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【ライブメモ】tacica『下北沢にて’19』 at 2019.12.8 下北沢GARDEN

概要

『下北沢にて’19』
2019年12月8日(日)@下北沢GARDEN
・サポートはDr.中畑大樹さんのみで、久々の3ピース体制
・5分押しの17時25分から始まり、18時5分まできっかり40分

セットリスト

リハ: HERO(2007年 『Human Orchestra』)
01. 黄色いカラス(2008年 『黄色いカラスe.p.』)
02. Co.star(2013年 『HOMELAND 11 blues』)
03. ハイライト(2011年 『sheeptown ALASCA』)
04. ジャッカローブ(2009年『jacaranda』)
05. 某鬣犬(2009年『jacaranda』)
06. 人鳥哀歌(2009年『人鳥哀歌e.p.』)
07. DAN(2013年 『HOMELAND 11 blues』)

会場とか服装のメモ

下北沢一帯で行われたイベント『下北沢にて’19』。仕組みをいまいち理解していなかったけど、現場でもろもろ把握。e+で購入したチケットを総合受付でリストバンドに交換し、そのときにドリンク代を別途600円を支払う。ドリンクの交換は、ドリンクチケットに記載されたライブハウスでしか交換できない。あとはタイムテーブルを見ながら自由に会場を行き来すればいい、というシステム。公式サイトは使い勝手が悪く不親切設計だったのでややストレスだった。

tacicaが出演したGARDENには初めて行った。地下一階。かなりきれいなライブハウスで、キャパは200名前後ほど。渋谷クラブクアトロをイメージさせる雰囲気。

中村一義さんの出番の前の、15時50分くらいの時点で、中畑さんがドラムのセッティングを始めていて、その姿を見た瞬間、これからtacicaを見れるのだ!!!という実感を得て胸が高鳴った。

猪狩さんの出で立ちは、リハではグレーのスウェット(ST. JOHN'S UNIVERSITY)にデニム、カーキのニューバランスで、ビッグシルエットなスタイルだった。本番では黒のTシャツ(TOM WAITS)になっていた。メガネ無し。ここ最近の弾き語りではメガネがデフォルトだったので、逆に新鮮。小西さんも中畑さんも黒のTシャツで、なんだかロックバンド風でかっこよかった。(いや、ロックバンドだ)

感想その他

久々の3ピース体制。3人だからこその原点回帰のセットリストで、懐かしさがあった。黄色いカラスもジャッカローブもハイエナも、近年ほとんどやっていない曲なので、その選曲に意図を感じずにはいられない。「最新作が最高傑作」なのだから、煌々や刹那、WAKIMEあたりをやってもいいはずなのにやらなかった。そこにはきっと理由があるはず。3人体制だった理由も。

MCは「カラオケに行ってきたので調子いいです。よろしく」と「ありがとう」だった。あとMCの最中に、小さな子どものむずがる声を聞いた猪狩さんが、声に出さず表情で「わぁわぁ」とおどけていたのが微笑ましかった。また『下北沢にて』のイベントに触れ、「前回出演した2016年からさらに進化していてとても良いイベント。呼んでもらえて光栄です」(要旨)というようなことを話していた。

幸運にも良ポジションだったので猪狩さんの表情も、小西さんも中畑さんもしっかり観れた。特にCo.starで上目遣いで睨みつけるように歌う姿に痺れた。むちゃくちゃかっこいい。照明の演出も相まって逆光ぽくなるのがすごくいい。小西さんのぴょんぴょん飛び跳ねながら笑顔で演奏するのが好きだ。ほんとうに3人とも楽しそうに演奏していて観ているこっちもめちゃめちゃ楽しかった。

そして何より、DANが聴けたことが嬉しかった。前回は名古屋のTOMOE。黒のグレッチではなかったけどやってくれた。聴き入ってしまう。見入ってしまう。聴く方も、ものすんごく真剣。何度聴いても飽きるなんてことはなくって、その魂の演奏に全身が震えた。ハイライトは言わずもがな。

一瞬で過ぎ去った40分だった。半年ぶりのtacica。こんなに胸躍るとは自分でも想像以上だった。来年はガシガシ動くということのなので、ライブも新譜もいろいろ期待したい。

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