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問題解決力を鍛える!アルゴリズムとデータ構造

あらすじ
けんちょんさんが本を出したということなので、買う

想定読者
C++の基本文法が読める人
アルゴリズムやデータ構造に関しての基礎知識はゼロから


内容
計算量の概念ってどんなもの?から始まり
- アルゴリズムで解ける問題と現実とのつながり
- 問題を解くための基本となる道具
- それらのを使った少し応用の話題
という流れに見えます。


「基本となる道具」は大まかに分類すると以下の二つです


1. 道具としてのデータ構造
リストやソート、ハッシュテーブルなどは使うことが多いですが、その内部構造はどのようになっていて、計算量の考え方で見るとどのようなときに使えるのかという視点でとても丁寧に説明がされています。
これらがないと始まらない文字通り道具としての基本です。

また、木やグラフといった概念もここに入るかなという感じです。


2. アルゴリズムを考える中で多くの問題に共通している概念
貪欲法、二分探索、動的計画法(DP)など
若干抽象的ですがこれがないと始まらないというような考え方がこちらも丁寧に説明されています。



両方に共通して抱いた感覚として、土台となる部分を築く、というイメージでした。
(説明の上での具体例はそれぞれあるものの、)これを読んだだけでさあ色々な問題が解けるというわけではないと思います。
どちらかというとこれから演習を重ねたり他の解説を読んだりするのを潤滑に進めるためにこの本を読んでおくとよさそうです。


余談
PAST本は買うかは今のところ迷い中です。
PAST本を使った勉強会とかが始まりそうな流れになったら買おうかなとか思ってます。

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