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社会人になる私が、瓜生原研究室を振り返る

こんにちは!同志社大学瓜生原研究室5期生の橋川萌音(はしかわ もね)です。今回、瓜生原先生が本を出版されたということで私は、瓜生原研究室での活動を振り返ってみました。最後まで、お読みいただければ幸いです。

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1.瓜生原研究室に入ったきっかけ 『人のために役に立ちたい』

私は高校大学と体育会のマネージャーとしてサポートする中で”誰かのために役に立つことに喜びを感じる”価値観が自分の中にあることを発見しました。そこから発展し大学2回生の頃、もっと多くの人のために役に立つことで、社会貢献がしたいと思うようになりました。

そんな中で、瓜生原研究室と出会いました。瓜生原研究室では、ソーシャルマーケティングを学び、未解決の社会課題を解決するために活動を行なっていました。ソーシャルマーケティングとは、社会に望ましいとされる行動指針や考え方を、認知・理解し社会に浸透させるためのマー ケティングのことです。その社会課題の一つとして、『臓器提供の意思表示率の低さ』に着目しています。オープンゼミで、実際に移植を受けられた方のお話を聞き、私に何かできることがないかと感じ、瓜生原研究室に入ることを決めました。

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2.瓜生原研究室3回生の活動(MUSUBU)を通じて学んだこと

2年半の活動、全てが大切な思い出なのですがその中で、一番印象に残っているのは3回生の1年間です。3回生では、主にMUSUBUというイベントを開催するために活動を行いました。MUSUBUとは、子供から大人まで幅広い方々が参加することができる臓器提供の意思表示啓発イベントのことです。

開催日の10月に向けて、4月から6ヶ月間企画・広報・運営を自分たちで行いました。その中で最も困難だったことは【集客】でした。認知拡大を目的として行った教育機関への宣伝依頼は、移植医療文化の浸透不足からことごとく断られてしまいました。さらに、人は無関心なことには行動を起こさないために無関心層に対して、社会課題に関心を持たせることが困難でした。しかし、諦めることなく教育機関以外で集客できる場所や無関心層に社会課題に関心を持ってもらうためにできることを考えチラシ配りを粘り強く行いました。その中で、「熱意」の大切さを学びました。

”全く知らない誰かに私たちの活動を共感してもらい協力してもらう。”
共感し協力してもらうためには、自分自身の思いを伝えて相手の気持ちを動かさなければなりません。そのためには「熱意」が必要不可欠でした。「熱意」が相手に伝わって、相手の心を動かすことができます。チラシ配りを始めた頃は、”本当に全く知らない人にお願いしチラシを置いてもらえるのか?”など不安がたくさんありました。しかし、実際に電話や訪問でお願いする中で「熱意」を持って自分自身の気持ちを相手に伝えることで多くの方々は優しく話を聞き協力してくださいました。会社の方針として全てのチラシをお断りしているお店の方も、一個人として活動に共感してくださいました。私は「熱意」を持って行動することで、全く知らない誰かを巻き込むことができた時とても嬉しく思いました。

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チラシ_移植医療科学館オリジナル

3.瓜生原研究室を経験して、今後やっていきたいこと

私はこの春から社会人になります。2年半の活動を通じて、少しずつですが成長し、自分のやりたいことを見つけ、社会への新たな一歩を踏み出すことができたと思います。MUSUBUでの広報の経験では、人を動かす難しさと動かせた時のインパクトの大きさを身をもって実感しました。そこから広告業界に興味を抱き、広告会社で働くことを決めました。瓜生原研究室で培った熱意を持って、人のココロを動かすことを生涯をかけて仕事にしていきたいです。

これらの活動ができたのは、瓜生原先生の全身全霊のサポートがあったからだと改めて思います。本当にありがとうございました。

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是非、ソーシャルマーケティングや社会課題に興味のある方、瓜生原先生の本『行動科学でより良い社会をつくる-ソーシャルマーケティングによる社会課題解決-』をご覧になってみてください。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

橋川萌音






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