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オンライン飲み会ツールをDA表にまとめてみた

こんばんは。湯島に月イチで現れる幻のスナックさりーのママ、さりーです。
3月からリモートワークが続いているため、友達や同僚との交流ツールとしてオンライン飲み会が取り上げられています。無料で使えるツールも複数存在しています。

バーやスナックなど店員とのコミュニケーションを提供している飲食店は、顧客とのつながりを保つためにオンライン飲み会を開催することも大切な打ち手の一つです。

そこで、オンライン飲み会ツールの機能を評価してDA表にまとめてみました。

DA(Decision Analysis)表とは

複数の製品や提案書などを比較するために、選定軸を設けて評価を付けるためのフレームワークです。選定軸は企業の達成したい目的やコスト、対象製品の特長などをふまえた要件によって設定します。

オンライン飲み会の要件

ではDA表を作成するにあたり、オンライン飲み会の目的を洗い出します。わたしの場合6つの要件が思い浮かびました。
・無料で利用できる
・オンラインでの音声通話、ビデオ通話ができる
 →テキストチャット、画面共有、ファイル送受信は不要
・4~6人程度で同時に利用できる
・1~2時間程度連続で利用できる
・通信内容を録画・録音できる
・利用にあたりアカウント登録、アプリダウンロードが不要
下から2つはオンラインスナックに活用することも考えての要件です。

これらの要件をQCDのフレームワークで整理すると、以下のようになります。
Q:クオリティ
・オンラインでの音声通話、ビデオ通話ができる
・4~6人程度で同時に利用できる
・1~2時間程度連続で利用できる
・通信内容を録画・録音できる
C:コスト
・無料で利用できる
D:デリバリー
・即日利用できる
・オーナー以外はアカウント登録、アプリダウンロード無しで利用できる

要件のプライオリティ付け

整理した要件にプライオリティを設定するために、Must要件とNice to Have要件にタグ付けします。評価内容によってはさらに細分化することもありますが、今回は2つで十分です。

Q:クオリティ
<Must要件>
 ・オンラインでの音声通話、ビデオ通話ができる
<Nice to Have要件>
 ・4~6人程度で同時に利用できる
 ・1~2時間程度連続で利用できる
 ・通信内容を録画・録音できる
C:コスト
<Must要件>
 ・無料で利用できる
D:デリバリー
<Nice to Have要件>
・即日利用できる
・オーナー以外はアカウント登録、アプリダウンロード無しで利用できる

評価対象のツール選定

要件が整理できましたので、次に評価対象のツールを選定します。市場での評価の高い製品や、要件にあっていそうな製品から選ぶ場合が多いです。
今回は、2019年のGartnerのMagic Quadrantを参考にCiscoMicrosoftZoomを選びました。さらに、ユーザーになじみがありアカウント保持者の多そうなGoogle、オンライン飲み会専用ツールとして話題となっているたくのむ、以上の5社のツールを評価対象に設定します。

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引用元☟

DA表作成

比較対象のツールの公開情報を調べてDA表に落とし込み、その絵で定量的に評価するために採点をしました。
【採点ルール】
Must条件の〇:4点
Must条件の△:2点
Must条件の×:0点 且つKnock Out(その時点で選定対象から除外)
Nice to Have条件の〇:2点
Nice to Have条件の△:1点
Nice to Have条件の×:0点

結果は☟の表のとおりです。

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※あくまでわたしの要件にあわせた評価であり、特定の企業やサービスを批判するものではありませんのでご了承ください。
※WebEXはエンタープライズ利用が中心のサービスのため、個人利用となるとサービスのスケールが合わないということは分かりつつ評価していました。もちろん素晴らしいサービスであることに変わりはありません!

大きな得点差は生まれなかったものの、Skypeが最高得点でした。調査する前までは、「Skypeはアカウント登録がMustであり、ユーザ同士アカウントを交換しないとミーティングを開始できない」という点が要件に合わないだろうなと思っていたのですが、4/3のアップデートを経てURLを用いたブラウザでの会議参加がアカウント無しで可能となっていました。コロナの影響をうけたオンライン会議ニーズへの対応とのことです。知らなかった!早速使ってみます!

以上がオンライン飲み会ツールのDA表作成でした。色々特徴がありますので、会議の内容にあわせて使い勝手の良いサービスを都度選定して使うことをお勧めします。
例えば・・・
友人同士の気軽な飲み会:アプリが不要で操作性がシンプルなSkypeやたくのむでサクッと
ゲーム実況等をしながらの飲み会イベント:ZoomやHangout meetの画面共有機能活用
有料イベント:ECサイト等でのチケット購入者にパスワードを共有してZoomへ誘導

以上のツールを活用して、自宅で楽しく飲み会しましょう!

※なお、Zoomについてはトークルームや録音ファイルの命名規則が予測可能のため第三者が閲覧可能であったり、アプリケーションインストールが自動で実施されてしまうといった脆弱性の問題が明らかになっているため、今後のアップデートをウォッチする必要があります。



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