第97回ラグビー早慶戦 徹底予想
こんにちは!岸岡智樹です!
以前このようなつぶやきをしました👇
ということでみなさまのリクエストにこたえるという名目で、ただぼくが行いたい2020年のラグビー早慶戦の1戦を徹底予想したいと思います🔥
少し長い記事となりますが、最後までお付き合いください。
また、「今年の徹底予想」だけ見たい方は目次より選択してください
まず早慶戦とは?というところから入っていきましょう。
〇早慶戦とは
主に野球、サッカー、ラグビー、レガッタなどがあり両校の誇りをかけた対決が行われ様々なメディアを通して報道されます。
その中で今回は僕自身が行っているラグビーについてです。
〇早慶戦の歴史
早慶戦の歴史は、1922年に早稲田大学が日本でのラグビーのルーツ校でもある慶應義塾大学に試合を申し込んだことから始まりました。
面白いことにこの試合は毎年11月23日(勤労感謝の日)に行われます。
そのわけはいろいろあるみたいですが、1年間の中で最も雨が降る確率が低いということもあるみたいです。
過去96戦が行われ戦績は以下のようになっています。
早稲田の圧勝の様に思いますが、過去の成績など全く関係のない試合が毎年繰り広げられます。
その証拠に直近の過去5戦の結果をみてください!
それぞれ毎年メンバーが変わるので、大学全体でもみても強い代、弱い代というものがあります。
今年は○○が勝つよ!と思っていても大番狂わせが起きるのがこの早慶戦なのです。
また、5年は本当に僅差で年々点数がとれなくなってきています。
この理由も考えてみたいなと思います。
今年の試合がますます楽しみです!
◇慶應義塾體育會蹴球部◇
慶應義塾體育會蹴球部は1899年に創部された日本最古のラグビーチームです。
昨年度創部120周年を迎え、持ち味のタックルを活かしたチームです。
◇早稲田大学ラグビー蹴球部◇
早稲田大学ラグビー蹴球部は1918年に創部され、日本ラグビーフットボール選手権大会優勝4回、全国大学ラグビーフットボール選手権大会優勝16回という記録のあるチームです。
両チームを紹介したところで、この大学ラグビー界でも伝統のある両校がぶつかる『早慶戦』がどのようなものなのかを知っていただきたいので、是非次の映像を見てみてください👇
2018年度の試合(当時大学3年生)では、前半25分まで両チーム得点が動かずの場面で、僕が決めた50mオーバーのドロップゴールを決めることができました。それについて記事を書いたのでそちらもよければみてみてください!
またこの時の慶應ラグビー部の主将はかなり異色の経歴の持ち主でした!
僕が大学4年生時には4yearsさんの方でシーズン中に日記を書かせていただいていましたのでそちらもよければ見てみてください👇
なんとなく、早慶戦というものが選手たちにとってどのようなものなのかわかっていただけたかと思います。
キャプテンではない部員としても言葉にしてお伝えしたいと思います。
早稲田大学ラグビー蹴球部にとって早慶戦とは、「1年間の中で絶対に負けられない試合」なんです。
その理由は「相手が慶應だから」
本当にこれにつきます。
これ以外に理由は存在しません。
早稲田としてはたとえどんな相手でもこの1年に1度行われる慶應との試合だけは絶対に負けることが許されない試合です。
早稲田出身者にとってはこの慶應との比較ということはかなり意識する点だと思います。
というよりもうすでに勝手に反応してしまうレベルです。
一方慶應も感覚は同じことだと思います。
早稲田より20年ほど長い歴史があり、日本のルーツ校ということもあり、古田さんの当時のコメントにそういった一面が見受けられます。
伝統というものを本当に良いものとしてとらえ、慶應らしさを体現するという意思さえ感じられます。
この時は慶應の主将古田さんが4年生を迎えるときに、過去3年間は早稲田が勝利を収めていたので「強い慶應」という表現をしているんだと思います。
この時創部100周年を迎えた早稲田と、今年こそはと意気込む慶應の両チームの主将の意気ごみでした。
大学は4年間ありますが、1年間ずつで考えるとこの試合に照準を合わせてるといっても過言ではありません。
そんな両チームのプライドと意地のぶつかり合いがこの早慶戦なのです。
僕自身が大学4年時に行われた早慶戦についてもnoteに書いたので覗いてみてください!
