DEIという言葉を知っていますか?
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DEIという言葉を知っていますか?

そうざいぱん

はじめまして、ニューヨーク州立大学に通うそうざです。

さて久々にNoteを開いたらアカウント作成して一年とのことでした。
今までは読む側で過ごしてきましたが、言語化力を鍛える為に発信していきたいと思います。

まず第一弾はDEIについて。

DEIとは?

あまりDEIという言葉に馴染みのない方もいると思うので簡単に説明します。

Diversity: ダイバーシティ
Equity: 公平性
Inclusion: 包括

DEIは三つの単語の略語です。
日本では一般的にD&Iという言葉で知られています。

DEIの推進は全ての人が心理的安全を感じ、個性を活かして生活できる社会を目指す取り組みです。

DEIにはより良い社会を目指す指針だけでなく、プロダクトシェアや人事採用といった面でも企業にも利益があります。故に、AmazonやSalesforce Microsoftといった大手IT企業がDEI推進の先陣を切っています。

なぜこの話をしているのか?

先日、大学校長とDEIについて話す機会があり、自分の考えをNoteに残そうと思いました。まだまだ考え方が形成されている途中ですので色々な方の視点も知りたいという一心です。

私の大学では一般教養と言われる専攻外の科目の学ぶことが必須とされています。私が専攻しているBusiness Administration(ビジネス学部)は、Bachelor of Scienceと呼ばれる理系の学部です。

私は理系専攻ですが、専攻科目に人類学や美術歴史といった文系の授業も履行します。その一般教養の必須科目にDEIを追加しようと考えているので意見がほしいという話でした。

米と日でのDEIの浸透度

その話をした際に、学校長から
”日本とアメリカではどういった違いがある?”という風に聞かれました。

そもそも日本はホモジニアスな国というのもあり”目に見える違い”に直面する機会がアメリカに比べて少ない。だから何をもってDEIなのかと考える機会が少ないように感じる。

そして”目に見えない違い”に関してはもっと疎い。
例えばLGBTQ+の話。最近は日本でも公の場で話す人も多い。
TwitterやYoutubeでもオープンに公表している人も多く、素敵だなあと思う反面、その多くが当事者同士の輪で守られている部分もある。

G7の中で同性婚を認めていない国は日本だけで、当事者以外の人を巻き込んでDEIを浸透していくのにはまだ時間がかかりそう。

という私の率直な意見を交えて雑談しました。

自分自身のバックグラウンド

私は在日韓国人でセクシャルマイノリティです。
小中学生の頃は人との違いに悩んだり、差別を受けたこともありました。

高校時代
しかし高校からインターに通い、世界が一転しました。
コスタリカ出身の数学の先生、父が主夫で母が国連勤めというマレーシア出身の同級生、同性婚をしているレズビアンの美術の先生、と様々なバックグラウンドを持つ人と出会い時間を過ごし、いかに自分が小さなコミュニティで生きてきたのかを実感しました。
そして自身の持つ違いはただの属性なんだなと気付きました。

海外インターン
そして18歳の時にNYCに発ちます。
そしてマンハッタンの語学学校で約1年間ほどインターンを経験します。
ここでの経験が私の将来像に大きく影響を与えます。

私の職場では教師や上司の過半数がLGBTQ+でした。
ディレクターとして活躍する私の上司は旦那さんのいるゲイの方でした。
Ivyリーグの一つ、コロンビア大学を卒業しマンハッタンの職場で執行役員として働く上司を見て、私自身も同じ属性を持つ人のロールモデルになりたいと思い始めます。

当時は学士号もなく未成年であったインターンの私ですが、教員の方々も職場の一員として認めてくれていました。仕事の休憩中に聞く、性別の垣根を超えた恋愛沙汰も刺激的で面白かったです。

それに加えて、私は視覚障害の同僚と机を並べて仕事をしていました。

その方は常にサングラスをつけており、机には視覚障害者専用の電話機がありました。ともに1年間仕事をした後には、彼が視覚障害であることをジョークにできるほど仲良くなりました。

従業員の属性を認めて、手助けの必要な部分は企業が包括的にサポートする、そんな職場で働けたことに感謝しています。

そして今
海外大に進学し、DEIに関する興味が一層深まりました。
沢山の同性カップルや、代名詞にTheyを使うノンバイナリーの友人もいる。それぞれの国の文化を推進するカルチャークラブが存在し、違いに触れ学ぶ機会も多い。

先日あったダンスの授業の話。
性別別の振り付けがあり、教授がさらっと

性自認が男性の場合は〇〇を、性自認が女性の場合は××を、ノンバイナリーの場合は好きな振付を選んで!

と発言し、生徒も当然のように性自認に合った振り付けを踊っていました。
ほんの一瞬の出来事でしたが、DEIの浸透はこういうことなんだなと感心しました。

DEIが必須科目になり一人一人が目の前にいる人との関わり方を考える機会が増えるのは素晴らしい。ぜひ一般教養に追加してほしい一心です。

少し悲しいこと

最近就活を通して日本企業の方とお話しさせて頂く機会がありますが、DEIをプロモーションとして扱っているようにお見受けすることがあります。

外国人採用をしている、LGBT採用に取り組んだけど効果なかった、などという本質を無視した話を聞くことも多く、腑に落ちないこともあります。

今の段階で大きな取り組みをしていなくとも、なぜDEIが重要と考えているのか、を教えて欲しい。そしてそのWHYの部分が曖昧ならプロモーションのようにウェブサイト等で書かないでほしい。と、当事者としては思います。

最後に

今回はLGBTQ+に傾いた内容でしたが、DEIは大きなトピックです。
このNoteが、個人の持つ属性を認知し、受け入れる環境を創るということはどういうことなのかを考えるきっかけになればと思います。

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そうざいぱん
ニューヨーク州立大学に通うただの大学生 esportsスタートアップでPMを経験しプロダクトやUXについて学んでいます。 インターナショナルスクール、マンハッタンでのBizインターン、海外留学から学んだDEIへの知見についても発信していきます。