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文化の日は北鎌倉で歴史に浸る 鎌倉五山第二位円覚寺参拝 19.11.03 08:35

文化の日なので北鎌倉。そう言ってしまえば至極当然な選択に思える。
北鎌倉あたりでしっとりと、寺院と歴史に浸るっていうのも文化の日の過ごし方としては悪くない。なーんて自分に言い聞かせてやってきた北鎌倉。
考えれば随分ご無沙汰泣な気がする。
明月院や縁切り寺はあじさいのときに訪れたかな。北鎌倉はそれ以来か。それ以外の寺院はもういつが最後だったかよく覚えていないほど。

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文化の日といえば、鎌倉五山第一位の建長寺と第二位の円覚寺では宝物風入れが行われる。そう言われるとイベントに弱い私としては来ちゃうんですよネ。

というわけで円覚寺。

円覚寺(えんがくじ)は、神奈川県鎌倉市山ノ内にある寺院。山号を瑞鹿山(ずいろくさん)と称し、正式には瑞鹿山 円覚興聖禅寺(ずいろくさんえんがくこうしょうぜんじ)と号する。臨済宗円覚寺派の大本山であり、鎌倉五山第二位に列せられる。本尊は宝冠釈迦如来、開基は北条時宗、開山は無学祖元である。なお、寺名は「えんがくじ」と濁音で読むのが正式である[注釈 1]。
鎌倉時代の弘安5年(1282年)に鎌倉幕府執権・北条時宗が元寇の戦没者追悼のため中国僧の無学祖元を招いて創建した。北条得宗の祈祷寺となるなど、鎌倉時代を通じて北条氏に保護された。
JR北鎌倉駅の駅前に円覚寺の総門がある。境内には現在も禅僧が修行をしている道場があり、毎週土曜日・日曜日には、一般の人も参加できる土日坐禅会が実施されている。かつて夏目漱石や島崎藤村、三木清[1]もここに参禅したことが知られる。

はウィキペディア調べ

北鎌倉の駅から近いというか、そもそも駅自体が円覚寺の境内だったわけで、駅からは目と鼻の先。

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開門から遅れること数分。
参拝客もまばらな朝の時間帯。何十年、何百年と続く朝の風景。古刹の境内は落ち着いている。
文化の日の円覚寺は宝物風入れだけではなく国宝舎利殿も一般公開。
神奈川県で唯一の国宝建築物である舎利殿の公開。この日に来なければいつ来るのですか!今でしょという林先生の声が頭の中にリフレイン。

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鎌倉のお寺の中では、特に円覚寺の雰囲気が好きです。
建長寺程権威的にならず、かと言って古刹の雰囲気を損なわず。
禅宗として今も修行の僧侶が暮らす寺。

風通しのいい境内の雰囲気。一つ一つの堂宇の佇まい。落ち着くんです。

山門の少し頭でっかちな感じが禅宗の寺院らしくていいんです。
夢窓疎石の作と言われる妙香池の雰囲気。

そしてその奥には国宝舎利殿。
両端の軒がぐっと上がった感じが鎌倉建築の特徴。
武家の香りがするじゃないですか。

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舎利殿も去年の台風のとき裏山が崩れて。倒木により屋根が壊れたりしていたが、すっかり元通りといった感じ。国宝ですから修理は完璧です。

国宝舎利殿の奥には八代執権北条トク胸の廟所である佛日庵が。
ここには、九代執権北条貞時、14代執権北条高時も合葬されているのだとか。
川端康成の千羽鶴の舞台もここ。有料ではあるが抹茶を楽しむこともできます。
歴史が香る塔頭の一つです。

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そして、その奥には円覚寺の最深部でもある黄梅院が。
夢窓国師の塔所だった場所で、木々が生い茂り人里離れたといった感じ。
円覚寺の中でもここの雰囲気は格別です。

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その後、長い石段を登って国宝の大鐘を見て。
展望台から対岸の谷戸の縁切り寺の統計時の境内を眺めようと思ったら、雑草の茂りがひどくて東慶寺が見えないという自体。
なんのために苦労して階段を登ってきたのかと・・・。


円覚寺の宝物風通しをみて、誰々の筆のなんとかとか言われても残念ながら文字を読むほどの学がなく、プリントされた説明を読んでうなずくばかり。
掛け軸を見てもやはり理解できず。まぁ、そんなもんだよな。

成長文化の日の過ごし方。円覚寺宝物風入れは、国宝舎利殿に感動!というのが、正直な感想です。





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