簡単に説明すると、結果からみて大学日本一に輝いた早稲田と、大学選手権に出場できなかった慶應が12対10という接戦になりました。
この時の下馬評では100%早稲田が勝つといっていいと思います。
余裕で早稲田が勝つと思っている人も少なくはなかったと思います。
ですが、試合終了のホイッスルがなれば誰も想定していなかった結末が待っていました。
過去このような試合が何度も行われてきました。
下馬評は全く関係ないのが、この早慶戦です。
ただ、大学4年間この早慶戦に出場してきた身として言えることは、
ということ。
両者勝ちたいと願っています。
勝つ気持ちで試合に挑んでいます。
ただその気持ちや思いで勝てるような試合ではありません。
この試合のためにどれだけの準備をしてきたのか。
これにかかっていると思います。
そんなことを考えながら今年の早慶戦を見ると今までと違った面白さになるのではないでしょうか。
ということで前書きがかなり長くなってしまいましたが、本題の2020年のラグビー早慶戦の1戦を徹底予想していきたいと思います!!
〇試合内容を徹底予想
まずはじめに今年のシーズンの中で両チームが行った試合で必ず押さえていかないといけない試合のレビューがありますので、こちらを見ていただきたく思います👇
☆メンバー発表☆
●早稲田
●慶應
今回の試合は
と予想します。
それぞれなぜこのように考えたのかを細かく説明していきたいと思います。
●慶應勝利ver.
この早慶戦で慶應が勝つのであればこのような展開を予想します。
最終スコアは 21 - 19 です。
(注) T = Try = 5点 , G = Goal kick = 2点 , PG = Penalty goal = 3点の略記
☆試合内容☆
試合は慶應のPGの先制から始まります。
これは早稲田のメンバーの"若手"という部分が引き起こします。
早慶戦というのはかなり説明したので理解していただけているかと思いますが、本当に緊張する試合となっています。
これまでの早稲田の試合を観ると試合開始の5~10分間の早稲田の動きはあまりよくありません。
この間に1~2つの反則を早稲田がしてしまう可能性があります。
それが慶應側であればさほど問題がないのですが、早稲田陣内で起こってしまうと、PGの射程圏内になってしまいます。
また、1年生FBの山田君がキックを担当していましたが、2年生SOの中楠君がキッカーを担っていればおそらくゴール成功となるでしょう。
慶應としては大量得点で勝つシナリオではなくロースコアでDFでプレッシャーをかけて競り勝つというイメージをしていると思います。
なので、早稲田陣内で反則をもらった時は迷いもなくPGを選択するでしょう。
これが慶應が勝つために試合の主導権を奪わなければいけないことの1つ目です。
試合時間でいうと5~10分でしょう。
続いての予想は慶應の連続得点です。
これはトライになるでしょう。
トライの種類はいくつか想定できます。
・ラインアウトモール
・インターセプト
・DFのターンオーバーから
というところですかね。
いずれにせよ、この3つに共通しているのは慶應がDFしているところから始まります。
今年はとくにDFで前に出ることを重要視しているように思うので、特に試合前半はDFをいかに前に出て行うことができるのかというところを考えたゲームメイクが慶應の9,10番には求められます。
試合時間でいうと、PGをとったあとの10~15分間の中でキック合戦で優位に立つことができればこのトライチャンスはやってきます。
何より慶應の絶対にやらなければいけないことはDFでのプレッシャーと、キックを用いた前進です。
前半20分ほどで慶應がトライをとったとすると、その3分後には早稲田がトライを取り返します。
これはラグビーというスポーツの構造的に起こりうることだとも言えます。
深く言うと大変なのですが、緊張から始まる試合ですが早稲田側もエンジンがかかることという説明が適切でしょうか。
ここで早稲田の猛攻が始まってしまうと予想できるのですが、こここそが慶應が勝てるかという時間帯に入ってきます。
