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【台本】記念日の奇跡は起こらない【4人劇】
設定【登場人物】
・白猪 羊(しらい よう)
割と天然で可愛らしい女性。辰巳とは付き合って2年経つ。
付き合い始めた記念日の今日、プロポーズされるのではないかとソワソワしている。
卯月のことを「うーちゃん」とよぶ。卯月が時々もらすオタク用語はお仕事上の専門用語だと思っていつも聞き流している。
常に恋愛脳で、泰河と卯月が付き合っていると勘違いする。辰巳のことは「たっくん」とよんでいる。
・羽柴 辰
近くまで行っているはずなのに辿り着けない場所/兎の中の人
実はこのコロナ禍になる前は誕生日に長野県の上田城公園にある真田神社で御朱印を貰うのが1つの楽しみだった。
ちょうど真田祭りの近い時期なので限定の御朱印も貰えるし、なにより落ちない城のパワーを真田昌幸さんから頂いている気持ちになれるのもいい。
推し武将ゆかりの地というだけでなく、この地は私にとって心地いい場所なのだ。
現在は車の調子も良くなくナビも壊れてしまったことも重なり、通うことは出来ないが
秒速5cmくらいの先輩風を吹かせたい/兎の中の人
ついに4月に入り、新年度がはじまった。
3月に多くの別れを惜しんだばかりだというのに慌ただしくてもう1週間たった気分だ。
仕事でも新人さんに教育をしなくてはいけない場面が増えたのでいつまでも後輩気分でいるわけにはいかないだろう。
人に教えるのにはやっぱり最初が肝心だ。
間違えたことを教えてしまっては、新人さんが困る。
「そんなの誰に教わったの!?」
「渥美さんです」
なんてやり取りがあった翌