見出し画像

円安で気づく、これからのマインド

円安が加速し、急下降をしました。20年ぶりの130円台ということですが、1ヶ月で下落率はいきなり10%以上、まるで遊園地のアトラクションのような状態です。
ジェットコースターに乗った後のふらふらした感じがなんとも言えないですが、実生活への影響を考えてみました。

ドル円

こちらは3月から5月の現在までの状態で、2ヶ月で14%に到達しています。

ドル円5年

こちらは5年間で見た状態ですが、ジェットコースターの乗り物のような勢いです。

我々の購買意欲というものは必要だから、購買・購入という行動を取ります。
日々の経理業務をもっと自動化したい、生産コストを下げるためにロボットを導入したい、労務のクラウド化に対し速度を上げて取り組みたい、などが主要因になります。

これは単に「欲しい」と思う気持ちではなく、需要という形で我々に仕事をもたらします。そういったことで技術力あがり、それらの声に応え、成果を上げることで報酬が発生し、日々の営みを継続できるのです。

元を辿れば、石油・ガス、小麦・大豆・とうもろこし・水などの家畜や人間が生きる上で必要なものが、物価高騰の波にさらされます。しかし、そういった資源や原料で商いをしている企業もあり一概に損だ悪だ、という意味ではないように思います。

労働コストの安い国から仕入れ、それらを日本で売りさばくことで利益を得る企業もあるため、恩恵を受ける企業も当然あります。

円高の際にドルをストックし円安の際に為替差益でやりくりし、高騰のリスクを軽減することも可能ですし、いずれ円高の波が来て逆の行動を取るステージに入る為、どちらに傾いてもいいようにバランスを取るだけです。

今、物価上昇が約2%で持ちこたえているのは、そういう点ではないでしょうか。

しかしこれから物価上昇が数年間続くとした場合、この円の激しい上昇や激しい下降に、実経済は持ちこたえることが出来るのか?

この事を非常に注視していく必要があります。

つまり、円安は、エネルギー資源などを全て海外から輸入する日本としては大変厳しく、資源国に対し強気の態度は取れなくなります。弱腰にならざるを得ない環境です。

資源を持つ、各国の出方に対し辛抱し我慢できるマインド設定が必要ですね。

数年間は物価が上昇することを覚悟し、今の2%からのマインド(やや高いと感じ始める)、4%までスーっと上がった時のマインド(少々パニック)コロコロ変わる日替わりメニューに対しては、あらかじめ備えておきたいです。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?