得意の前に出るDFを次のキックオフから発揮することができれば慶應の勝機が来ます。
この時点で前半20分を過ぎたところだとした場合に、慶應として前半残りの20分をかけて次の得点を考えますが、取り急いではいけません。
早稲田が勝つならここから連続得点ということがあり得ますが、慶應が勝つにはできるだけリードして前半を終えたい。
かつ、そこまで点差的にリードしている必要はありません。
それよりも20分かけて敵陣に入っていきじりじりとゴールラインに向かうことを優先すべきです。
僕の予想としては慶應のトライとしていますが、最悪PGでも良いと思います。
PGを2回重ねて6点を積み重ねる方が、インターセプトをして7点取ることより精神的に追い込めるかもしれません。
ということをふまえて試合を組み立てることができるのかが慶應の9,10番に課される役割だと思います。
個人的なこの時間の注目ポイントはキックの使い方です。
具体的にはロングキックとハイパントを使い分ける必要があります。
その中でもどの選手から蹴るのかというところがキーになります。
早稲田のATと慶応のDFを考えると、慶應としてはアンストラクチャーをできるだけ起こしたくないはずです。
なので、プレゼントボールを蹴ることだけは最低限避けなければいけません。
キックを効率的に使用しながら最後は持ち味のDFからターンオーバーまたは反則をもらい、ラインアウトモールを起点にフェーズを重ねてゴールポスト付近にFWがトライをしてほしいです。
個人的にこのトライは2,4,7番の選手にトライを取ってほしいなと思います。
このトライは前半35分ほどでしょう。
その後5分は守りながら攻めるということがキーポイントです。
この時間で守り抜くことができれば慶應の勝率は格段に上がります。
一点面白くみていただきたいのは、前半の終わるタイミングが早稲田陣内であること。
これが後半に向けて慶應が目指す最後の目標です。
敵陣にいるということは単純に考えて優勢ということを言えるので、前半が終わった地点もみていただけると面白いと思います!
後半の立ち上がりは点差が動くことはないと思います。
慶応のDFが前半うまく機能しているからこそのこの点差なので、早稲田としてもここからテンポを作っていきたいのですが、慶應が勝つにはそこを阻止しなければいけません。
それでも早稲田の勢いは前半よりもさらに増していくので、慶應も自慢のDFを打開されてしまう可能性があります。
それがセットプレーです。
特に後半はラインアウトが注目だと予想しています。
僕がいた去年もそうなのですが、今年も相変わらずセットプレーから相手を崩すというサイン選択が見受けられるので、その部分で慶應は後手に回ってしまう可能性が高いです。
これはある種仕方のないことであり、早稲田としては前半の40分をかけて慶應のDFを見て肌で感じているので、ハーフタイムを十二分に利用して修正してきます。
それを考えると後半始めの1~2本のラインアウトからの攻撃を完璧に止められる方が確率は低いと言えます。
ということを考えると前半のこの点差だった場合、後半始めに優位なのは早稲田のように思います。
以上のことを踏まえると、後半始めの得点は早稲田の得点だということが考えられます。
その得点方法は中盤からのラインアウトが起点となり、得意のBKの展開でトライになると思います。
仮にDFに止められてもゲインをしてFWがゴリゴリと前進し、最後はBKがトライをするでしょう。
この時のトライは15mライン上ほどで、トライ後のゴールキックも決まるので15-14となります。
その後の慶應のキックオフから早稲田はキックを使い自陣からの脱出を試みますが、慶應がキックを上手く使いDFが改めて構築するきっかけが後半の早稲田のトライなので、次の10分を早稲田陣内でプレーすることが多ければ自ずと慶應の得点チャンスがやってきます。
10月から開幕した大学ラグビーを見ていると、かなりブレイクダウン周りでの反則が増えています。
DFで前にプレッシャーをかけたい慶應としてはルールも味方についている試合と捉えることが出来ると思います。
