1年半振りの新曲『ツミホロボシ』と1年半もかかった理由
こんばんは。シンガーソングライターのソーダ・ヒロです。
1年振りのオリジナルでの新曲が完成
この度、1年振りにオリジナルでの新曲が完成しました！
その名も『ツミホロボシ』！(あんまり堂々と言えるタイトルではないですが、、、)
【歌詞】
目覚めたての部屋のような色のない音のない毎日
空けたままのガラス瓶も
花も生けず 言葉もかけず あの日の抜け殻みたい
あの日々にほだされた ツミホロボシ
ひと匙の角砂糖の ツミホロボシ
作者のない現代画の模倣に意味を当て堂々巡る毎日
過ぎた諍いの場面も
酒に合わず 小言にならず 孤独と寄り添うみたい
あの日々に囚われた ツミホロボシ
こじらせた風邪のような「好き」の裏返し
身の丈以上の量(かさ)の居場所を求め
手放した後に降る通り雨
あの日々にほだされた ツミホロボシ
ひと匙の角砂糖の ツミホロボシ
持ち主を待ち侘びた 傘も名無し
積み上げたあの日々へ ツミホロボシ
君の幻に ツミホロボシ
この曲は以前【未完成なアイデアの弾き語り『とあるpages』】という未完成楽曲の断片を披露する企画(ソーダ・ヒロのYouTubeチャンネル内)の中で演奏させてもらった曲(同タイトル)を展開を拡げて一曲として完成させたものになります。
作るための"きっかけ"をくれたのはこちらの企画↓↓↓↓
自分の楽曲で二次創作(小説や短歌、絵など)をしていただけるなんてこの上ない幸せ。
なんとしても新曲をアップしたかった、というのが原動力にあります。
すでにこちらの企画内で課題曲として出させていただいていた『水彩画の街』でたくさんの素晴らしい作品と出会うことができました。本当に感謝してもし尽くせません。
ご参加いただいた皆様本当にありがとうございます！
こちらの企画は3月14日まで小説など創作の募集を続けております。僕以外にもPJさん、大橋ちよさん、ハナウタナベさん、ジユンペイさん、JASAIONEさん、4USさん、哲也山田さん、あずきさんの楽曲が揃っておりますので、引き続きどしどし応募お待ちしております！
新曲に1年半かかった理由
さて、オリジナル作品として出した最後の作品が昨年にアップしました『グッド・モーメント』でした。
ここから長らくの間オリジナル作品をアップしておりませんでした。
いや、正確にはアップしようとしていました。
とあるオリジナル曲の録音をしていたのですが、その録音の際、自分の歌に納得がいかず色んな試行錯誤を経た結果、録音を断念しました。
どう歌ってもメロディーというか曲の雰囲気に対して録音した歌だけが浮いて聴こえて、ただそれがなぜそう聴こえてしまうのか理由が全く分からなかったんです。
その状況を打破するためにその後何をしたかと言いますと、"カバー"を始めました。
現状打破のためのカバー挑戦
好きなミュージシャンのカバーをすることでもう一度歌うことを見つめ直し、また比較対象がある(そのミュージシャンと自分の歌唱の違い)ことで自分の歌の欠点を見つけられたら、と思ったんです。
アップしたのは3曲でしたが、その他にも2曲カバーを録音していました。
今まで曲を作ることに重きを置き過ぎて歌については二の次になっていたこともあり、カバーを通して"歌うこと"に取り組んだこの1年というのは自分にとってはとても大きな収穫のあった期間でした。
考えてみれば歌声って音楽の中で唯一の"自分が発することのできる音"。決してないがしろにしてはいけない、いや、一番気を遣わなければいけないパートなのだと改めて思わされました。
この期間に気づけたことが全て正解とは思いませんが、漠然と漫然と歌い、そこで原因が分からず悩む靄がかかった状態からは一歩踏み出せたように感じました。
悩みの出口【才の祭】への参加
そうした時、cofumiさん(詩や短歌など言葉を使った表現活動をされてる尊敬するクリエイターさん)からPJさんが発足された企画【才の祭】(クリスマスにまつわる物語を公募し選ばれた作品から音楽・動画作品を制作する企画)で「男性ボーカルを探している」というお話を聞き、ダメ元で応募させていただき、それがなんと採用となり、ボーカルとして参加させていただくこととなりました。
他者様の曲を、しかもその企画内で時間をかけたくさんの方の想いの詰まったこれまでの経緯に途中で乗らせていただくことに「本当に自分のボーカルで大丈夫だろうか」と、とても不安な気持ちに苛まれました。
しかし、この1年で悩み、自分なりに挑戦してきたものをこの大きな企画にぶつけてみたい、と、いただいた時間の中で挑戦させていただきました。
もちろんまだまだ全然未熟者で、歌として体現できていない部分も多々ありますが、
本当にもったいないほどの機会を経て、
「もう一度オリジナル作品に挑戦してみよう！」と奮い立たせていただきました。
本当に感謝してもし尽くせないです。
未完成曲の完成
今回アップしたこの『ツミホロボシ』は、冒頭でも申し上げました僕のYouTube内での企画【未完成なアイデアの弾き語り『とあるpages』】にてボイスメモに残していた未だ断片しかない曲を歌った一曲を、「一度完成させてみよう！」と奮起して制作した曲です。
ジャケットのイメージもなんとなく湧いていたので、曲や歌詞のストーリーになぞらえたものを静物画仕立てに並べて作りました。
メロディーが浮かんだ時に一緒に出てきたこの「ツミホロボシ」というワードから自分の内面を掘り下げて歌詞にしていきました。
後ろ暗いこと、未だ整理のつけられない後悔、届かないと知りつつ祈るように願うように送る贖罪(しょくざい)の気持ちを、この『ツミホロボシ』という曲に詰め込みました。
未熟者の曲ですが、どうぞ聴いていただけると嬉しいです！
【うたスト！】課題曲
また、こちらの曲は【うたスト！】の課題曲にもなっておりますので、この曲を題材に小説や短歌、イラストなど創作していただけると嬉しいです。
すでにイラストにしていただき大変光栄に思います！
これからもどんどんオリジナル作品を作っていけたら、と思いますので見守っていただけるとありがたいです。
ではまた！
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