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南フランスのオフィスから、はじめまして

はじめまして。
南フランスにある日系企業で駐在員として働くアラフォー男子のそうです。私の働くオフィスでは600人くらいの従業員が働いていますが、日本人は私を含めてたった3人。
全体の0.5%という超マイノリティとして、肩身の狭い思いもたまにしながら働いてます。

そんな環境で働きだして6年がたちましたが、文化や習慣の違いから、フランス人とのやりとりではいまだに驚くことがたくさんあります。
同僚と話していて感じた、日本人とは異なるフランス人の働き方、生き方、考え方などを書いていけたらと思っています。
初回の今日は、私の働いているオフィスを紹介してみたいと思います。

私の働くオフィスは地方都市の郊外にあります。
広々とした敷地にいくつかの建物があり、全体にのんびりとした空気が流れています。
ゴッホの絵でも有名な糸杉の並木道や、ラベンダーが咲いている場所もあり、南フランスの風を感じます。
この糸杉のせいで、花粉の季節は結構つらいのはご愛敬。

建物の中にいると、数人分のデスクが入った小部屋がいくつも並んでいます。
フランスでは、このような小さめに区切られたオフィスが主流だそう。
最近は日本のようなオープンスペースも増えてきているようですが。
一人一人のデスクはかなり広く、マネージャーでもない私も、日本だったら部長が使うくらいのスペースを使って、物理的にものびのび働いています。

また建物の外に出ると、目に入るのは大きな駐車場。
地方都市かつ郊外ということもあり、自動車通勤の人が多めです。
ただ、最近は政府により自転車通勤が推奨されていて、その波はわが社にもおしよせてきています。
つい最近自転車置き場が改装され、広くなってたうえに屋根がつき、今年中には電動自転車の充電スタンドも出来るそうです。
さすが環境先進地域のヨーロッパ。
私も最近になって自転車通勤を始めてみました。

敷地内の設備で驚いたのは、プールやペタンク※のコートがあること。
先進的なIT企業では社内に遊びのスペースがあるなんて話を聞いたことがありますが、ここはそこそこ歴史のあるお堅いメーカーです。
さすが楽しく生きることを第一とするフランス人、職場でも遊び心を忘れないということなんでしょう。
※ 南フランス発祥の鉄の球を投げておこなうゲートボールみたいなスポーツ。夏になるとみんなやりだします。

南フランスのオフィス訪問はいかがだったでしょうか。
書いてみてあらためて、のんびりまったりゆったりとしていてほんとうに働きやすい環境だなぁと感じました。
あえて欠点をあげるなら、これに慣れてしまうともう日本では働けない、ということでしょうか笑
いや、割と切実な悩みですが。

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