なので、慶應のFLの選手のビッグタックルをきっかけにぺナルティを獲得しPGを選択してほしいです。
この時が後半15~20分だと思うので、この18-14という点差には会場もヒヤヒヤすると思います。
その緊張は選手が一番しています。
このヒヤヒヤしている感覚を是非とも試合を観ながら楽しみたいですね。
ということで残り少ない時間帯ですが、またしても拮抗した展開を見せると思います。
僕自信が過去4回早慶戦に出場させていただいて感じたことは、後半20分を越えたときが一番大変だという事です。
この時間はこれまでだと7点差あるかないかという点差で、試合が進んでいることが考えられます。
この時間と点差を打開するのは早稲田だと思います。
なぜなら今年の両チームを比較すると、フェーズを重ねずにトライをとる力があるのが早稲田だからです。
後半20分はフィットネス的にも大変になる時間帯なので、トライためにはセットプレーから3フェーズ以内にラインブレイクを起こすか10フェーズ以上重ねた連続攻撃が必要になります。
ということを考えると、早稲田の方が比較的トライを狙いやすいチームであることと、期待の1年生がリザーブにいることもかなり興味深いなと個人的に思っています。
慶應としては戦うエリアを間違わないことと、しっかりとボールを継続することがトライへの近道だと思います。
ここで予想としては早稲田がトライをすると予想していますが、慶應陣内10mくらいのラインアウトが後半30~35分の時間帯であると用意したスペシャルサインを使う絶好のチャンスだと思います。
このサインプレーをまず用意することができるのかというところから始まるのですが、絶対に用意しています。
これは僕のラグビー人生の経験です。
ということでこれが成功することにします。
少し展開が見えなかった矢先のトライなので会場の盛り上がりはピークを迎えるのではないでしょうか。
残り5分ほど。ロスタイムを入れても7分。
慶應としては1点差。
つまりPGを狙いたいということが最終目標なります。
ここで両チーム焦ってはいけません。
慶應が勝つにはPGを決める。
という使命があるので、自分たちのキックオフからDFをするだけです。
今のラグビーで攻撃側が反則をもらえるのはスクラムとモールしかありません。
その他はすべてDF側が反則を得ることになります。
今年の慶應の強みを考えると、スクラムまたはDFで反則をとることを考えるのが得策でしょう。
なので、キックを使い前でプレッシャーをかけ続けラスト1プレーで反則を誘いPGで逆転勝利!!
以上慶應が勝つと予想した試合展開を説明したものになります。
つづいて早稲田が勝利する場合を考えてみましょう。
●早稲田勝利ver.
この早慶戦で早稲田が勝つのであればこのような展開を予想します。
最終スコアは 8 - 31 です。
早稲田が勝つ試合内容を考えていきます!
今回の試合に関しては天候を視野に入れていません。
なので、雨の場合強風の場合は大幅に結果がずれることもあるかと思いますが、ご了承ください。
キックオフはどちらのボールなのかというところもみてみると少し面白いかもしれません。
が、今回は気にしないでいきます。
早稲田が勝つには8-31とありますが、計5トライをあげると考えました。
この本数に関しては深い理由がないのですが、しっかりと実力を出すことができればこの点差はあり得ないものではないと思います。
ただ、心配なのはこの試合が早慶戦だということ。
早慶戦はそんなに甘いものではないです。
ということをお伝えするのがこの記事の真の目的なのです。
これは僕のテーマなので気にせず試合内容に入っていきます。
☆試合内容☆
キックオフと同時に早稲田が先に仕掛けます。
これは10分以内に2回ほどはチャンスがあるはずです。
このチャンスをしっかりと自分たちのものにするためにこの試合に向けて練習をしてきたと思いますし、これを自分たちの手で掴んでこそ強いチームといえるでしょう。
ですが、慶應のDFはそう簡単に突破できないでしょう。
FBに河瀬君が戻ってきたりと、早稲田のメンバーはベストメンバーといってもよいのではないでしょうか。
