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ソーシャルセクター特化型のお仕事探しサービスを始めます。

皆さん、こんにちは!
虐待問題に向き合っているRASHISA代表のおかしょーです。

この度、RASHISAで新規事業として「ソーシャルセクター特化型のお仕事探しサービス」をスタートします。
※「就職」「転職」だけではなく、「副業・複業」「インターン」「アルバイト」「ボランティア」も探すことができるため「お仕事探しサービス」と呼んでいます!

虐待問題に向き合っている我々がなぜこの事業をスタートするのか。
現在世の中にどんな課題があるのか。
その課題をどのように解決していくのか。
そして私たちは何を目指していくのか。

そんなことを今日は書いていきたいと思います。
(前置きが長いのでサービスを知りたい方は「パーパスキャリアとは」から読み進めてください🙆‍♂️)

きっかけ

私たちは現在、RASHISAワークスというサービスを運営しています。
サービスの詳細や実績はこちらをご覧ください。

「虐待の後遺症で悩む虐待サバイバーの方に収入と社会との接続を作ること」を目的に2020年4月から運営しています。ビジネスモデルの説明をします。

まず、RASHISAが企業様から在宅ワーク可能なお仕事を受注します。
その内容を指示書などに落とし込みます。
そして、RASHISAワークスに在籍しているワーカーさんにお仕事のご依頼をするというモデルです。

他にも私たちは学習プログラムの提供やコミュニティの運営なども行っています。
事業のいき着く先。それは「虐待の後遺症による働きづらさの緩和」です。
日々事業を運営していく中で「どんな虐待の後遺症があるのか」「その後遺症は何が問題なのか」といった定性データが溜まってきます。その定性データを元に「どのようにすれば共存しながら働くことができるのか」という問いを立てます。そして、「継続して働ける仕組み作り」に昇華していっています。現状はRASHISAワークス内でしか展開できていない仕組みです。しかし、これは「虐待の後遺症」に関わらず「多くの人」の働き辛さの緩和に繋がると私たちは考えています。

だからこそ、この仕組みをしっかりと体系化して、企業コンサル、国への政策提言などに繋げていきたいと思っています。

この目的を達成するためには「企業様から沢山のお仕事を頂く」必要があります。と僕は思っていました、、、、実際にそれは正しいと思います。
しかし、もう一つ新たな考えを思いついたのです。

それが、「自社で沢山お仕事を作る」ということです。
RASHISAワークスというBPOサービスだけではなく、自社事業を作って、そこで生まれたお仕事をRASHISAワークスのワーカーさんにご依頼するのです。そうすればより早く、より大きな課題解決ができると思いました。

この考えを思いついたのが7月11日(日)。
翌日、notionで背景などをまとめメンバーに共有したのが7月12日(月)。

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そこから、数十ものタスクに分解して今日までコツコツやってきました。

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そして!!!
つい先日の4連休でサービスの方向性が明確になったので、このnoteを書いてます。

ソーシャルセクターの出会いが非効率すぎる。

この2週間ほどでソーシャルセクターの企業様7社、ソーシャルセクターを志す人、既に働いている方6人のお話を聞かせてもらいました。(これからもっと増やしていく予定です。ご協力してくださった皆さんありがとうございます!)

そこで出てきた課題がこちらです。

【企業】
『自社が求める人に中々出会えない』
例えば、ビジネス面も強い人を採用したいがボランタリー精神が先行しすぎてしまっている方のエントリーが多い。(ビジネス面の事業的側面とビジョン面の社会性側面の両面が大事。)
例えば、そもそも自社の認知度が低く、採用が上手くいかない。

一方でソーシャルセクターを志す個人の方の悩みは...

