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ティール組織勉強会         第Ⅱ部 第2章 自主経営・組織構造(P100)

<著書より>
圧倒的多数の人々にとって、職場は苦役に服する場所なのだ

◆◆スタッフEさんの感想◆◆

 私はこれまでいろいろな仕事をしてきましたが、そんな風に感じた事はなく、やりがいもあり、楽しく働いてくることができました。
それはとても幸せなことだったのだと思いました。

◆◆加藤院長の感想◆◆

芽としずく


 やりがいや喜びを感じながら働くということを、私たちは自然にやっているのではありません。
 やりがいを持つというのは、奴隷的な生き方から(奴隷的な苦しい仕事から)自分自身で意識して方向付けしていくということで、当院では、朝のミーティングを行ったり、ブログ等の感想を書いたり、ティール組織の勉強会を行ったりしています。

 これらのことを普段の仕事の中で意識しているからなので、自然にはそういう心の状態にならないはずです。

 もし、自然になっているとしたら、それはクリニックの雰囲気だとか周りの状態に促されて“させられている”と思っていることが、逆にそういった苦役から脱することに繋がっている可能性があります。

 ですから次のステップとして、本来自然にはその状態にならないことを知り、自分で意識的に方向付けしていくことが大事です。

 そういうことをしていかないと、長い人生の中で他の環境になったとき(他の仕事をしたとき)に、また苦役に戻ってしまったりします。
 というのも、いつもこのクリニックが同じ状態であるとは限らず、いろいろな山あり谷ありという状況にもなりますし、ずっとこのクリニックがあるわけでもありません。

 逆に自分の中でそういった「主体的に働く」というトレーニングをしていくと、基本的にある程度どういう環境下におかれても、やりがいを持ってできるようになってきますので、安心して生活していけるのではないかと思っています。

 そうでないと
「解雇されたらどうしようかな」
とか、
「クリニックがなくなったらどうしようか」
など、すごく不安な気持ちになったり、
「ここの良い人たちが雰囲気悪くなってしまったらどうしようか」
などマイナスの感情になってしまったりとかします。

どんな状況でもやりがいを持ってできるような自分の在り方を持てるように、1日1日意識してトレーニングしていっているという感じです。

 逆に一人一人がそうなってくると力強い良い状態になってくるということなので、その状態というのは自然になっているのではなくて、努力してそうなっている、ということをまずはちょっと意識していただけると良いと思います。

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