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人間の身体は適応障害。頑張れ前頭葉。

歩いていれば日陰にも日向にも出会います。

夏は暑苦しい日なたから日陰に逃げ込みたい。
太陽が恨めしくて、涼しく潤う木陰がありがたい。

逆に冬は温かい日だまりで日向ぼっこしたい。
日陰は寒くて恨めしい。陽の光がありがたいと思う。

勝手なもんです。人間って。

恒温動物だからね。
体温と気温の差が開くと、自律神経が体温調整に忙しくなる。身体が37度を保とうと頑張るから疲れてしまうのです。

だけどそれは人間の勝手。
体温を気温に合わせる生物がいれば、季節に合わせて体毛を調整する動物もいる。自然に抗わないのが自然の流儀。自然に適応するのが自然の流儀。
他の生物に言わせると、人間は環境適応障害なのです。トホホです。

人間は知恵を積み重ねて生存しています。
前頭葉を発達させて社会システムを形成し、時空間で知恵を合わせる工夫をを重ねて現代社会まで発展させました。前頭葉の功績は凄いけど、恥を作ったのも前頭葉。人間は生きやすさとセットで生きづらさを獲得したのです。

だけど、ここまで来たら、いまさら獣に戻れない。放っておいたら争い合うのは動物らしさ、人間として平和を作るにはやっぱり頭を使うしか無い。

頑張れ、前頭葉。お前なら出来る。人間のカッコよさを見せてやろう。


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