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【ライブメモ】tacica BEST ALBUM TOUR 2022 “dear, deers” at 2022.02.05 名古屋Electric Lady Land

tacica BEST ALBUM TOUR 2022 “dear, deers”
2022年2月5日(土)@ 名古屋Electric Lady Land
開場16:45/開演17:30

サポートミュージシャン
Drum : 中畑大樹

〈tacica BEST ALBUM TOUR 2022 “dear, deers”〉ツアー日程
01. 1月23日(日)京都 磔磔
02. 1月29日(土)新横浜NEW SIDE BEACH!!
03. 2月5日(土)名古屋Electric Lady Land
04. 2月6日(日)心斎橋Music Club JANUS
05. 2月20日(日)東京キネマ倶楽部

会場周辺について

雪の影響により新幹線が遅延していた。名古屋~京都間で速度を落として運行とのことで、定刻より5分程度遅れて名古屋に着いた。風がめちゃくちゃ冷たく、次第に雪も舞い始める始末。ライブ会場に着いた頃には、本格的に降り始めていた。

E.L.Lは去年の『探究者の再訪』以来、ちょうど一年振り。Bottom Lineもそうだけど、地下鉄の出口から近いのが有り難い。会場前の歩道にざっくりと整理番号A、B、Cのスペースが設けられ、待機。Aのエリアにいる人は鹿の仔なのだな〜と思うと、急に仲間意識が芽生える。

『会場限定!喋る○○』では、猪狩さんによる呪術廻戦の解説と名古屋公演お馴染みの出汁の話だった。果たしてグッズ化なるか。

ドリンク代¥600、検温、セルフもぎり、手消毒。立ち位置指定は「四角い枠」だったんだけど、バツ印とかよりも一人ひとりのスペースが明確になるのでいいと思う。前列とズレていたのもあり見やすかった。

会場内は段差がいくつかあるので、けっこうバラける。ので、整理番号のわりには良いポジションを確保できた。

セットリスト

  1. HERO(2007年)

  2. 黄色いカラス(2008年)
     

  3. 人鳥哀歌(2009年)

  4. 命の更新(2011年)

  5. newsong(2012年)
     

  6. ハイライト(2011年)

  7. 神様の椅子(2010年)

  8. 発熱(2016年)
    〜グッズ紹介〜

  9. HALO(2013年)

  10. LEO(2014年)

  11. 煌々(2018年)

  12. aranami(2020年)
     

  13. ordinary day(2018年)

  14. メトロ(2009年)

  15. アースコード(2008年)
     

  16. dear, deer(2021年)

  17. en) DAN(2013年AL『HOMELAND 11 blues』)

17:40開演、19:20本編終了し、アンコール含めすべて終わったのが19:30。機材のセッティングの都合か、開演時間は珍しく10分押し。本編のセットリストは京都、横浜と同じで、アンコールがoops!!からDANに変わっていた。

感想など

猪狩さんは黒のTシャツ、黒のパンツ、白のコンバース。小西さんは赤のロンTに黒のTシャツ重ね着、ベージュのゆったりパンツ、ブーツ、いつものキャップ。赤のロンT初めて見た。

1曲目、暗闇の中でギュイーンとギターが鳴り響き、真後ろからスポットライトに照らされてHEROが始まるのが何度観てもかっこいい。

E.L.Lは王蟲みたいな照明がかっこいい。とてもいいお仕事をなさる。

HALO→LEO→煌々→aranamiの強さよ。猪狩さんがMCで「今回のツアーは、ベストアルバムのツアーなんですよ。大変なんですよ」とこぼしていたけど、各ブロックが常にピークって感じで、ものすんごくエネルギーが必要なのではと思って見ているし、観客側もまた同様。いつもより消費カロリーが多いと思う。

ほぼほぼ発売年の時系列なので、当時のことを思い出して聴いたりして(主に仕事周りが多い…)ライブを通しておのずと人生を振り返っていた。煌々が発売された2018年ですらもう4年前。。

aranamiの歌詞で、〈ニセモノが何度叩いても〉を〈ニセモノが何度はしゃいでも〉と歌っていた気がしたがアップデートされたのだろうか。(※翌日の心斎橋JANUS公演では〈叩いても〉のままだった)

ベストアルバムの中で最後に一番新しい僕らを聴いて欲しかったから新曲を入れました、ということで始まったdear, deer。後半のギターボーカルソロの時に、猪狩さんにスポットライトだけが当たって、暗闇のなか高らかに歌う姿がたまらなく素晴らしかった。ああ、これだ。これを観に来たんだ!!と思ってその瞬間を強く強く心に刻んだ。

そして、アンコールはなんとDAN。ギターを受け取った時にoops!!とは違うギターで、しかもそれは黒のグレッチだったので「あ!」とかすかに声が漏れた。「集う鹿」でも歌ってくれたけれど、やっぱりDANは好きだ。

あ。で、今回、DANを演奏されるのを見て気づいたけど、このツアーで「黒のグレッチ」と認識していたものは別物であった……!黒のグレッチは本ツアーでは名古屋のDANで初登場。黒のボディにメッキパーツがあり、「GRETSCH」というエンブレムもしっかり付いていた。(もう見間違えないぞ)

MCなど

グッズ紹介は小西さんとともに、猪狩さん中畑さんのことも横目でチラチラ見てしまう。スウェットの発泡プリントの説明は「昔よくあった、ドライヤーで乾かすとモコモコするペンのような、あんな感じのイメージ」と言っていて、これ、かなり世代を選ぶのではと思った(笑)

猪狩さん、昨日泊まったホテルで寝てる時に天井から水滴が落ちてきて、何かと思ったら加湿器による結露で大変だったという話とか、マスク早く外したいよね、でも逆にマスク外していいってなったら、恥ずかしくて外せなくなっちゃうよね、と言った話の流れで、小西さんが「顔パンツね」と相槌を打ち、なんというか、tacicaというバンドのこのバランス感覚が好き。

MCの中で、来てくれてありがとう、すごく嬉しいです。ライブがやれることってすごいことだなと思っています、と猪狩さんがくりかえし語っていたのが印象的だった。

19:30すぎに規制退場。ドリンクチケットをペットボトルの水と引き換えて、ささっと電車に乗る。雪は止むことなくしんしんと降っていた。

名古屋駅の高島屋デパ地下でお弁当を買う。20時閉店なのでギリギリ間に合った。まん防のためか、地下街の飲食店もみーんな20時で閉まっていた。なにもできず大人しくホテルへ戻った。


新幹線でおいしいビールが飲みたい!