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感染症騒動になる度に思う事、の話。

新型コロナウイルスの件、WHOがついに緊急事態宣言を出したために今まで以上の騒ぎが広まっていますね。
今まで私が記憶している限り、新型インフルエンザやSARSなどの感染症で似たような騒動が起こっていますが、ウチナーンチュとしてその度に釈然としないものを感じています。

米軍関係者は検疫も何もしなくて良い

現在、アメリカではインフルエンザの感染が広まっていると言います。
上のリンク先によれば1月31日時点で入院患者だけでも18万人という、洒落にならない数が発表されているのです。

ところで、アメリカ軍関係者は米軍基地内からアメリカ本土などに行く場合、検疫などは行われません。当然ですよね、「国内移動」扱いなのですから。
新型コロナウイルスについては検査を行うかも知れませんが、インフルエンザについてはどうなのでしょうか。

そして風邪を引いていようが他の感染症の疑いがあろうが、米兵や米軍関係者は基地の外へ出て行きます。沖縄の街を歩き、映画館で大笑いし、病院へ行きます(私が喘息と診断されて初めて行ったクリニックには米兵向けの問診票が置いてありました)。
場合によっては、空港の国内線で東京などに向かうのです。

『遥かなる甲子園』の裏側

復帰前になりますが、沖縄で風疹(三日はしか)が大流行した事があります。感染した方の中には妊婦さんも多く、後にその影響で先天的に耳の聞こえない赤ちゃんが多く産まれました。
その世代の子供達が高校生になり、聾学校に通いながら甲子園を目指すという『遥かなる甲子園』という実話を元にした漫画が描かれ映画化もされました。

彼らがお母さんのお腹の中にいた時期、アメリカでは風疹が大流行していました。沖縄での流行は、米軍関係者から始まったのです。

水際作戦は米軍基地がある限り無意味

沖縄は離島と言う事もあり、病気などは空港や港で検査を行えば入って来れないと考えられがちだと思います。
しかし、あまりにも大き過ぎる穴が「米軍基地」なのです。日米地位協定による治外法権、外国扱いのため日本は何が起ころうと介入出来ません。

どんなに日本国内で感染症を防ごうとしても、米軍基地という抜け道があればウイルスも細菌も人や動物を介して入って来るのです。
そして、これは沖縄だけの問題ではありません。米軍基地があるのは沖縄だけではないのですから(圧倒的に面積も米兵も少ないとは言え)。

新型コロナウイルスで中国人や中国からの帰国者を差別している場合ではありません。
明日は我が身、です。


※途中でアマゾンへのリンクを貼ってありますが、アフェリエイトではありません。
※画像は「みんなのフォトギャラリー」からお借りいたしました。ありがとうございました。

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