本を読む人だけが手にするもの 藤原和博
本日紹介しますのは、こちらの本です。
1955年東京生まれ。
東大を卒業後、リクルートに入社後、2003年杉並区立中学校校長、
2016年奈良市一条高校校長も務めました。
「本書は「なぜ本を読むといいのか」について考える本である。
親や先生はみな、子どもに、本を読みなさいと言う。しかし、反対にどうして読まなくてはいけないの?読むといいことあるの?と正面から問い返されたら、理路整然と答えられる大人はなかなかいない。」(本文抜粋)
先日のnoteに引き続き、読書論についての著作です。
私はどちらかというと乱読するタイプ(何でも読む)ですが、
時々こういった読書という行為について書かれた本を読み、
読書の意義を考え直しています。
著者はこれまで、読書論や、キャリア論について多くの著作を発表しており、それらは読書についてもたらされたようです。
しかし、著者は高校生までは全く読書をせず、大学の国語の入試ではかなり苦労しました。
大学3年のころ、先輩にビジネス書を勧められ、そこから読書を少しずつするようになりました。
紹介された本は以下の3冊です。
☆趣味としての読書から人生を切り拓くための読書へ☆
「成熟社会では本を読まない人は生き残れない。20世紀型の成長社会が象徴する「みんな一緒」という時代から21世紀型の成熟社会が象徴する「それぞれ一人一人」という時代に変わったのである。
成熟社会になると、ただやみくもに頑張っているだけでは「みんな一緒の幸せ」をつかむことはできなくなる。
それぞれ一人一人が自分自身の幸福力を編集し、自分オリジナルの幸福論を持たなければならない時代に突入したのである。
それぞれ一人一人の幸福論をつかむための軸となる教養は、自分で獲得しなければならない。そのためには、読書が欠かせないというところに行き着くのだ。
親の言うとおり、先生の言うとおりに生きたとしても、うまくいく保証はひとつもない。彼らにとって成熟社会は、未知の世界だ。だからこそ、人生の糧を得る手段として読書をする必要があり、教養を磨く必要があるのだ。」(本文抜粋)(一部略)
かなり長くなりましたが、著者の読書についての考え方を引用させていただきました。
私の中で読書をすることによって得たものは、
「自分の知らない世界を知れること」なんですね。
勉強のこと、スポーツのこと、仕事のこと、私が今まで経験したことなんてほとんど大したことないのですが、読書によってその方になり切ることができるんですよ。
しかも1000円~2000円程度の投資で。
めっちゃお得だと思いませんか?
以上です。
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