そんな中、試合が動くのは10分を境にしたところだと思います。
(5~7分で早稲田が得点を挙げればこの試合31点以上得点が入るかもしれません。)
先制得点はラインアウトが起点でしょう。
考えられるのはキックの蹴り合いで前にでた早稲田がBKのサインプレーでラインブレイクを起こすこと。
または、慶應はDFが良いですが早稲田もかなりDFには力を入れているので、DFでプレッシャーを与え反則をもらいラインアウトモールでの得点が期待できます。
もし仮に前半10分までに慶應陣内で早稲田が反則をもらった時に、PGを狙うのかどうかという選択もこの試合における重要ポイントなのでそこに注目してほしいなと思います。
という先制得点が早稲田にあった場合、その後の得点も早稲田がとる確率が高いです。
ラグビーにおいて連続得点というのはゲームの構造上難しいはずなのですが、試合の始まりは特にこの連続得点が起こりやすい時間帯です。
言い換えるのであれば早稲田としてはこの時間で試合を決めるくらいの勢いで仕掛けてほしいなと思います。
2つ目の得点はキックカウンターからを期待したいなと思います。
FBには河瀬君も戻ってきましたし、14番の槇君のランも注目したいです。
前半15分ほどで2トライを獲得した早稲田ですが、ここで慶應の実力を感じる時間帯がきます。
ここから両チーム譲らない攻防が10~15分ほど続きます。
ラグビーにおいて得点が動きやすい時間帯というものが40分の中で存在します。
それを頭に入れながら試合を行ったり、観戦したりすると面白いのでこの記事の中で出てくる時間配分を見てみてください。
両チーム譲らない展開を打開するのは慶應のDFでしょう。
この試合の展開を一気に変えるのは「タックル」と「キック」だと思っています。
この理由に明確なものはなく、僕の実体験に基づくものです。
この根拠のない自信と説ですが、当てはめてみると慶應がタックルで見せてくれるのではないでしょうか。
簡単な例を挙げるとするのであれば…
早稲田が慶應陣内深くまで攻め入るもノックオン
慶應ボールスクラムで早稲田コラプシング
ハーフウェイ慶應ボールラインアウト
5フェーズほど重ねた、グラウンド真ん中40m少しないほどで早稲田に反則(ラインオフサイド)。
これを機に慶應がPGを選択。
ど真ん中を貫き3-12とします。
前半25分だとします。
慶應としては得点をすることができ、劣勢ではありますが着実の流れを取り戻していく時間になります。
ここで早稲田としては慶應のキッカーへのプレッシャーを徹底的に行いたいです。
前述したように「キック」というテーマがこの試合の中でとても大切なのでその精度を少しでも鈍らせる努力をすべきです。
前半残り10~15分の間で両チームすべきことはほとんど同じです。
という3つがキーポイントになる時間帯だと思います。
ここでもやはり早稲田のチームの特色だと思う展開ラグビーが慶應のDFを苦しめます。
慶應の前に出るDFを前にボールをどこに運ぶのかというところを考えるのがとても大切になります。
おそらくその練習はかなりしてきたのではないかと思うので、試合がとても気になります。
展開ラグビーの中で早稲田がトライを取るのは一瞬です。
前半、後半ともにサインプレーを駆使した攻撃を1回ずつ仕掛けてほしいです。
その中で、前半にトライをとれるサインプレーを選択してほしいなと思います。
なぜなら今年の早慶戦は先手必勝ではないかと感じているからです。
もちろん慶應が勝つver.では逆転劇を描きましたが、早稲田が勝つ場合は先行逃げ切りタイプだと思います。
この2つを気にしてみるの観戦のポイントかもしれません。
ということでチャンスがあれば、スクラムでもラインアウトでもセットプレーからトライを狙いにいってほしいです。
この攻撃でトライが生まれれば試合の主導権を大きく握ることができるようになります。
個人的にはラインアウトからショートラインアウトで逆サイドを攻めるオプションまたは、スクラムからの8・9でループオプションも持たせつつWTBをライン参加させ数的優位を作りだすサインなど用意されていれば面白いなと思います!
