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性の多様性について考えよう!

#2 性の4要素とSOGI

最近では、LGBTという言葉がメディアなどで頻繁に使われるように日本でも性的マイノリティの方が日の目を見るようになりました。
LGBTと言ってもLGBは性的指向(好きになる性)、Tは性自認(心の性)のマイノリティを表しています。
それ以外にも生まれつき持つ生物学的性やどのような性表現をするのかというものもあります。今回は性の4要素とSOGIEについてお話していこうと思います。

前回の記事はこちらから↓

1、性の4要素

①生物学的性(体の性)

生まれ持った体の特徴によって、人を男性か女性かで分けること。

*DSD(性分化疾患)というような男性・女性と分けられない性を生まれ
 つき持っている人もいます。

詳しくはこちらから↓
https://www.nexdsd.com/dsd

②性同一性/性自認(心の性)

<社会軸>→生まれた時に与えられた性
男性 または 女性

<時間軸>
出生(過去) → 現在  → 死亡(未来)

私達は生まれた時に与えられた男性と女性のどちらか生物学的な性を持っており(社会軸)、その性は多くの人の場合、生まれてから亡くなるまで生物学的な性が自分の性だと考えています。(性同一性)
しかし、中には人生の間に自分の生物学的な性に違和感を覚える人(トランスジェンダー)もいます。

*性別に違和感を覚える人のことを性同一性障害と言いますが、その言い
 方はしないようにしましょう。
*ちなみにトランスジェンダーは、昨年、WHO の国際疾病分類の精神疾
 患から外されることになりました。

③性的指向(好きになる性)

どの性別を恋愛や性的関心の対象にするということ。多くの人は異性を好きになると考えています。(異性愛)
しかし、同性を好きになる人、どの性別にも恋愛感情を持たない人もいます。(無性愛)

④性表現(表現の性)

服装や髪型、しぐさや言葉遣いなどによって、自分の性別を社会に対してどのように表現するかということ。伝統的な「男らしさ」「女らしさ」と必ずしも同じとは限りません。
また、多くの人は「体の性」の性別に沿った自己表現をしますが、「体の性」と「心の性」が同じではない人は、「心の性」に沿った自己表現をすることもあります。

「好きになる性」(Sexual Orientation)、「心の性」(Gender Identity)、「表現の性」(Gender Expression)というセクシュアリティの頭文字を組みあわせた表現のことをSOGIEと言う。

2、性はグラデーション

性は男女で分けられるほど、単純ではありません。一人一人が自己の性の在り方を持っています。私達は社会に決められた伝統的な性別の在り方で、決めつけるのではなく、一人一人の持つ在り方を尊重する必要があります。
だが、特別扱いをするというわけではなく、知識を持って、理解することが大切です。その上で、合理的な配慮が必要な場合は周りが福祉的な観点から支援する必要はあります。

3、LGBTとSOGIの違い

①考え方

(1)SOGIE
  属性や特徴を表した「何」
 (全ての人が持っている属性や特徴を表す。)

(2)LGBTQ
  主体であるのが「誰」
 (性的マイノリティという限定した人の属性や特徴を表す。)

②イメージ

(1)SOGIE
  ー何の属性を持っているか?/どんな性的指向を持っているか?ー
  A さん:ゲイ
  B さん:バイセクシュアル
  C さん:レズビアン
  D さん:アセクシュアル
  E さん:クエスチョニング
  F さん:ヘテロセクシュアル
  G さん:アセクシュアル

(2)LGBTQ

  ーLGBTQ の方は誰?/どんな性的指向を持っているか?ー

  A さん:ゲイ
  B さん:バイセクシュアル
  C さん:レズビアン      ←該当しない場合もある。
  D さん:レズビアン
  E さん:クエスチョニング

  A~EとF/Gの間に壁がある。

  F さん:ストレート
  G さん:アセクシュアル

③使われ方

(1)SOGIE

全ての人が何かしらの性的指向、性自認、性表現を持っており、一人ひとりの属性・特徴などに基づいて決まる。

(2)LGBTQ

レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダー、クエスチョニングなどの性的マイノリティを持った人を表す。

4、未来に向かって

LGBTQ という枠に囚われず、人を「個」としてみてほしいです。その中で、様々な性的指向、性表現、性自認を持った人と出会うこともあるでしょう。その時は、その人を支えるアライになって頂ければ、幸いです。まだまだ、性的マイノリティへの差別や偏見が根強い現代社会で、一人でも支えてくれる人がいることはその人にとってとても心強いものとなるでしょう。

5、参考文献


今日の投稿はここまで。次回も引き続き、「性の多様性について考える」をテーマにお話します。明日も是非、ご覧ください。

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高校3年生(元不登校、食物アレルギー持ち) 2019年 4月からセミナーや本で勉強しながら、高校生の目線からできる性教育の活動(学内イベントの開催や広報誌の作成、SNSやブログでの情報発信)を行っています。 *投稿には出典を掲載していますが、幾つかの情報での確認をお願いします。

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【シリーズ】性の多様性について考える
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  • 6本

最近では、メディアでも多く取り上げられるようになったLGBT。名前は広まってきたけど、意味はあまりよく分からないという方も多いのではないでしょうか?このシリーズではLGBTなどの性的マイノリティを毎回、分かり易く解説します。

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