ファン歴10年のヘビー級盲信女が今更NEWS増田貴久の魅力を語りたい。
都内某所飲食店で接客業を生業にしております。しかしコロナの影響で営業休止中。自宅待機を始めて早10日でしょうか。
いや無理だ。死ぬ。
もうこうなったらマイスイートハニー増田貴久(NEWS/33歳)のことだけを考えたい。それを文章に書き起こしたい。その欲に忠実になった結果、noteのアカウントを取得、今に至ります。
前書きはここら辺にして。
10年ファンをやってきて改めて思うNEWS増田貴久の魅力を語ろうと思う。
10年でたどり着いた境地。
書き殴らせてくれ。
①顔
彼のとっておきの武器はなんと言っても笑顔だ。
パブリックイメージ通りの丸い頬。猫のように溶けた目尻。
芸能人は歯が命!と言わんばかりの美しい白い歯。
少し鼻筋に寄る笑い皺。片笑窪。
やはり彼の魅力は人好きのする懐こい笑顔だ。
端正な顔立ちというのとはまた違う。
鼻先がツンと上を向いてて、少し幼い。
こういう無垢な笑顔は視聴者の警戒心を解く。
昔から主婦層向けの番組に強かったのもこの笑顔によるところが大きいと思う。
でもその笑顔が引っ込んだ真顔も魅力的だ。
落ち着いた大人びた穏やかな、というものではない。
どちらかというと冷たくて神経質そうな真顔は、時として胸にヒヤリとするものを感じる。
だけど、節目がちになった時の、普段は見えないツヤッとした二重幅に、色っぽい三白眼に、美しく通ったじつは男らしい鼻筋にときめいてしまうのは私だけではないはずだ。
いつも20代に見られるというあどけない笑顔もいいけれど、年相応の雰囲気ある真顔も好きだ。
②衣装
彼のファッションセンスはその昔、変わっていると揶揄されることが多かった。
し、確かに変わっていた。常人には理解できない。
しかしそのセンスを彼は趣味として磨き続け、
ついにライブの衣装に携わり始めた。
それは私がファンになってから1年後、くしくも6人での最後のライブツアーとなったLIVE!LIVE!LIVE!だった。
もし余裕のある人はその頃からのNEWSのライブDVDを見返してみて欲しい。
増田貴久のデザイナーとしての才能の片鱗とその成長が手に取るように分かるはずだ。
初めて衣装に携わったLIVE!〜から、彼のやりたいことはなに一つ変わっていないように思う。ジャニーズ衣装の形骸化に対する反抗。
それはただジャニーズっぽい衣装を作らない、というやり口ではない。
ジャニーズ事務所を愛してきた彼だからこそ、ジャニーズイズムが継承されたショー向けの華やかで少々トンチキ(©️ヒャダイン)な衣装をあえて作る場合もあるが、一方で、照明がまったく映えないとされてきたデニム生地を使用したり、外部のデザイナーとコラボしたり(アンリアレイジ、PHYCHO WORKS等)、リメイクを多用したり、メンバーカラーの衣装をまったく作らなかったり(これはのちに伝説となるがそれは各所で語り尽くされているだろう)ジャニーズの常套手段とはまったく違うアプローチから、常にチャレンジングな衣装を作り続けている。
ちなみに私のお気に入りはWORLDISTAツアーの衣装。ツアー自体には「バーチャル体験」という大きなテーマがあったが、衣装には「動物」という裏テーマがあった。1着1着が「馬」「熊」「鳥」などのコンセプトのもと作られている。この裏テーマをファンに明かしたのはツアーが終わってしばらくしてから。NEWSが一つのテーマに向かって大きな船で進む中、増田貴久が密かに個人的な思い入れを詰め込める場所。それが衣装でもある。
毎年必ず裏テーマや隠れたサプライズがあり、それを想像しながら見るのもNEWSの衣装の楽しみ方である。
③プロデュース能力
彼のアイドルとしての凄みはこの「プロデュース能力」に集約されていると言っても過言ではない。
