2bp BTN vs BB turn 集合分析 ~J high T high~
こんにちは。NAOKIです。
このたびturnの集合分析を行ったので、結果をつらつら記事にしていきたいと思います。
今回はJ high T high編です。
基本的なことはこちらの記事に書いておりますので、ご確認ください。
flop
J high , T highはflopで30%ベットと80%ベットの2種類のパターンを分析しました。また、分析に使用したflopはそれぞれのサイズが30%以上使用されているものを抽出しました。
flop 30%ベット
Jc6d5s Jc6d2s Jc4d3s Js5d2s Jd5s3s JcTd4s JcTd6s Jc8d4s Tc5d2s Ts5s4d Tc7d2s Tc9d3s Tc8d2s Ts7s2d Td7s4s
の15種類(15×49=735サンプル)
flop 80%ベット
Jc8d4s Jc9d7s JcTd6s Js8s3d Js9s4d JsTs9d Td9s5s Ts8d6s Ts9d6s
の9種類(9×49=441サンプル)
J,T high flop 30%ベットの分析結果
turnのベットサイズが150%,80%,40%の時に、ベット頻度が30%以上あるボードファクターとチェック頻度が70%以上あるときのボードファクターを以下に示します。
上の結果より以下のことが分かりました。
①150%ベットの頻度が高く、40%ベットの頻度が低い。
②Lagで150%ベットの頻度が上がる。
③Overで150%、80%ベットの頻度が上がる。
④Mid or Botでチェック頻度が上がる。
②~④を実際のボードを見て確認していきます。
②Lagで150%ベットの頻度が上がる。
flop Jc8d4s turn 3s
毎度おなじみのLagでポットオーバーです。
③Overで150%、80%ベットの頻度が上がる。
flop Jc8d4s turn Qc
flop Jc8d4s turn Kc
flop Jc8d4s turn Ac
Qは150%、80%ベットの両方を使用します。
Kは150%ベット、Aは80%ベットの使用頻度が高いです。
④Mid or Botでチェック頻度が上がる。
flop Jc8d4s turn 8s
flop Jc8d4s turn 4d
こちらも毎度おなじみでMid or Botでチェック頻度が上がっています。
J,T high flop 80%ベットの分析結果
turnのベットサイズが150%,80%,40%の時に、ベット頻度が30%以上あるボードファクターとチェック頻度が70%以上あるときのボードファクターを以下に示します。
上の結果より以下のことが分かりました。
①フロップ30%ベットの時と同様に大きいサイズが好まれる。
②Lagで150%ベットの頻度が上がる。
③Overで80%、40%ベットの頻度が上がる。
④Midで先ほどと同様チェック頻度が上がるが、Botだと先ほどに比べ80%ベットの頻度が上がる。
⑤Flashが落ちた時、フロップ80%ベットの方がフロップ30%ベットに比べ、ベット頻度が高い。
②~⑤を実際のボードを見て確認していきます。
②Lagで150%ベットの頻度が上がる。
flop Ts 8d 6s turn 2h
合言葉は「ラグが落ちたらポラライズ」です。
③Overで80%、40%ベットの頻度が上がる。
flop Ts 8d 6s turn Kh
flop Ts 8d 6s turn Ks
turnはQ、JよりもA、Kが落ちた時の方が、ベット頻度が高くなります。
また、As、Ksが落ちた時は40%ベットのみを使用します。
④Midで先ほどと同様チェック頻度が上がるが、Botだと先ほどに比べ80%ベットの頻度が上がる。
flop Ts 8d 6s turn 6c
これはフロップのサイズが影響しています。
フロップ30%ベットにはペア以上は全てコールしますが、フロップ80%ベットにはボトムペア一部を降りるため、わずかにベット頻度が増加します。
⑤Flashが落ちた時、フロップ80%ベットの方がフロップ30%ベットに比べ、ベット頻度が高い。
flop Ts 7s 2d 30%ベット turn スペード (平均ベッド頻度 35.6%)
flop Ts 8d 6s 80%ベット turn スペード (平均ベッド頻度 44.6%)
ベットの基本原則は、「安く広く、高く狭く」です。
フロップの安いベットは広いレンジで打っているため、ターンでflashカードが落ちた時、レンジ全体に対するフラッシュの割合が小さくなるので、広くチェックする必要があります。
しかし、フロップの高いベットは狭いレンジで打っており、もちろんその狭いレンジにはフラッシュドローも多く含まれています。そこでターンでflashカードが落ちた時、レンジ全体に対するフラッシュの割合が先ほどより大きくなるのでベット頻度は高くなります。
J high T high まとめ
今回の集合分析の結果をまとめを以下に記します。
①150%ベットの頻度が高く、40%ベットの頻度が低い。
②Lagで150%ベットの頻度が上がる。
③Overで150%、80%ベットの頻度が上がる。
④Mid or Botでチェック頻度が上がる。
①フロップ30%ベットの時と同様に大きいサイズが好まれる。
②Lagで150%ベットの頻度が上がる。
③Overで80%、40%ベットの頻度が上がる。
④Midで先ほどと同様チェック頻度が上がるが、Botだと先ほどに比べ80%ベットの頻度が上がる。
⑤Flashが落ちた時、フロップ80%ベットの方がフロップ30%ベットに比べ、ベット頻度が高い。
最後に今回の集合分析のexcelシートを公開します。
ご自由にお使いください。
最終回まであと3回です。
次回はまさかの展開「2bp BTN vs BB turn 集合分析~Low board~」編です。
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