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その言葉に愛はあるか?

対面会議から専らオンライン会議に変わった今、「何こいつの話し方、感じ悪っ」と思うような人に出会ったことはありませんか?かと言って自分の話し方が最高に感じが良いのかと聞かれると自信をもってYesとは言えない…。そんな私が『人は話し方が9割』を読んで、話し方よりも聞き方よりもまず改めるのは「相手に対する姿勢」だと思った話です。

オンライン会議で「話し方に人格が漏れ出ている」ことに気付いた

新卒から3年半勤めた会社を退職し、11月から新しい会社で働いています。コロナ禍での中途入社ですので、直接お会いしたこともなく、顔も分からない方が大半の会議に出席することもあります。その中で気付いたのは、「話し方に人格が漏れ出ている」ということです。例えば…

人が話している途中で遮る人は、相手を受け入れる姿勢が足りないな、とか

本人の名前を呼ばずに「○○担当の方」と呼び続けている人は、一緒に仕事をする相手に興味がないんだな、とか

「ですから~、」「それって結局…」と相手の意見を自分で勝手に要約する人は、「有能な自分が無能な人の相手をしてあげている」と人を見下しているな、とか

思わず会議中にマイクオフにして、「感じ悪っ」と言いたくなるような態度の人がいます。

一方で、

「私の理解が及んでいなくて恐縮なのですが…」と前置きして質問する人は、謙虚なのだろうな、とか

「厳しい納期ですが、達成する方法を一緒に考えていけたらと思います」と締めくくれる人は、協調して仕事をしようとする姿勢があるんだな、とか

相手の依頼に対して、「勿論です!」「全く異存はありません」と快諾できる人は、自信がありながらも相手に安心感を与えられる人だな、とか

思わず議事の手を止めて、ノートに「真似したい態度」とメモしたくなるような人もいます。

タイトルには「話し方」と書かれているけれど…

他人の話し方については色々思うところがあるものの、自分の話し方には全く自信がなかったため、書店でパッと目の引く場所に置いてあったこちらの本を即購入してしまいました。

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『人は話し方が9割』永松茂久 著

タイトルには「話し方」と書かれていますが、「自分の話をするよりも、相手の話を広げることが大切」ということが書かれているので、「いや、話し方の本じゃないやんけw」とツッコミたくなります(笑)でも、相手を理解しようとすること、そのために相手を観察して求めていることを探ること、そして相手に関心があることを示すこと、という「話し方」「聞き方」以前の「相手に対する姿勢」を学べました。

大切なことは本当に「話し方」「聞き方」?

よく考えると、日常生活の中で、自分が「100%話し手」「100%聞き手」という状況って実はなかなかなくて、「話し手であり聞き手」という状況が1番多い気がします。そうなると大切になってくるのは、「話し方」「聞き方」のどちらかというよりは、「受け答えの仕方」なのではないかと私は思います。キャッチボールで言えば、大切なことは「時速160kmの球を投げる技量」でもなく「どんな球もこぼさず受ける技量」でもなく、「相手が無理なく受け取れる範囲に、受け取りやすい速さと強さで投げること」をお互いに繰り返すことなのかなぁと。

愛ある言葉で話せているか?

『人は話し方が9割』の中で、心に刺さった文章がこちら。

■一見決まりや正論で動いているように見えることも、実は感情に基づいて動いている。最終的にものをいうのは、人として好かれるかどうか

■言葉のクセは、「人格のクセ」

■愛ある人の口からは愛のある言葉が、意地の悪い人からは意地の悪い言葉が出てくる

「愛ある言葉」をビジネスを想定して言い換えるなら、「相手の役に立つような話」「相手にすんなり理解してもらえるような話し方」「相手の決断を後押しするような言葉」になるかと思います。私は果たして「愛ある言葉」で話せていたかと自問して、Noだったと気が付きました。

自己紹介する時は「使えないやつが来たと思われたくない」と虚勢を張っていましたし、プレゼンの時は「想定外の質問が来たらどうしよう」とびくびくしていましたし、審議会の時は「これさえ通過できれば楽になる」と終わった後のことしか考えていませんでした。振り返ってみると、自分のことしか考えておらず、そこに相手への愛はありませんでした。特に、転職してからは慣れない環境への戸惑いと、早く即戦力にならなければならないという焦りから視野狭窄になっており、余計に自分のことしか考えていませんでした。

小手先のスキルよりも大切なこと

『人は話し方が9割』を読む前は、話し方のTips集かと思っていました。そして、そういうhow-to本を無意識に探している自分に気付きました。でも、キャッチボールの例えに戻るならば、小手先のスキルはグローブのようなもの。高価なグローブを使っていても、全くとんちんかんな方向や、相手が苦しくなるような速度で球を投げる人とは一緒にキャッチボールはしたくないもの。「相手が受け取れるように球を投げよう」と思っている人が使って初めて、高価なグローブの良さが活きると思うのです。

視野狭窄になって自分本位になりそうな時は、「その言葉に愛はあるか?」と自問しようと思います。

おしまい

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やったー!ありがとうございます♡
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「いい形で30歳を迎えたい!」と漠然と考えている、20代女性です。私にとっての「いい形」とは?そんなことを考えつつ、20代後半のリアルな考えを発信していけたらと思っています。発信内容→人生観/仕事観/読書録/習慣化/ニキビ克服/資格勉強/転職