【海外ニュース】5年後のITキャリはどうなるのか?②
「【海外ニュース】5年後のITキャリはどうなるのか?①」から
スキルベースのチームワークとダイナミックな外注
スキルといえば、
ビジネス面やより深い技術的ノウハウが重視されていることに注目したい。
デロイトの調査によると、これらの点は、
今後数年間、雇用よりもスキルを優先して、
柔軟性を求める組織の変化と関連している。
デロイトのベクテル氏は、メルセデス・ベンツの例を挙げ、
「新しい役割や製品にスタッフを割り当てる際の柔軟性を向上させるため、
ITプロファイルの一部を『ケイパビリティ・セット』に整理した」と
述べています。
コンピテンシー・ベースの企業は、
人材を効果的に配置する可能性が100%以上高く、
トップ・パフォーマーを維持する可能性が98%以上高い傾向にあります。
数年ごとに転職する傾向があるITプロフェッショナルは、
実はこれからの企業がまさに求めている人材であり、
長期的なキャリアに対する見方が変わる可能性がある、と
同氏は述べています。
「先行している企業は、
すでに派遣社員や請負業者による人材アウトソーシングを利用して、
ギャップを埋め、社内のリソースをよりやりがいのある面白い仕事に
集中できるようにしています。
テレワークの実施
ベクテル社によると、
パンデミックはリモートチームやハイブリッドチームの発展を加速させ、
この傾向は今後も続くという。
IT部門の社員が在宅勤務を希望する企業も、
世界中から熟練した人材を調達できるメリットがある。
「デジタルトランスフォーメーションのペースを考えると、
企業はテクノロジーチームにより多くのことを求め、
グローバル規模の人材を求めています。
多くの技術系社員が遠隔地にとどまることを選択し、
より流動的な労働力を生み出している。
実際、IT部門の85%が、
将来的にハイブリッド・リモートまたはフル・リモートを
計画しているとされています。
Versapayのチーフ・アーキテクト兼アーキテクチャー担当
バイス・プレジデントであるフランク・オパット氏は、
リモート・サポート業務は、その範囲と方法の両方において
進化していると指摘する。
これらのプロフェッショナルは、
オンコールがどのようなものかをすでに知っていますが、
リモートワークやハイブリッドワークの継続的な増加に伴い、
地理や時間帯はあまり関係なくなってきています。
ITサービスを24時間利用できるようにするためには、
今後も適応していく必要があるでしょう。
この継続的な需要により、レベル2の問題やよくある質問などを
処理するための自然言語処理AIが台頭してくるでしょう。
リモートワークで変わるITプロフィールの予算
ワイリー社のCTOであるアレフ・マティンは、
今後数年で広く分散した企業が影響を受けるにつれ、
ますます洗練されたリモートワークの方法が
コラボレーションを向上させるだろうと考えています。
「バーチャルでハイブリッドな働き方は今後も続く でしょう。
「ITプロフェッショナルにとっては素晴らしいことだと思います。
文化的な面では、チームをサイロ化することが最も手っ取り早い方法です。物理的な職場では、それは簡単にできることです。
バーチャルな職場環境は、管理者にメリットだけでなく、
日々の仕事とビジネスの成果とのより良い結びつきの
必要性も示してくれたと思っています。
これらのトレンドがIT部門の給与にどのような影響を与えるかは
分からないが、AIとリモートワークの融合により、
IT人材に余分な予算を割く必要がなくなると考えている。
と、マイク・ヘンドリクソンは考察しています。
「物理的な監視や修理の時代は終わった。
クラウド・サービスや大手プロバイダーが
テクノロジー・インフラの未来を担っている今、
少なくともインフラという観点からは、
物理的なオフィスに出向く必要はなくなると予測される。」
「自動化とクラウドへの依存が続く中、
企業は不動産よりも人材、研究開発、スキル、キャリア開発への
投資を優先することができる。」
いずれにせよ、
今後5年間、IT市場がどのような展開を見せるかは興味深い内容であることは間違いないでしょう。
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開催期間:2024年3月13日(水)〜15日(金)
開催場所:Aichi Sky Expo(愛知県国際展示場)
主催:GL events Venues
URL:https://sms-gi.com/
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