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【最初で最後】ベルサイユのスガ

こうしたものは時限性があるため、出稿するタイミングを逸するとボツになることがほとんどです。

グズグズしているうちに菅さんは辞職意向を示してしまいました。
辞めるにしてももう少し先かな?と思っていたので、私のみならず多くの人に驚きをもって迎えられたように思います。

したがってこれが最初で最後のベルサイユのスガシリーズでございます。タイトルネーミングに捻りも意味もありません。語感だけで決めました。

実際、グズグズしていたのは、口が羽より軽いある人にここの存在を意図せず暴露され、閲覧した人に言い訳を重ねていたからです。

政治に対して発言する人というのは、全く関心がない人からすれば「コワい人」、「変わってる人」、「もっと楽に生きればいいのに」「なんか(笑)」と映ってしまいます。

そう思われるのがイヤだったので、存在をひた隠しにしていたのに裏切られたので、人のことを安易に信じるべきではないですね。

いつもの通り前置きが長くなってしまいましたが、

菅さんがこの1年最も心血を注いだのは、自身の名を歴史に残すため、無観客という一番しらける形で数十年に一度の自国五輪を強行開催したことです。

この五輪開催で利益を得たのは、IOC(放映権料)と菅さん(名誉)、スポンサー企業(宣伝効果)のみでした。

菅さんじゃなくて、自民党政権じゃないの?と思われるかもしれませんが、得したのは菅さんのみです。

なぜなら、自民党にとって五輪開催によって得たいモノは支持率と衆院選での票だったからです。

しかし、その思惑は見事にまで打ち砕かれ、残ったのは東京五輪時の首相が菅さんだったという歴史的事実のみ。
菅さんにとってみれば、それだけでも開催する意味がありました。

来年まで引き延ばせば、自身以外の人間が首相を務めている可能性がある。
同じ自民党であったとしても、やはり自分の名は残したい。

そんな身勝手な思惑が放映権料を是が否でも得たいIOC側と一致したと考えられます。

放映権料はたとえ無観客でも放送さえされれば、問題なく入ってきます。

また、無観客による見込まれていたチケット収入がなくなり、収支が赤字となるにしてもその影響を被るのは東京都であり、日本政府なのです。

だから、観客が入ろうが居なかろうがIOCにとってはどうでもいいことなんです。

菅さんって存在感なさ過ぎてもうこれ以上語るネタがありません。

最後に。
心優しき日本国民は、安倍さんがコロナ禍の真っ只中に辞任して大変ななかよくやった!、誰がやっても一緒だった。
と大讃辞を送っています。

個人的には、自ら手を挙げて政治権力のトップに就いた割に最後の最後までリーダーシップを発揮せず、自らの言葉で国民に訴えることなく力尽きたという風に見えます。

もちろん、引き継いだ安倍路線が官製作文で国民からの批判をかわし続けるスタイルだったので、身内は誰も助け舟を出すことができなかったことも一因かと思います。

ただ、どれもこれも自らの意思で受け入れたこと。
とてもご苦労様と言う気にはなれません。

ピークは「令和おじさん」として持て囃されていた時でしょうか。

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