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ペナルティエリア内での得点力が爆上がりする練習

なかなか点が入らない、、、、、                   シュート練習はしているのに何故だろう、、、、            味方にボールを当てて落とすシュート練習やプルアウェイの動きを入れた練習、カットインからの練習などいろんなシチュエーションを試したのに結果が出ない、、、シュート練習では得点率が上がってきているのにいざ試合になるとうまくいかない、、、、そんな悩みの根本的な理由は「意識」かもしれません!

実はゴール前で自分たちがチャンスな時、相手は必死にゴール前に戻り、体を投げ出して守ってきます!何を当たり前なことを言っているんだと思ったそこのあなた。大正解です。こんなこと当たり前なのですが、頭で分かっていても身体に染み込ませることはかなり難しいということを指導者は自覚しなければなりません。指導者の役割の一つはよりゲームライクなシチュエーションをトレーニングの流れや構成を用いて選手に提供することだと私は考えています。

それでは具体的にどのような練習がペナ内得点力につながるのかということについて話していきます。テーマは3つ。「ボールの置き所」そして「3割の力でシュートを打て!」です。 

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シュートを打つコーンからゴールまでの距離はゴールエリアより遠くペナより近いくらいに設定し、トラップから素早く外側の足でシュートする。ディフェンスはトラップした後に軽く接触する程度寄せてあげる。トラップは外足の前あたりにコントロールし、外過ぎてもシュートは入りづらくなり、内過ぎると身体を入れられない。選手によくある傾向としてトラップで外や前方に逃げる、プルアウェイの動きで逃げるなどがあるが、そのような傾向が見られたときはフリーズをかけ、ゴール前にそのようなスペースはあるのか、実際ゴール前の状況はどうなっているのか想像させ、練習の意図を考えさせるように仕向ける。ここで気をつけるのが、選手の最初の選択を否定しないことです。サッカーに正解を求めてはならず、練習に意図が存在するだけであるからです。これが「ボールの置き所」です。

次に「内側肩甲骨で壁を作れ!」の説明に移ります。正直先ほどのボールの置く位置は相手につつかれるかどうかというギリギリのラインです。そこでボールと相手の間に壁を作ります。イメージ的には完全に外向いてしまうくらいを意識して、内側肩甲骨で受け止める感覚で腕を広げシュートするスペースを作ります(めっちゃ大切なポイント!!)。相手の体重、プレッシャーを感じながらシュートする感覚を掴みましょう。あとは身体をしっかりひねる余裕を持つことです。

最後に「3割の力でシュートを打て!」ですがこれは点を決める上でとても大切な感覚を養います。本来キックはある程度精度と威力が反比例するものだとだと考えています。そしてキーパーには威力関係なしに絶対取れないタイミングとコースが存在します。点が決められない人はその感覚がないに等しいことが多いです。3割の力とルールを決めることで、選手の変化としてまずキーパーをよく見るようになります。そしてコースをよく狙うようになります。

ある程度のプレッシャーの中で、身体をぶつけ、身体の使い方を意識しながら、スムーズなトラップからシュートまでの動きで、丁寧にコースを狙う。この一連の動きをポイントを意識しながら反復練習する。これでチームの得点力爆上げ間違いなしです!!

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