【感想】劇場版名探偵コナン 紺青の拳【初回】

   はじめまして、こんにちは。サクッと焼きたて、りんごパイです。
    4/12のキッドの日は見逃しましたが、4/13に紺青を観てきました! ので、今回の記事は初回の感想を書いていこうと思います。

(初投稿なので諸々見づらい面がございましたら、コメント頂けますと幸いです)


劇場版名探偵コナンと筆者について

 初代時計仕掛けの摩天楼から、映画館で観続けてきました。(10作目前後は大学受験のため断念しましたが)過去の名作はもちろん、ここ数年のコナン映画の進化ぶりは大変素晴らしいな!と思います。

  原作は60巻あたりから読むのをお休みしておりますが、昨年は映画に乗じて安室編を買うなどしました。今月は新刊も出ていましたし、そろそろ読むの再開しよう!
 

与太話はさておき、感想です

 初回での感想を時系列に書き連ねていきます!実際に観た人向けです。


 綺麗なシンガポールの景色……から始まったかと思えば、全て英語の話せる声優さんによる字幕ありのシーンから。この時点で、レオンの能力、雰囲気などをミステリアスに描いていて、とても魅力的な悪役を演出し始めます。
 冒頭、事件が起きておや珍しい爆発しない…?と思いきや被害者のものと思しき車が爆発。
 逃げ惑う人々も英語で大変素晴らしい。
「爆発で現場が荒らされては困るからね……」
 サングラスをかけて瞳を隠すレオンの怪しさったらありません。しかしとても悪役らしい、賢く美しい魅せ方でした。

 そして出てくる弟子らしいリシというキャラクター。梶くんが声優をされていましたが、
英語はドミニク・アレンさんでした。最初梶くんが英語話しているのかと思っていたので、よくこの方を見つけたなあ……と。そのくらい似ていました。梶くんが担当するキャラクター、みんなこの人が吹き替えしてもいいんじゃないでしょうか?(言うの忘れていましたが、筆者は元声優オタクです)

 意味深な10〜15分?を終えて、日本。哀ちゃんとコナンくんの夫婦喧嘩いたいな会話から物語は始まります。
 京極さんの試合観たい!というコナンくんは、とても高校生らしい素直さがあっていいですね。修学旅行も行きたい!といって、まあ大変なことになって。でもそれ何とかごまかせたからいいでしょ!って言い切るあたり、まじ工藤高校生……って思いました。哀ちゃん、こいつはあかんで……調子乗るで!
 だめと言われ、諦めて帰るコナンくん。こんな夜道に歩き回ってええんか……? 後ろからやってくる影に気づいて冷静に対応、するかと思えば蘭ちゃんで……?
 もうこの時点で怪しさマックスなのに、コナンの対応するコナンくんは本当……なんかだめですよね。キッドの凄みもね、本当待ってたんだよお前をよ!!!!!って感じがあふれてましたね。まあ業火の向日葵で何も言わないまま呼び出したら、中盤過ぎるまで助けてもらえませんでしたもんね。

 そうして(誘拐されて)やってきたシンガポール。パスポートなしに外国行くのってどんな気分なんだろう。怪我する描写が一個もなかったのが本当に細かい。
 眼鏡なければ、肌の色を変えてさえいれば、蘭ちゃんにも園子にもバレないのは笑いました。
 ある意味で平凡な顔立ちなのか? いやそんなわけないよね?
 この時点で結構、演出が、今までと違うんですよね。これまではコナンくんが眺めていた建築物や大会やらなにやらの説明が入っていたのに、今回はコナンくんが知らないので、何もない。(その代わりに冒頭にあったのでしょう)
 話は変わりますが、いっぺん茂みに隠れてから動き出すキッドはとても、快斗くんぽい動きで大変よろしかったです。

 なんやかんやで話を済ませたところで、園子がちょっとごめん、といって抜けていきます。
 京極さんとの待ち合わせで再びマーライオンの前に戻るだけなのですが、京極さんのことしか考えてない、見ていないの本当に可愛い。お嬢様とかでもない、ただの恋する女の子というのが、かわいい。
 あっ危なーいなんてことになって、助けに行こうとする蘭ちゃんを止める工藤(に扮したキッド)。
 京極さんの登場シーンがとてもかっこいいし、素晴らしい。どう言うキャラかこれだけでわかるし、園子ちゃんがあーんとかいいながら可愛いムーブしながら抱きつくの超かわいい。これが許されるのは鈴木園子だけだと思う。そのあと離れて照れてるのもかわいいよね。かわいい。高校生だもんね。見えないけど。
 
