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満員電車に乗っている人間を見ると死にたくなる方の恋々です。電車に乗るたびに精神安定剤を飲んでいますね。みんなは毎日電車に乗ってえらい。気付いたら三月ですね。早すぎる。

一月二月は論文や原稿に追われていたら終わっていました。東京行く以前、原稿やる前に見た映画ですのでちょっと時間が空いてしまってますがとりあえず見たメモ。


アシュラ


韓国ノワールです。大事な人の入院費のため、わるい権力者のわるいことを手伝っていたら、いろんな人の板挟みになり、さまざまな犯罪を犯してしまい、やがて取り返しがつかないところまでズブズブと沈んでいく…という話です。バイオレンスな画面が続く中で、主人公の悲壮感と出てくる人間がみんなすがすがしいほどクズなのが一周回って魅力的でした。特にわるい権力者である町長は、レオンのゲイリーオールドマンを彷彿とさせました。悪役が自らの美学のままにすべてを破壊してゆくさまって良いですよね…わるい権力者を止めようとするひとも結構悪くて、主人公は「おまえはわるいことをしているんだから」という目で見られながら使い捨てられようとしているのも悲しげでした。
主人公の、何も自分で決断できず、流されながらも、自分の大切なものを守ろうとする姿は等身大のもがきであり、その生々しい人間さが物語のラストに与える影響は、あるべきものの姿であり、至るべき終着点のように感じました。主人公の舎弟と主人公の関係性の終わりはこのクズばかりの物語の中でどこかおごそかな結末すら感じられますね。インサイダーズや負け犬の輪舞や新しき世界や、韓国ノワールのブロマンスを見てきて、アシュラはまたひとつのうつくしい結末だと感じました。あの打ちっ放しコンクリートの寂しい通路がいいよ…。

王になった男



イ・ビョンホンが見たくて見たのですがやっぱり最高に素敵でした。卑屈な小物役から、冷徹な王から、自意識を持ち自立しようとする者までなんでも演じられるんですよね。物語も何かを損なったり失わないように、繊細に作り込まれていると感じました。シチュエーションこそ、「王とそっくりの平民男が身代わりになったら!?」という王道ものではありましたが、そこから物語をどう展開させ、どう終着させるかというのは大変丁寧に作られていたと感じます。あまり気負わずに見れるエンタメ映画でした。


東京行ってる間にも何本か見たのでそれも書けたら良いですね。ミッドサマーはTwitterの熱狂を見てたらなんだか嫌になったのでDVD待ちかもしれません。


論文を終わらせた勢いのまま二次創作同人誌を二本作成しましたが、その最も忙しい時期にPCの画面に不具合が起こり、調べたらリコール対象になっていたものの肝心の購入からの期間が過ぎてしまっていたので諦めて最新機を買いました。本当は昨年末には異常が発見されていたのですが、曖昧に見過ごしてしまっていて…いつも手遅れになってからそれが大切だと気づくのです。とてもとても悲しい…原稿終盤の手直し段階では、線が三重、四重にブレて見えるという大惨事で、もう少し早くこの状態になっていたら同人誌を出すのを潔く諦めていたと思います。諦めは悪いのです。
新pcはNortonをいれたりセッティングをしているけれど、まだきちんと使ってはいません。データを移しかえるのが面倒なのと、旧pcは過密スケジュールでなければまともに動いている感じがあるんですもの。と、ぐずぐずしているので今日もきっと古いpcのままです。次のイベント参加は五月です。いまからはじめていれば余裕入稿できるのでしょうが、なかなかやる気になりません。つら~い。

大学の方は無事に卒業判定が出ました。コロナ騒ぎで行事ごとも中止になっているようですが、どうせ元々行く気がなかったので良いかなって感じです。学問から完全に離れてしまう訳ではない環境に身を置きたいけれど、今のすこし疲れた自分にはその余力はないようです。

所属がなくなってしまいますね。今日就労面接の結果が合格で出たので、どうにか食いつなぐための糧を得たいところです。沖縄に行きたい。

日々のごはん代や生きていく上での糧になります