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20240825 阿波踊りで若返る

朝から整体。向かう道中で、煎餅をくわえながら小走りで道角を曲がり駅に向かっていく女性を見た。食パンではなく確かに煎餅だった。

今週末は高円寺で阿波踊りがやっているので、整体後にすぐ家族で出かけた。子連れだから夜までいるつもりはなく、昼前から向かって夕方前には帰るつもりだった。
友人親子も合流して、代わる代わるテンションが上下する不安定な4歳児2名をヨイショしながら街を練り歩き、夏の祭りを堪能した。2歳児は子供縁日的なコーナーで買った焼き鳥3本を完食。

高円寺は今の家に住む前まで生活圏内だった。安い八百屋と肉屋、各国のスパイスが揃う輸入食品屋、路地裏、商店街、昼からやってる飲み屋。この街では飲むぞとなったら刹那的に飲んでいた。
が、長男が生まれてすぐにコロナ禍となり、授乳期というのもあってめっきり飲みにいく習慣がなくなった。その後引っ越しもした。若い自由な大人生活が終わると同時に、自然と離れていった街だった。

今回高円寺に行ったのもなかなか久しぶりだった。土地勘があるし懐かしい場所も多く、ただ歩くだけでとても楽しかった。気持ちも若返る。

阿波踊りの本番は17時からだけど、その前の昼間にも商店街の合間でゲリラ的に演舞が始まったりする。それに狙いを定めて、結果2つの連の演舞を見ることができた。ここは我々夫婦の経験値と土地勘が生きたと、自分たちを褒め称えあった。

高円寺の阿波踊りは、昨年コロナ禍を経て4年ぶりに開催された。昨年も家族で行ったけど、ようやくマスクを外し目一杯踊ることができた人々の弾け飛ぶ笑顔は忘れられない。
昔から阿波踊りを見ると泣きそうになるんだけれど、昨年は空白の期間を経て戻ってこれたというのもあり、より一層涙が滲んだ。別に徳島や阿波踊りに縁もゆかりもないし自分自身はこれっぽっちも踊ることはできないけど、なんだか人間の根源的な喜びが詰め込まれている文化のような気がして、見るととても心が動く。
今年もあの楽しそうな人々の笑顔が見られてよかった。人間の美しさってこういうもんだと、しみじみ納得した。

長男は昨年行った時にいたく阿波踊りを気に入って、今年も踊っている人々と甲高い掛け声と鳴り物の音をじっと見つめ聴いていた。昨年1歳を過ぎたばかりでポカンとしていた次男も、今年は体を前のめりにして真剣に五感を働かせていた。

帰宅後、影響を受けた兄弟は早速家にあるおもちゃの太鼓を叩きながら舞い始める。最終的には太鼓の奪い合いで喧嘩。

屋台で買ってきた食べ物で晩ご飯。ハラルフード食材屋のサモサと焼き鳥、お気に入りだったカレー屋のカレー風味焼きそば、バーのマトンカレー、ふつうの唐揚げ。長男は唐揚げだけ食べた。あとは家にあるパン。次男は唐揚げとカレー風味の焼きそばも食べる。辛いものは大人がビールと一緒にいただく。

早めに出かけて早めに帰って、早めにご飯とお風呂を済ませ、みんなで早めに寝た。大変満足度の高い1日でした。

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