マガジンのカバー画像

ほんわかな朝

32
ほんわかなお話
運営しているクリエイター

記事一覧

スタンド・バイ・ミー

スタンド・バイ・ミー

当時ブログに書いた文章をnoteに載せてみたくなりました。

=2004.11.20の記事=
「スタンド・バイ・ミー」

言葉は命である。
哲学者の池田晶子は、著書『あたりまえなことばかり』で書いています。

死の床にある人、絶望の底にある人を救うことができるのは、医療ではなくて言葉である。宗教ではなくて、言葉である。

この文章を読んだときの衝撃を忘れることができません。なんて力強い言葉なのだろ

もっとみる
#38 髪を切ったら「物事」が回り出す!?

#38 髪を切ったら「物事」が回り出す!?

6月8日、時刻は13時19分。こんにちは、はるです。

今回に限ったことではなく、かなりの確率でそうなるのでシェアしますね。

「整える」と「動く」。

なんのこっちゃですよね(苦笑)。でも、部屋を片付けたり、持っているものを断捨離して、スッキリした気持ちになったことは誰もがあると思います。

でも、「スッキリしたぁ♫」だけじゃなく、その後に「良いこと」がやってきたりしませんか?

髪を1キロ、ご

もっとみる
サトウカエデのnoteの歩き方

サトウカエデのnoteの歩き方

noteで書き始めてもうすぐ2年。

最近、フォロワーさんの数も増えたので、どんなことを書いているかをまとめてみました。自己紹介2020年Ver.ということで、お楽しみください。

かんたんな自己紹介南半球のニュージーランドに住んで、日本と真逆の季節を生きています。お仕事は、フリーランス&完全リモートのライター。海外田舎の在宅引きこもりワーカーです。娘の学校の送り迎え、スーパーへの買い物、ジムに行

もっとみる
いずれ春永に

いずれ春永に

借りたままの本が何冊か本棚に入っている。どれも最近借りた物ではなく、10年から20年は経っている。

『いずれ春永(はるなが)に』ということばがある。

能か狂言で使われる言葉で『再び春が巡ってくるように、いつかまたお会い出来ることを願っています』という様な意味。ずっと以前、三島由紀夫の随筆で読んだ。

再会を無理強いしていない、でも十分にこころが伝わるような良いことばだなとずっと覚えていた。そん

もっとみる
青空を味方につけてしまう彼

青空を味方につけてしまう彼

そろそろセーターをしまっていいよと、季節は言う。それでもたまに寒くなって、いじわるだ。焦らされるほど、訪れたときの喜びがおおきいなんてことを知っている春って、本当にずるい。

わたしは犬が好きだ。ちいさい頃からの口癖は「犬が飼いたい」だった。実家がマンションだったのでそれは叶わなかったけれど、いつか飼うのだと思う。犬のようなひとが好きなのだけれど、過去をさかのぼっても、そうだよなあと我ながら納得す

もっとみる
「卒業」のはなし

「卒業」のはなし

1.卒業式とわたし

どうにも、「卒業」というものと巡り合わせの悪い星の元に生まれたらしい。

小中のときは友人関係の構築が今以上に下手くそで、ひたすらに辛い学校生活を送っていた。
下手くそなら下手くそなりに、女子同士の友情に見切りをつけて一人で楽しむ方法を考えればいいものを、「友達の多いキラキラした生活への憧れ」を捨て切れずぶちぶち過ごしていたのだから、そりゃあ孤立もしよう。

小学校の卒業式も

もっとみる
食育

食育

PTAのセミナーで食育の講座があって、受けてみた。
料理は好きだ。
料理教室に通ったこともあるし、子どもの頃からご飯を作るのは好きだった。自分の好きなものを作れるというのがよかった。
だけど、家族のために食事を作らなくてはならない、と思うと途端に苦しくなる。特に子どもを産んだ後、子育てをしながら、この子の食べるものは全部わたしに責任がある、と思ってしまって、苦しかった。
無添加で安心で安全なものを

もっとみる
椿

椿



小雨が降った後の苔は、凄く艶やかですね♪

途中から晴れてきて、差し込む木漏れ日と

とっても合っていてなんていい休日…✴︎

小さな春の話

小さな春の話

観たい映画が吉祥寺でやっていたので、三鷹行きの各駅停車に乗り込んだ。
日曜日の午後3時半。昼間と夕方のあいだに位置する中途半端なこの時間が、一日の中でいちばん好きだなと思う。車内はがらがらに空いていて、向かいの窓から外の景色がよく見えた。
3月初日の東京は、最高気温が17度にものぼったのだという。春のはじまりにふさわしく、やわらかな光に満ちたあたたかい日だった。

車内に流れる空気が心地良くて

もっとみる