見事サインプレーが決まり早稲田が3つ目のトライをとり、前半が終わります。
後半は慶應の勢いが勝った場合が考えられるので、先制をするのは慶應だと考えます。
その根拠としては慶應の前にでるDFが復活するからです。
どうしてもDFはフィットネスの消耗とともに欠陥が出てきてしまいます。
前半最後の早稲田のトライはそういった隙をつくことが大切だとも思います。
逆に慶應からすればハーフタイムを使ってしっかりとリカバリーして、後半開始に向うことができれば、後半リスタートの得点を手にすることが出来ると思います。
その方法は正直思いつかないのでいくつか考えれる候補を書きます。
これらをするには基本的にボールを保持していないことが大切です。
もちろんトライをするためにはボールを保持していることが必要条件ですが、トライをするための準備段階としてはボールをあえて放棄するということをチームとしてするのも策だと思います。
ボールを持っていない分、前半よりもより前に出ることができれば上記のことが起きる可能性が訪れます。
今年の慶應ならそのチャンスを掴むことができると思います。
これが見事トライに結びつき8-19とします。
この後慶應に残されたチャンスは1~2回となります。
早稲田としては徹底的にボールを保持しながら展開してほしいなと思います。
先ほどもでてきましたが、DFのプレッシャーとフィットネスは比例関係にあるので、早稲田としてはボールを展開して相手のフィットネスを消耗させる作戦が有効的です。
後半15~20分ほどで慶應に大ダメージを与えるチャンスがくるでしょう。
それが前半行っていたセットプレーからのチャンスです。
自分たちがたくさん練習してきたサインプレーを素晴らしい舞台で披露する場面です。
これはSOとしては本当にワクワクする瞬間です。
どのタイミングでどのサインプレーを使うのかとても気になります。
個人的にはこの時間であれば1年生の伊藤君が入ってきていてもおかしくないので彼がエクスファクターとなることも楽しみです。
仮にこのサインプレーが失敗しても問題ありません。
点差での優位があるので、次のDFをしっかりとすれば何ら問題ないでしょう。
これがトライに至らなかった場合はDFで反則を誘い、敵陣奥深くでのラインアウトモールでトライを狙えます。
このモールはかなり強くなってきているので5回のトライの中で1度は出てくると思います。
というトライチャンスをものにできるのが今年の早稲田だと思います。
残り20分を使って何をするのかということも今後の早稲田ラグビーを占う大事な時間帯になります。
OB目線としてはリザーブの選手も入ってくるので最低1トライはとってほしいです。
強いていうのであれば失点0に抑えたいです。
8-24の時は16点差。
2トライ2ゴールでは追いつかない点差なのでセーフティリードと言えます。
この差がある限り、慶應は攻めるという手段を取らざるを得ない状況に追い込まれます。
その時こそチャンスです。
キックをうまく使い、時間とエリアをうまくコントロールすることができればこの20分を100%支配することも可能だと思います。
最後5分で慶應がもう攻めるしかなくなったというタイミングでボールを奪い返し、ダメ押しのトライを決めてほしいというのがOBとしての理想です。
ですが、現実問題を考え大学選手権でも慶應と対戦する可能性を考えると、DFで着実に前にでて、反則を誘いラインアウトモールでとどめのトライとするのがベストだと思います。
その後のキックオフの時には1~2分ほどあると思いますが、しっかりと時間を上手く使いタッチの外に蹴り出して試合終了!
以上早稲田が勝つと予想した試合展開を説明したものになります。
最後までお読みいただきありがとうございました!
2パターンの試合予想はいかがでしたか?
僕はとても面白く書かせていただきました!
必ずしも当てはまるわけではありませんが、こういう見方もあるんだという感覚を持っていただければなと思います。
今年もとても激しく、歓喜溢れる感動の試合となることを楽しみにしています!
結果はもちろんですが、両チームの伝統を誇りをかけた激戦を応援しましょう!!
いつも読んでいただきありがとうございます。 一人でも多くの方に読んでいただき、ラグビーをより楽しんでいただけるようこれから頑張っていきます。 コメントお待ちしています!! よければスキもお願いします。