【個人】
『自分に合った企業を見つけることができない』
『本当に適切なお給料が入るか分からない』(新卒の方の場合は親御さんも心配をされるそうです。)

という明確な課題が存在していました。
しかし、僕がソーシャルセクターの会社を検索してみると少なくとも200近くのリストを作成することができました。(世の中にある会社の数が400万社ほどと考えるとかなり少ないですが)

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つまり、「働きたい!」と意志がある人材の元に適切な情報が行き届いていないのです。

パーパスキャリア図解

そこで、私たちは「ソーシャルセクターの出会いを最適化」というコンセプトの元、これからパーパスキャリアの運営を行っていきます。

パーパスキャリアとは

近年、「パーパス経営」という言葉を耳にするようになりました。
パーパスキャリアはパーパス経営から着想したRASHISAの造語です。

「目的を持ったキャリア設計」という意味があります。
そして、今回はその中でも「ソーシャルセクター」というカテゴリーにおいて事業展開をしていきます。

コンセプト (3)

パーパスキャリアでできること

パーパスキャリアに登録することで3つのことができます。

①企業を探す。
②企業を紹介してもらう。
②企業からスカウトを受けとる。

関心のある社会課題を軸に企業を探すことができます。
関心のある社会課題を軸に企業を紹介してもらうことができます。
関心のある社会課題に取り組んでいる企業からスカウトDMがもらえます。

また、パーパスキャリアは「就職」「転職」だけではなく、「副業・複業」「インターン」「アルバイト」「ボランティア」も探すことが可能です!

パーパスキャリアの利用方法

大きく分けて3工程に分かれます。

会員登録 をお願いします!
②レコメンドを待ちましょう!
②企業を探しましょう!or企業からのオファーを待ちましょう!

まずは会員登録をお願いします。
会員登録完了後、1営業日以内に担当からメールで「あなたに合ったソーシャルセクターの企業様」が送られてきます。(これをレコメンドと呼びます!)

2021年7月28日(水)時点でパーパスキャリアは25カテゴリー176社のソーシャルセクターの企業様リストを保持しています。
その中からあなたが関心のある「社会課題」とご希望の「関わり方」を軸にパーパスキャリアが企業をレコメンドさせていただきます。
※関わり方は「就職」「転職」「副業・複業」「インターン」「アルバイト」「ボランティア」などのことです。

パーパスキャリア図解 (2)

イメージはAmazonさんのレコメンド機能に近いです!
例えば、最近僕はAmazonさんで「ジェンダー 本」と検索をしました。
すると、下記のように僕にあった商品がレコメンドされるようになりました。

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このような感じであなたの価値基準を元にソーシャルセクターの出会いを作っていきたいと思います。
※こちらは人材紹介事業とは異なります。また、全ての企業様がパーパスキャリアの提携先企業というわけではありません。カテゴリーは今後、増減されます。企業様は今後増えていきます。

「ソーシャルセクターの出会いを最適化」とは?

お次に「ソーシャルセクターの出会いを最適化」について触れたいと思います。パーパスキャリア

現状、ソーシャルセクターで働きたいと考えている人の課題は先ほどお伝えしました。では、その解決策はどういったものがあるのか。
それが「人から教えてもらう」というものです。
例えば、「自分の就活軸を人事さんに話して、相性が良さそうな企業様を教えてもらう」や「自分の関心分野を友達に話していたら、友達から企業を紹介してもらった」などです。

パーパスキャリア図解 (1)

このようなやり方だと就職活動や転職活動などが上手くいく人は「繋がりが多い人」に限定されてしまいます。また、そもそもそれなりの認知度が高い企業様のみにしか出会うことができません。

一方で企業様や団体様も「認知度が高い企業様・団体様」のみ採用活動がうまくいくことになります。

これらの不を解決するために「パーパスキャリア」が人と組織の間に入って、最適な出会いを作っていきます。
例えば、あなたが「虐待問題」に関心があるとサービス登録時にプロフィールに書くとします。
そこでパーパスキャリアからは「あなたが知っているであろう団体や組織」のレコメンドはもちろん、「恐らくあなたが知らない虐待問題に関わる企業様」のレコメンドもさせていただきます。
このような仕組みがあることで「誰もが平等に組織と出会い、どの組織も平等に認知拡大」をすることができます。

