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アイコン制作/ヒゲめがねさん

ご縁がありまして、このたびヒゲめがねさんのアイコンリニューアルを担当させていただきました。ヒゲめがねさんの許可をいただいたので、今回はアイコン制作の舞台裏を書いてみたいと思います。

1.要望の整理

まずはヒアリング。
今回は既存アイコンのリニューアル。長い間使われていて既に認知度の高いアイコンのため印象は維持しつつ、もう少し「やわらかい」印象に変えたいというのがご要望でした。

【要望】
1. 
印象はそのまま維持
2. やわらかいイメージに(フェルトペン風)


2.初稿

まずは元アイコンを精度を変えてトレースし、ラフ具合の確認からはじめました。選ばれたのは真ん中の案。
下段はゼロから似せて描いてみたものの雰囲気が離れてボツにした案。チャーリーブラウンはリファレンスとしてヒゲめがねさんから提示されたもの。タッチの練習の名残です。

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3.ブラッシュアップ

初稿を気に入っていただけたので、これを原型にしてバランスをとっていきます。
Illustratorでライブトレース処理し、ベクターデータで全体のバランスやメガネの形、前髪などを調整していきます。

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モックアップを作成し、アイコンの雰囲気が維持できているかも確認。
「パッと見」の印象は変えず、気付く人は「変わった…?」となるくらいのラインを目指しました。

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完成

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そうして完成したのがこちら。
フェルトペン的な表現として髪の毛に塗り残しを作っていましたが、縮小すると潰れてしまうのと、名刺などに使った場合に印刷ムラが出る可能性を考慮してベタ塗りに変更しました。

+  +  +

今回はオンラインでのやりとりだったので、意図や過程を随時資料化して共有しました。(この記事の画像は提案資料のスクショ)
工程と変遷を残しておくことで「確認→承認」がよりスムーズに進みます。クライアントに「分かりやすい!」と言ってもらえることが多いです。


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