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これまで、これから

新居が少し落ち着いたので、2019年の振り返り。昨年を表す字は「転」。転居、転職、人生の転機。今までになくめまぐるしい一年だった。

1月 ネフローゼ再発、入院
5月 家族で赤羽に引っ越し
6月 転職 雑誌と福祉の世界へ
7月 婚約
12月 埼玉に引っ越し

大きな出来事はこんな感じ。
ひとつひとつ振り返ってみる。

健康
昨年の再発以降、リツキサンという新しい薬を使いはじめた。そのおかげか、最近はとても調子がいい。とくにしんどい副作用もなく、めちゃくちゃ優秀な薬で、人の名前みたいなのでリツキちゃんとかリッキーとか呼んでいる。でもずっと頼っているわけにはいかない。今年の6月で、いったん全ての薬を切る予定。

仕事
仕事では、とにかく自分の至らなさに負けそうになることが多かった。仕事柄、ずっと突きつけられるのは「あなたは何を面白いと思うの?」という問い。すべてが新しすぎて、そこを言語化するのがとても難しい。空気を読みすぎて自分の意見が言えなかったり、逆に相手のことを考えられていなくて失敗したり、悔しいことだらけだった。自己否定の負のループにはまって、消えてしまいたいと思うことが何度もあった。でも、そういうときに自分を支えてくれたのも、福祉から学んだ言葉や考え方だったりした。

今年は、報告・連絡・相談をもっとこまめにするようにしたい。私はうまくいっていないときほど抱え込んでしまう悪いくせがある。ちゃんと話した方が、後々自分が楽になるから、きちんとしたい。焦らず、行動の前に一呼吸おくことも忘れずに。

もうひとつは、相手に敬意を払うこと。仕事の段取りや、ものの言い方ひとつでも、この半年間は進めることだけに精一杯で、良い進め方ができなかった。自分の段取りだけでなく、どうすれば相手が気持ちよく動けるか、ちょっと立ち止まって考えるのは大事だ。戒め。

それから、もっと自分を表現すること。考えている企画自体は悪くなくても、伝え方ひとつでうまくいかなかったり、取材のときに緊張しすぎてうまく質問できなかったりすることがよくあった。「これでいいのかな?」と、いつも正解を自分の外に求めすぎていた気がする。初めてだからと言い訳しないで、自分の思う面白さをもっと表現していけたら、この仕事はもっと面白くなると思う。

仕事の抱負は尽きない。。。

婚約
7月に婚約してからは、本当にライフイベントが目白押しだった。式場決めとか、ご両親への挨拶とか、両家顔合わせとか、自分がそんなことをする日が来るなんてね。

婚約してから数ヶ月の間は、あほみたいに幸せだった。愛する人といっしょに歩んでいけるということが、いっしょに未来を考えてくれる人がいるということが、信じられないくらい嬉しくて。今まで感じたことのない、心強さとか愛情とか信頼とか、色んなものが入り混じった気持ちになった。今は現実が見えてきて、少し落ち着いてきてはいるけど、やっぱり嬉しい。遠距離恋愛が長かったせいか、「また明日」と言えることが奇跡のようで、それだけで泣きそうになる。生活の価値観は違うところも多いけど、他人同士なんだから当たり前だ。ムッとすることもあるし、分かり合えることもある。これからもいっしょにいることを諦めずにいたい。

転居
昨年、はじめて都民になった。と思ったら、今は埼玉にいる。

結婚するまでの間、しばらく一人暮らしをしたい、とわがままを言って、二人で住む予定の家に一人で越してきた。

暮らしを一からつくるのは、呆れるくらいにモノが要る。へとへとになりながら、生活に必要な色んなモノを揃えた。結果、なんとか住み心地のいい家になってきた。

年明けから住みはじめて、今のところ適当な自炊もできている。部屋の掃除をしたり、買い出しに行ったり、料理をしたり。この歳で恥ずかしながら、こういうことをあんまりきちんとやってこなかった。今年こそは、生活をするということを、きちんと(力の抜き方も含めて)したいと思う。

仕事が変わり、生活の形も変わった。
今年は家族の形も変わる。

楽しみと不安がたくさんだけど、自分の手で、自分の足で、この人生をつくっていきたい。

毒にも薬にもならない文章ですが、漢方薬くらいにはなればと思っています。少しでも心に響いたら。