 そして仲良くご飯……かと思えば、京極さんのスポンサーが冒頭で殺されてしまったので、京極さんはスポンサーを得られず大会に出場できなくなる……。

 はい、ここで皆さんおわかりいたただけたと思います。
 細かくは明かしません。もう園子がただ可愛かったです。はい。
 劇場でご覧ください。やはりこの二人は最高だ。
 作画的にもここを大々的に1カットで描いてくださってありがとうございます!!!というシーンでした。

 さて、今度こそ大丈夫かな……となった一行の元に、リシが登場。
 ここのシーンは割と聞き流していけます。流れるようにレオンとご対面。
 キッド様〜となる園子にストップかける蘭ちゃんがナイスでしたね。蘭ちゃんはそういう意味で聡い子なので好きだ。

 諸々の説明を飛ばし、握手をして指紋ゲットした怪盗。まんまとレオンの手の上で踊ります。
  危ないね!!!でも危ない状況でも逃げ出せるキッドはすごいと思うし、そのくらい強敵が現れる(コナンの映画の中で)のも珍しい(まじっく快斗はまあまあありますよね)ので、こう、ハラハラドキドキ感がここら辺から生まれてきます。ニヤって笑うのずるいですよね。
 
 仏頂面でキッドの危機を救うコナンくんが最高なので、この二人が好きな人は是非見てほしい。見てこの仏頂面!! 女王様がお怒りやで!!!ってなる。王様じゃないのはなんとなく。それはまあ許してほしい。
 キッドの手の内を明かしながらのストーリーなのだと、このあたりからわかってきます。共闘はこれまでにも何回か劇場版でありましたが、今回のキッドとコナンの共闘は大変好みでした。

 奇術師と探偵を掛け合わせると面白い。学びました。

 一仕事を終えて帰ってきたキッドとコナン。工藤に扮して蘭ちゃんといちゃつくキッド。この時初めて付き合いだしたのを知っておどろいてますね。ははは。青子ちゃんともそんな初々しいことしてないもんね。ははは。
 ここで触れておきますが、今回の蘭ちゃんはとても、とてもいい立ち回りをしています。新一ー!もう!って感じだけど、あまり怒ってないし、寂しそうなのだけどいつものような寂しさがない。新一よりもお父さんを先に心配して動き回るし、ちゃんと新一の呼び声には反応するんですよね。いいこだなあ。

 試合初日。京極さんにレオンが接触し、話しかけてきます。殺人心理学……でしたっけ。専門家だから暗示のかけ方もよくわかっているのでしょう。心理戦で仕掛けてくるのがいいですね。それにかかってしまう京極さんも、ああまだ高校生だもんなーって感じで、よい。
 この後の園子ちゃんとのおでかけもね。おしゃれだなあ。かっこいいなあ。純粋な京極さんがとてもよい。
 一方、園子ちゃん。京極さんを嬉しそうに眺めているのがかわいい。高校生だから、ちょっとした秘密が気になって、聞いてみて。京極さんが、ああいやこれは、と隠すと、なんで教えてくれないの?ってなる。一緒に色々できるのが久しぶりで嬉しくて、満足しているからこそ、そういったことを不満に思っちゃうんだなーーーー。
 そしてこののち乱闘になるわけですが。
 乱闘に巻き込まれて泣き叫びテーブルの下に隠れる園子ちゃん。この辺りの普通の女の子感もすきです。もうとにかく泣く、叫ぶ。通り過ぎたパトカーを見かけて追いかける。
 怪我して、自分のせいだって思っているところもあるから、京極さんが園子を守るためにといって側にいようとするところに、いらついてしまう。八つ当たりも入ってますよねこれね。自分がぶつかっちゃったから巻き込まれて。助けようとして動いたのに助けられなくて。
 
 主軸に戻り、キッドvsレオンが再びはじまります。
 そうだ、今回は毛利のおっちゃんがひたすら飲んでいて、でもキーパーソンになっているのが、よかったです。扱いが雑じゃないというか……。毛利小五郎だから物語の主軸に引きずられて、巻き込まれた側なんですけど、ちゃんと、あの、最後とか娘を守ろうと動けるのが、すごく、おっちゃんでした。
 
 はい、で、キッドvsレオン。この辺りまで来ると、コナンくんも大筋がつかめてくるので、まんまと手のひらクルクルさせられやがって……って、キッドに厳しい。おそらく日本なら、もう少し周到に動いているんですよね、キッド。それが今回はあまりみられない。躍起になってるな?と思っているのか、なんなのか。
 夕日をバックにして傷つきながらも逃げるキッドはマジでイケメンでしたがね。大倉さんはキッドの魅せ方をよく知ってる人だな。永岡監督かな。

