリーのコンセプトとして、希望者みなさんにお渡ししたいと思っています。

お譲りするのは

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これらです。

譲渡ですから、お金はいりません。ただ、これらのコンセプトがまとまるまで多くの方の協力をいただいていますから、誰にでも制限なくとは考えていないので、先にご連絡をいただいた10名さまを上限に、このコンセプトをお譲りしたいと思っています。(既に3名さまはお譲り先が決定。)

コンセプト、といってもまだアイデアレベルのものですから、それぞれのカタチで事業に、サービスにしていただくことにチャレンジしてくださったら、嬉しいです。

最後に「サービスが生まれるまで」をまとめたコピーを書き残しておきます。

僕たち夫婦には、2人の子どもがいます。
家族での素敵な時間はいくらでもあるけれど、
仕事に家事、育児と忙しい日々のなかで、形に残せず通り過ぎてしまったことがたくさんありました。
妊娠がわかったとき、どんな気持ちだったっけ。
名前を考えたとき、妻とこんなことを話し合ったな。
赤ちゃんに出会うまでの不安と期待がまざった気持ち。
初めて顔をみたときの感動。
そんな貴重な日々を、どんな想いで過ごしていたのか
コトバにしてのこし、家族で語り継げたら。
家族写真のように、ずっと大事にしたい、家族だけの記憶の記録。
そんな想いから anone.life は誕生しました。

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譲渡をご希望していただける方がいらっしゃったら、僕のTwitter(もしくはFacebook)アカウントまでDMください。ご相談等あれば、お気軽にどうぞー。

https://www.facebook.com/yuusaku.kominami




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