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「一勝おめでとう!」という人と「もう負けたのか」という人。

私の周りには2パターンの人がいる。

勝ったことに対して喜んでくれる人と、結果を出せなかったことに対して批判をしてくる人。


結果を追い求めていた学生時代は、後者が圧倒的に多かったと思う。

それがいいとか悪いとかっていう話ではなく、実際の割合的に。


日頃の生活の中でもよくある話だと思う。

財布を無くした時、お金だけ抜かれていたとしても、見つかったこと自体に喜ぶ人もいれば、お金を抜かれたことにショックを受けてうなだれる人もいると思う。


私が「結果」だけに捉われなくなったのは、高校最後の全国大会(以下インターハイという)で優勝した後だ。

当たり前のように「無失点」がチームの目標となり、ピッチャー陣は緊張感を持って試合に挑む。

一点でも取られると、その日の反省は「どうやったら無失点にできたか」の話で持ちきり。

誰が悪いのか、責任は9割以上ピッチャーだ。


となると、ピッチャーの人は「負けない試合」のみにこだわることになる。

どんなに身体中が痛くなろうと、どんなに苦しかろうととにかく「0」という文字をスコア上に並べることに全てをかける。

そんな時代を乗り越えてきた。


高校を卒業してから、その動きが自分の中で変わってきたように感じる。

もちろん目の前の試合で負けたくないし、常に勝ちにこだわりたい。

でも、「0」に対する執着心よりも、その場で全力を出し切った結果が勝ったり負けたりすることにようやく気がついた。


今回のヨーロッパ大会は、クラウドファンディングを通して、72名の方から支援をしていただいた資金で出場することができている。

目標を「優勝」とし、全力で戦っている中、1日目の試合でいきなり黒星をつけてしまった。

本当に悔しかった。

最終回、ワンアウトからライトのエラーで、ワンアウトランナー3塁。

続くバッターに強気で攻め、デッドボール。

盗塁されて、ワンアウトランナー2,3塁。

少しいいバッターが続いているにも関わらず、キャッチャーに「攻めたい」と意志を見せた結果、それが裏目に出てしまい、三塁線を抜かれて2点を失った。

結果、そのまま最終回一点も取れず2-0でゲームセット。


実力的には、決して勝っていたわけではない。

タイブレーク(同点の場合、ノーアウトランナー2塁からスタートするルール)に持ち込めば、ワンチャンスあったという感触だった。


「優勝」を掲げていたのにも関わらず、1日目から黒星をつけてしまったのはかなり痛いのも事実。

しかし、私に連絡をくれた人全員が「まずは一勝おめでとう」と言ってくれたのだ。


正直かなりびっくりした。

決してその言葉に自惚れていたわけでも、安心したわけでもない。

しかし、5年前同じ結果を出していたら、周りの人は今周りにいる人たちと同じように「おめでとう」と言ってくれただろうか。


きっと「結果」にこだわっていたあの頃には「勝ったこと」よりも「負けたこと」に目が行ってしまっていただろう。


しかし、今回のヨーロッパ大会は、結果どうこうよりも「必死に戦っている姿勢」に対して評価されているような気がする。

頑張ったね。と言ってくれる人たちに感謝し、今の実力を出し、今後の試合に繋げていこう。

全力を尽くすことが、私が勝利へと導ける唯一の方法である。






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世界中を駆け回るソフトボール選手。アスリートとしての新しい形「フリーアスリート」を提唱中。日々の気づきをありのままに綴ります。