高3花園優勝

花園の思い出

今回は久しぶりの投稿ではありますが、今とても盛り上がっている高校ラグビーについて書いていきます。


〇花園とは

花園とは全国高校ラグビーフットボール大会の異名で、高校ラガーマンが目指し、聖地と評される場所です。

今大会で99回目を迎えるこの大会ですが、毎年本当に多くのドラマが生まれています。
昨年と僕自身が高校3年生の時のハイライト動画です。
よければ見てください。



〇思い出

自慢話ではありますが、高校3年時にはこの大会で優勝することができ、全国制覇を成し遂げることができました。
その他、春の選抜大会、夏の7人制大会をすべてにおいて優勝というタイトルを獲得できた高校3年時でした。
その他すべての大会で優勝したものの、やはり一番記憶にあるのは花園での試合です。

98回大会で、現早稲田大学1年生の相良くん(当時早稲田実業主将)が、「花園は自分たちを成長させてくれるところ。」と言っていました。

95回大会の映像を探すと、僕自身も同じような発言をしています。

高校生ラガーマンが憧れをもつ花園。
その舞台に立ったものしか感じることのできない場所。
相良君は初戦で負けてしまったため1試合しかしてません。僕は優勝するまでに5試合しましたが、感じることに変わりはないのです。

経験談からの話しですが、花園はその地に立つ者を成長させてくれる場所であり、その地で成長できた者が優勝するに値すると今だから感じます。

花園を目指す理由。本当にこの大会の価値は高校生にとっては計り知れないものです。
高校3年間積み上げたものの集大成をこの地でぶつけ戦う姿は本当に涙がこみ上げてきます。
ラグビーワールドカップでは日本代表が感動と勇気を日本中に与えてくれましたが、それは大人だからではありません。
にわかふぁんが増えたとニュースにもなっていましたが、ラグビーに興味のある人にはこの高校生の全国大会も見てほしいです。
絶対に心に響くものがあります。


〇高校ラグビーとは

高校ラグビーだかたこそ感じることがある。
大学生になったいまだからこそそう思います。

浦和高校主将の松永くんの記事があったので一度見てみてください。
公立高校でありながらも花園で活躍を続ける浦和高校。
そのキャプテンがなにをこの花園で感じたのか。


こういった選手を育てるのも花園ならではでしょう。

試合に勝つと嬉しい。
負けると悔しい。

そんな当たり前のことがこの花園では重いほどのしかかってきます。
この松永君の選択は彼の将来を変える決断となると思います。

ラグビーに魅了された彼だからこその発言。
ラグビーがやっぱり好きだ。また上を目指したい。このままでは終われない。そう感じる人がいることがとてもうれしく思います。

次に記事は僕の母校の東海大学仰星高校でSOを務めた武藤くんの記事です。

5~6月に教育実習に訪れたときに初めに目についた選手でした。
その理由はおそらく、僕と同じポジションだったこと、そして仰星っぽくなかったからでしょう。

そんな彼が3日の御所実業戦では持ち味のランをたくさん魅せてくれていました。
先輩としてのアドバイスではないですが、かなり前のめりになりすぎていたように感じました。
もっと周りの選手をいかしことができれば選択肢は増える!!
そう思います。

その他、御所実業のPR島田くんがトップリーグのパナソニックに進むことが決まったなど、この大会に出場している高校生の将来がとても楽しみです!


〇決勝

明日1月7日は決勝です。
この試合に勝ったチームは日本一になることができます。

御所実業高校 vs 桐蔭学園 という対戦カードになりました。
それぞれのチームの準決勝ハイライトをご覧ください。
同時に僕なりの両チームに対してコメントしたいと思います。

御所実業高校。
激戦奈良県を勝ち抜き、宿敵天理高校を破らないと出られない花園。
決してサイズの大きい子が多いわけではないですが、本当に緻密に練られた戦略を駆使し、戦う御所実業高校。
僕自身も幾度と試合をしましたが、このチーム相手に良い印象はありません。
全てを見透かされている。そんなチームなんです。

また、今年は準々決勝で僕の母校、仰星高校にも完封勝利を収めています。
今年のチームのイメージはなんといってもDF。
鉄壁。そう表現するのが正しいのではないでしょうか。
多才な攻撃に加え、絶対的守備。
見ごたえのある試合になること間違いなし。


a東の横綱こと桐蔭学園。
今年は春夏とすでに2冠を達成している強豪。
今年のチームの強さはずばり、試合巧者だということ。
いとも簡単に、試合を支配していきます。
勝ち方がわかっているチームとも表現できるでしょ。
なんといってもその得点力は計り知れません。

決勝はATの桐蔭、DFの御所。
そうなることでしょう。
いかに均衡を崩すか。
勝敗の予想は賛否両論あると思いますが、どちらが勝ってもおかしくないでしょう。
両チーム応援します!!

両校は以前書いた本のレビューに登場する高校だということも嬉しく思います。また、どちらも優勝を勝ち取ることが目前なので決勝は本当に面白い試合になると思います。


〇最後に

「1位以外はみな同じ」

僕の中で大切にしている言葉の一つです。
一番じゃなければ意味がない。
一位じゃなきゃ意味がない。
もちろん試合なので負けた方にも得ることはたくさんありますが、勝負事には勝たなくては面白くありません。
負けたからと言ってすべて否定されるわけではありませんが、やっぱり勝ちたい。それに尽きます。

特に高校3年間で学んだことです。
優勝することの難しさ。優勝できた時の喜び。そこにたどり着いたものしか見えない景色。

高3のあの景色は一生忘れることはないでしょう。

1月11日には大学選手権の決勝があります!
また、あの舞台に立つことができます。
そしてあの瞬間まで一つの勝利が必要です。

早稲田大学が決勝に進むのは6大会ぶりです。
また、決勝としては1997年以来23年ぶりの早明戦です。
僕が生まれたのが1997年なのでなにか縁を感じます。

また、今年は秩父宮ではなく新国立競技場でプレーすることが出来ます。
一度のピッチに立ったことはないですし、会場に入ったこともなく、なにもかもが初めてですが、そんな環境を楽しみたいと思います。

ちなみに、23年前は明治大学が勝っているそうです。
応援よろしくお願いします!!

【Reborn ~破壊/創造~】
大学選手権のテーマです。
大学ラグビーの歴史に、そして早稲田ラグビーの歴史に新たな1ページを刻みます。



高校3年時の思い出を載せておきます。

高3近畿大会優勝

(春:選抜大会予選近畿大会優勝)

高3選抜優勝

(春:選抜大会優勝)

高3アシックスカップ優勝

(夏:全国7人制大会アシックスカップ優勝)

高3国体優勝

(秋:国体大阪府優勝)

高3花園大阪予選優勝

(秋:花園予選大阪府優勝)

高3花園優勝

(冬:花園優勝)



いつも読んでいただきありがとうございます。 一人でも多くの方に読んでいただき、ラグビーをより楽しんでいただけるようこれから頑張っていきます。 コメントお待ちしています!! よければスキもお願いします。