まず第一に彼のアイドルとしての商品価値を落とさない自己プロデュース能力がある。
わかりやすいのはスキャンダルの無さだが、これについては粗探しする輩がいると嫌なので言及は控える。
彼は自分の家をメディアに出すことがほぼない。ちなみに実家を出た話は一度もされていない。ファンがなんとなく察しただけである。
タクシーも友達とは同乗しない。家の方向がバレるのを嫌う。通販は友達にお願いして友達が注文、友達の家に届く。誰だその過保護な友達。いつもありがとう。家族の話もしない。普段誰と飲んでるかも。だからその飲み仲間から増田さんの名前が上がって初めて知る。
徹底した情報管理。プライベートの匂いを絶対に漂わせない。
増田貴久の私生活にがっかりしたことなど、ただの一度もない。
アイドルとして生きることに「人生かけてる」と言ってのける。
一人でいる時だってNEWSの増田貴久でいてくれる。
彼のことを絶対的に信頼している。
そしてもう一つ。「NEWSのプロデューサー」としての能力だ。
実はNEWSは増田貴久と加藤シゲアキ、そして振付稼業air-manが主となってコンサートをプロデュースしている。(残る二人のメンバーにも他の役割がある)
その加藤が増田についてこう語る。
「アイドルに対してのプライドが半端じゃない。あんな人見たことない。すごく細かいところ一個一個大事にしてる。神は細部に宿るというか、そういうところが神がかる瞬間ってある。」(ride on timeより)
衣装を含め、どういうNEWSを見せたいかという意図が明確。
世界のファッショントレンドに敏感な彼は新しいクリエイトに躊躇いがない。側から見たらトリッキーなアイディアも加藤シゲアキという強力な理解者の言葉で訳され、作り込まれNEWSのオリジナルになる。
私も何度も「神がかった瞬間」を経験しているものの一人だ。
だからNEWSのコンサートは面白い。彼らのクリエイティビティに触れ、そのアバンギャルドなアイディアに圧倒され、のちに中毒になる。
この快感はやめられない。
NEWSの制作チームの「個性的で振り切った作品を作りたい」という思いと、増田の前衛的な感性の、互いの歯車が噛み合っているのがまさに今。
増田貴久にとってとてもプラスに作用していると言える。
なによりも彼がコンサートの打ち合わせで見せる仕事人の顔が好きだ。
④オーラ
随分抽象的な見出しになってしまったが、オーラとしか言いようがない。
彼を初めて生で見た人は皆一様に「イメージと違った」と口を揃える。
パブリックイメージ通り素朴でジブリ的な雰囲気も間違いなくあるが、
彼のそうではない「オーラ」が、お茶の間からファンを引きずり出し、コンサートに足繁く通わせるのだ。
このオーラについて語るにはまず彼のダンスについて話さなければならない。
今となっては増田貴久といえばその歌声が注目されがちだが、そうなる前はもともとダンスの人だった。ユニットにも属さなかった無名のジュニア時代に東山紀之のサイドを固めるバックダンサーとして抜擢されたことから少しずつデビューへの階段を上ってきた。
彼のダンスの特徴には、まず第一に体格の良さがある。身長は171〜2cmと平均的ながら筋肉質で厚みがあり、特に上半身が「デカイ」。この体が翻るだけでとにかく目立つ。
それから、神経質にも見えるほど丁寧に、過剰なほど大きく動く手先足先。これは大きな会場の端の方で踊ってきた下積み時代の名残であり彼のアイデンティティーとも言える。
その彼が振り付けを切実なほどきっちり踊る姿は確かに美しいが、真の魅力は実は振り付けのない曲で発揮される。
