けっこう高いね

昨日訪れた場所にシネコンがあって、ちょうど『シン仮面ライダー』の先行ロードショーということだったので、用事が済んでから入ってみました。その時刻からすぐの上映枠があったので、券売機でチケット購入に進むと2500円という表示でしたので、直ちにキャンセルしました。これはIMAXでしたのでプレミアム価格が付いていたようです。認識では1700円くらいと思っていたので、半年から1年でAmazon Primeでもやるでしょうから、節約意識が勝りました。

では食事でもしようかと、一応家には夕食の下準備があったのですが、なにか開放感のようなものを味わいたくて、近隣の店を探しました。いい感じのシーフード系アメリカンレストランがあって、気持ちにフィットすると思えたのですが、店頭に表示されているメニューの一部を見て、やはり最低でも2500円くらいしそうだったのでやめました。

ちょうど醤油と味醂と七味唐辛子が切れており、それらを浮かせたからには多少とも良い物を買って帰ろうと、この家に越してきてから使い始めた成城石井に立ち寄って、商品を選びました。

もともと自分の賄いを自分で作ることに抵抗なく、むしろ自炊が一番美味しいくらいに思っているのに、やはり節約意識のために、料理の素材も調味料もコスパ重視でやってきました。そう考えると成城石井で買うという選択肢は、はなから贅沢かもしれません。でも、その味を知るとなかなか戻れなくなります。

成城石井では、野菜はまず高すぎて買えません。ただ、お惣菜も夜には値引きがあって、そうしたものを試してみるとファミレスなんかよりずっと美味しかったりして、まだ半年程度しか利用しておらずとも、それなりに信頼を寄せています。

昨日は、そうやって醤油・味醂・七味のほか、牛乳・バナナ・煎餅なども買ってしまいましたが、結局4000円のお会計となり、映画見るより、外食するより、散財しました。その差額で安いスーパーならおつりがくるくらいなので、せいぜい自分の料理を存分に味わい、幸福感を得たいと思います。

ちなみに、その時の所用とは老眼鏡を作ることでした。処方箋を出した眼科医は5000円ほどのZoffを強力に推します。いわゆる格安眼鏡はJINSもZoffも買ったことがあるものの、それらの品質に満足しませんでした。ただ数年が経っているし、眼科が勧めるのだから、今回は試してみることにしました。

ところが、フレームを見ていくと、どうしても5000円台では、自身で見て似合うと思える物が皆無でした。中でこれはというものを手に取ると1万円弱の値が付いています。これまで使用してきた眼鏡だと、フレームに4万、レンズに6万、ひとつ作るのに10万越えを覚悟していたので、それでも十分安い。眼科医には従えませんでしたがしょうがない、Zoffだったらこの1本くらいしか、お金を出す気になれないので決めました。

処方箋を持っていますが、検眼を願い出ました。すると視力測定は、今自動なのですね。ジョイスティックのようなものを操作します。ところが機械の言う案内の意味が、よく汲み取れなくて、スイッチ類の操作が覚束ないのです。それでも検査は速いペースで進みます。私は認知障害でしょうか? 操作方法を理解しようとしているうちに検査が終了してしまいました。

店員さんに、そう告げると、処方箋と見比べて、そんなに差が無いので大丈夫です、と言います。少し会話を続けましたが、もう一回検査してみる、というような流れには至らず、私は納得しておりませんでしたが、そのデータで製作することになりました。

眼鏡には、度が合わない場合の保証があったはずだから、それで駄目なら作り直して貰えばいいや、と考えることにして、とりあえず会計。その後の何かすっきりしない気持ちを埋めようと、冒頭の話へと繋がります。

眼鏡は、レンズの在庫が無かったため、後日配送となりました。このように、商談の流れにうまく乗れず、売り手の言うがままにお支払いしてしまうという消費行動は、まさに高齢者にありがちな気がします。少し前までは、自分がコントロールできていたつもりでしたが、いつの間にか弱者になっていたようです。ただ、やっぱり安売りの店特有の接客かもしれず、しっかりしたお店に行けば、きちんと対応してくれたかと思うと、サービスにはお金をかけなくてはなりませんね。と言っているところが、高齢者になった証かもしれませんがしょうがない、もうなんでもいいや。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?