まさに「ALLソーシャルセクター」です。
これまで1社1社で広報活動を行なっていた企業がパーパスキャリアというひとつの媒体で広報活動や採用活動を行なっていくのです。それが「チームソーシャルセクター」であり「ALLソーシャルセクター」です。

そんな世界をパーパスキャリアを通じて実現していきます。

パーパスキャリアの開始時期

このnote公開がパーパスキャリアのβ版スタートとなります。
現在は、このnoteと複数のサービス(メール機能やGoogleフォーム、LINE@など)を活用して運営をしていきます。ここで、より適切なレコメンド方法の模索やユーザー体験を作ります。
そして2021年11月にwebサービスとして正式版リリースを目指したいと思います。

虐待問題の難しさ

最後に裏話をさせてください。
冒頭でなぜこの事業をするのかを説明しました。
実はもう一つの目的があるのです。

話を私たちが日々向き合っている虐待問題に戻します。
虐待というものは様々な要因が複雑に絡み合って発生します。
「貧困」「子育ての知識不足」「性教育」「パートナーシップ」「障害」などなど....虐待問題に向き合うということは、様々な社会課題に向き合うということなのです。それは1つの組織では解決できません。

このような考えは諦めであり、覚悟でもあると私は考えます。
自分たちだけでは、課題解決ができないという諦め
そして、自分たち以外のあらゆるステークホルダーの方々と志を重ね合わせ、進んでいくという覚悟

そうです。もう一つの目的は「まだ出会ったことがないソーシャルセクターの方々と出会うこと」です。また、「ソーシャルセクター全体の活性化」が目的でもあります。

正直、このような発言をすることにとてもビビっています。
なぜなら、そもそもソーシャルセクターやソーシャルビジネスという言葉はここ2,3年で生まれた言葉ではありません。

私たちの大先輩の社会起業家の方々が創ってくださった道です。その道にたまたま「ソーシャルセクター 」や「ソーシャルビジネス」という言葉が生まれました。
私自身も日本を代表する社会起業家の方々に沢山学ばさせていただきました。(そしてこれからもお願いします!)

そんな先輩方が創った道に乗っかっていいのか。
そう思っていました。
しかし、悩んでいても何も生まれません。今回、ここで明言することで前に進んでいくと決めました。

私たちは「虐待問題」を解決していきます。
それと同時に、いや、そのためにも「ソーシャルセクターの出会いを最適化」していきます。
僕、今めちゃくちゃワクワクしています。(不謹慎かもしれませんが)
これから多くの人がソーシャルセクターに飛び込みます。
これから多くのソーシャルセクターが繋がっていきます。

ソーシャルセクターの出会いがあるところに、パーパスキャリアあり。
パーパスキャリアがあるところに、最高のご縁あり。

一歩一歩頑張っていきたいと思います。
皆さん、これからもよろしくお願いします!!

最後に

RASHISAワークスに関して
もちろん、これからもガッツリ運営していきます!
現状はRASHISAのメンバーの多くがRASHISAワークスにコミットしています。というか、パーパスキャリアにコミットしているのは現状僕1人です!

個人の方:サービスのご登録に関して
少しでも興味ある!と思ってくださった方は下記の画像をクリックしてサービス登録をお願いします!

パーパスキャリアバナー_1 (1)

企業の方:サービスのご利用に関して
ソーシャルセクターの企業様(NPO・株式会社・一般社団法人など法人格は問いません)でパーパスキャリアを利用したい!と思ってくださった方はお手数おかけしますが、こちらからご連絡を頂けますと幸いです。
私(おかしょー)がzoomでサービスの説明や貴社のヒアリングなどをさせていただきます。

メディアの方:取材などに関して
パーパスキャリアを取り上げたい!という方はこちらの連絡先からお問い合わせ頂けますと幸いです。

それでは、皆さんここまで読んでくださってありがとうございました!
暑い日が続きますが、熱中症や新型コロナウイルスに気をつけて、ご自愛くださいませ🙏

私も沢山、お水を飲んで頑張ります!

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