[蛸旅]コンサート聞きに行ったら情緒をぐちゃぐちゃにされた話

こんばんは。原稿を自ら設定して首を締めつつも書かずにはいられなくて日々何かを量産しているタイプのオタク、えつりんごパイです。

本日(12月14日)開催されたSymphonic Memoriesシリーズのコンサートの「オクトパストラベラー」およびアンコールに関する感想を書き連ねます。

なお、これを書いている人はトリ頭なところがあるため、順番が間違っていたり違う曲名をあげたりしている可能性があります。すみません。
なるべく他の方の感想を見て確認してから書いてます。


[結論]神官が踊子と騎士を光へ導く編成でしたね

※個人がコンサートを聞いて受け取った解釈の話です。

コンポーザーにして作曲された西木氏登壇時でも推されていましたが、今回のコンサートでは「プリムロゼ(踊子)」が主にメインみたいな扱いをされていたように思います。(広告で)

ラインナップとしてはフロストランド地方や騎士オルベリクのテーマ、などちらほら記載があったので、その中でも踊子を押すとはこれ如何に?その謎を解くべく私はコンサートホールに向かいました。

ソリストの方もお呼びしての、豪華な布陣でオクトパストラベラーは始まりました。
指揮者の演奏の始め方が、「日常から不意打ちでファンタジー世界にぶっ飛んでしまいました」みたいな軽やかさなもので……メインテーマが流れた時はうふふ楽しみだな〜くらいの気持ちになれたんです。

プリムロゼのテーマが流れてから、そんな気持ちは置いていかれました。

酒場で、決して楽しいとは言えない暮らしをしながら、仇を探して踊り、舞い、自分をひた隠しにして生きる踊子の姿がそこにはありました。気が狂いそうなほどの日常を、信念があるがために狂いきれず、ただただ息を潜めてその時を待つ。
仇が現れて、そのために彼女は初めて、手を血に染める。

ここからの解釈が私の中でぶれているのですが、プリムロゼ4章までの雰囲気を味わった気がしているので、そちら寄りに書き残します。

不穏な低音が常に響く中、緊張感を途切らせられない日々が続くプリムロゼ。踊っては人を集め、情報を得て、仇を殺し、次の街へ……。
かつての恋人とも再会して心揺らぎながら、もう一人と殺めれば、絶望に突き落とされて、生死の境を彷徨って。

ここらへんのシメオンがいただろって感じが最高に情緒乱れました。


そんな彼女が疲れてたどり着いた先がフロストランド地方、フレイムグレース。

戦火に家族を奪われ、けれど人の持つしたたかさとやさしさ、あたたかさを見抜く力を持った神官オフィーリアに、彼女は出会います。

曲の話をしますが、雪のちらつきとオフィーリアの素朴できらめく優しさを重ねるような表現方法が最高だったなって私は思いました。

オフィーリアにはオフィーリアの大事にしたいものがあり、その、あまりに素朴で当たり前の思い遣りや在り方が、プリムロゼの迷いを浮き彫りにさせるんです。
悩み、懺悔も出来ない。けれど救われたい。誰にも触れさせないし、触れさせてはならないプリムロゼを生かす「それ」。
聖火の試練を乗り越え、式年奉火に出かける日、オフィーリアはプリムロゼの手を引いて、否定も肯定もせず、彼女の在り方や生きてきたものを大切に扱います。

そして二人で辿り着く、ハイランド地方。

騎士オルベリクの再起の萌芽を手助けして、三人になって旅は続きます。

この辺りの編曲をもう覚えていないのですが、再起のために→ボス→フィニスになっていったような気がするので、そんな感じと思って書きます。

復讐を遂げたプリムロゼと、
友の復讐の意味を知り、根源を断つべく再び剣をとったオルベリクと。
オフィーリアのやさしく強い炎が支えて、道を照らして、二人はようやく、自分の人生を再び始めて行く……。

んだと私は解釈しました!!!!!!異論は大いに認める。
最後のヴァイオリンソロ、儚くもきれそうになりながらも輝かんとするアレンジが最高にせつなくて素晴らしかったと思います。

管弦楽団のみなさんの、決めるべきところは決めるっていう安定した演奏も素晴らしくて、指揮者の方も素晴らしくて、いやもう素晴らしいしかないんですけど、すごかったです。


[おまけ]アンコールがおちゃめかよ

いや天才だと思いました。最高じゃん。
FF5をやっててよかった〜〜〜〜と思いました。もうもう、まさか弦楽器あんなにある編成でビッグブリッジ聞くとか思わないじゃないですか!?!?!最高でしたね?!!!?!
そしてまさかのチョコボの演出。最初びっくりしちゃってめちゃくちゃ笑ってしまいました。おちゃめかよ。最高だ。もっと金を払わせてくれ。
ビッグブリッジとチョコボのテーマを重ねるとか天才の所業では???と思うんですが、本当にみなさんどちらの曲になっても安定して演奏されるので、神々の遊び〜〜〜〜〜〜〜とひたすら楽しませていただきました。


今回はあえてコンポーザーの方々については触れておりませんが、
まさかの〜〜〜〜植松さん以外ご登壇っていう……。はへぇ……って声出ました。いえしかし植松さんの編曲も最高でしたね。
そしてゼノギアス編曲されたアンドレアス氏!!!!あなたいま「いけにえと雪のセツナ」って言いました?!?!?して!!!
って思いました。セツナはまじで曲はいいのでほんと〜〜〜〜よろしくお願いします。なおまだエンディングまでいってないので、私は反省して続きをやることにしました。

情緒乱れてしばらく頭が痛いコンサートでした。
FFもゼノギアスもすごく素晴らしかったです。ありがとうございました。


ここまで読んでくださってありがとうございました!



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