 夜になります。話は進む進む。
 コナンくんはキッドの様子を見て、自分が動くようになります。リシのお宅訪問、情報収集。相棒の哀ちゃんに頼んでヘルプヘルプ! 哀ちゃんと仲が良くてほっとします。姉弟みたいですよね。夫婦でもいいけど。

 後半からはキッドやコナンの手の内が見せられなくなり、レオンたちの手の内が明らかになってきます。もうこの時点から、今度はキッドとコナンくんたちが奇術師側になるんですよね。
 いやーよく考えてるなあ。
 色々な情報も分かったし、推理も完璧。元凶を叩きます。しかし同時にタンカーがホテルに突っ込んできて、海賊たちも動き出します。この(悪役の)ツメの甘さがいいんだよな。

 さあーここから人間卒業パーティの始まりです。
 お父さんどこ!といって最上階か?と思い走り出す蘭ちゃん。二日酔いその他で眠っていたところを、爆音で起こされる毛利のおっちゃん。海賊に捕まる蘭ちゃんですが、キッドの出した煙幕により形勢逆転! 蘭ちゃんについては危ない目に合わない自信が持てるので、ハラハラするけどあぶない!ってならなくて本当によいですよね。ありがたい。おっちゃんがちゃんと戦って蘭ちゃんに「お前は下がってろ!」というのも本当に好き。毛利親子最高かよ。ゼロでも最高だったよ。ありがとう。
 一方。状況の異変を確認した京極さん、園子ちゃんをお姫様抱っこして逃げ出します。敵に囲まれても逃げ出せる脚力やべえ!そして京極さんが動くたびに悲鳴をあげる園子ちゃんの、園子ちゃんの、悲鳴の内容や反応が大変女子高生!!!!!で!!!!よい!!!!!
 レオンの暗示で拳を震えず傷つきますが……コナンくんの導きとキッドの射撃の腕で、大変ドラマチックに拳が震えるようになります。
「お前と戦いたかった」
 と言われて、敵じゃないのに崩れるホテルの天井で戦い始める京極さんとレオンのボディガード(ボディガードについてはちゃんと話の中で触れられます。私が感想に書いてないだけです)。
 赤井さんと安室さんの観覧車での戦いと比べますが、意味があるし(聞き流してください)、テンポも演出もよかったのでもうとにかくよかったです。あと戦闘、もとい肉弾戦の作画も音声もすごかったですね!!原画さん動画さん撮影さん色彩設計さん皆さんありがとうございます!!京極さんの顔をなるべく映さない描き方で、顔はいいから動きを優先!という見せ方、
私は好きです。戦闘の後半は、園子ちゃんをおんぶして戦うので、本当に、作画されたみなさまおつかれさまでした。最高でした。
 そして締めのあのエフェクトですよ。かっこいいなあ。橋本さんだな、と思っているのですが、違う人かもしれない。今後はどんなエフェクトの方が出てくるのだろうなあ。いろんなエフェクトが生まれていくのかな。
 人間卒業パーティも終わる頃、海水で普段の髪型から粗野になる園子ちゃん、とても可愛くて私は好きです。もっと見たい。
 落ち着いて、京極さんへの思いがあふれて、びりっと秘密の絆創膏を取っちゃう園子ちゃん。この時にはもうね、確信がね、あるんですよ。園子ちゃんには。秘密ってもしかして私に関する何かじゃないかなって。

 かわいいなあーーーーーーーーーーーーーーー

 大団円。さあ帰りますよ。いちゃつく蘭ちゃんと新一(に扮するキッド)と思いきや、
 抜かりないんですよね蘭ちゃん。
 毛利のおっちゃん呼びでキッドだと見抜く蘭ちゃん!!!
 そういえば、蘭の前ではおっちゃん呼びしたことねえな、となるコナンくん(工藤)。
 マジ工藤おぼっちゃんだよな。

 えっマジ?となって、でも逃げ出すキッドと、その騒動の中でコナンの服に着替えて迎えに来た程で蘭ちゃんと顔を合わせるコナンくん。
 青山先生作画はここでした。最後。エンディングも終わったあと。ここ!!!!
 ここに先生来るのかなるほど!!!って思いました。多分他にもあったかもしれないけれど、一番印象に残るシーンを担当されていましたね。
「バーロ、ずっと一緒にいたよ」的なね、セリフでね締めるの本当いいですよね。工藤流石です。

 観ていて、聞いていて、気持ち良いと思えた映画でした。長く受け入れられる作品って、すごいんだなあって。


 勢いのままに書き連ねた感想、いかがでしたか?
 2回目の感想もかけたら、また書こうと思います。

 昨年のゼロは、計3回観に行きましたし、今回もそのくらい観に行ってしまいそうです。

   それでは、また次回!

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