NEWSは生歌を重視して活動しているグループであるため、振り付けのない曲も多い。そういう曲で、ただ思いつくままに音にのる瞬間がある。これはファンの間ではあるあるで、絶対に見逃せないポイントだ。曲のグルーヴを掴み乗りこなし、情感たっぷりに歌い上げるように踊る。振り付けがない時でも変わらず神経が張り巡らされた指先は大きく美しい弧を描き、重量感のある体が艶やかに翻る。その様はまるで音を喰らう化け物のように本能的だが、完成している。
彼はよほど静かなバラードでない限り、静止して歌うことはない。
彼の体には常にグルーヴがあり、ほんの些細な仕草にも「うねり」がある。
そのグルーヴは彼の中の余裕から生まれる「遊び」のようなもので、その余裕が貫禄になり、オーラにつながるのではないかと思っている。
常々謙虚で心配性な男だが、ダンスに関しては相当な自信があるのだろう。オーラとはつまり「自信」なのだ。
このフリースタイルのダンスは「EPCOTIA TOUR」本編の「AVALON」が特にファンの間では語り草となっている。吹き荒ぶ桜の花びらと戯れるように自由に舞う彼は必見だ。
⑤歌声
私の増田ファンとしての10年は、彼の歌声を聴くための10年と言っても過言ではない。これだけ聞いていれば、情や愛着が湧いているし、彼の声でしか触れられない琴線が私の中にあるのも事実だ。
しかし、どうしてここまで好きなのかを語らせて欲しい。
まず第一に彼の歌声の無垢さがある。
彼の歌声を私は常々「水彩画のような声」と思っている。
みずみずしく透き通って、かと思えばハッとするほど鮮やかで、馴染みがよく美しいグラデーションも得意。ウィーン少年合唱団のような、と比喩されることもある儚さと純粋さとノスタルジー。その印象は初めて彼の歌を聞いて心底惚れ込んだあの瞬間から少しも変わらない。
しかし、不器用でマイペースな彼なりに、本来の声質の良さを支える歌唱技術を手に入れた。ボイトレは受けたことがない。舞台やコンサートで何度も声を飛ばし悔しい思いをした中で体得した、彼独自のものだ。
彼の声のアイデンティティーは純粋無垢であること。下手に技術に頼りすぎて手垢がつくようなことがあってはならない。でもその匙加減を彼は絶対に間違えない。誰よりも増田自身が自分の声の魅力を理解しているからだろう。
ジャニーズのyoutube公式チャンネルで彼のソロ曲のアカペラ動画がアップされている。その曲のサビ、1番キーが高くなるフレーズがある。
「なんでもない僕から なんでもなくない君への歌」
ここは普通なら声を張り上げて伸びやかに聴かせたいところだが、彼は声を張り上げた一瞬後にすぐヒラっと身をかわすように喉の力を抜くのだ。
結果としてキンと張り上げた印象にはならず耳馴染み良く美しく落ち着いている。自我や欲のない無垢な歌。これが彼が目指す表現であることは間違いない。
一方でもう一つ、彼の声の魅力の要因として「倍音」というものがある。
低音域〜中音域にかけて特に、実際に歌っているキーにハモるように、低い周波数の声の成分が自然と混ざる。それが倍音だ。これがあることでトゲがなくなり深みが増す。それほど声量のない彼だが得意な音域においてはユニゾンでもずば抜けて響く時がある。倍音によるものだろう。倍音といえば、有名どころだと福山雅治がわかりやすい。福山ほどではないが、増田も低い周波数の倍音をまとった歌声の持ち主だと思う。この倍音が面白く作用して、飽きることない歌を聴かせてくれる。
それから彼がここ数年で著しい成長を見せたのは「がなり」の技術だ。
元々ヒップホップ好きの彼はラップパートが多くそれはNEWSの楽曲にいいスパイスを与えていたが元々の声質が邪魔をしてどうしても可愛らしい印象にとどまっていた。また、舌あまりで幼子のような滑舌であることも玉に瑕だった。しかし近年、普段の無垢な声を殺しガサガサとした荒っぽいラップを聴かせてくれるようになった。単純に喉が強くなったのもあるが彼がまた一つ新たな武器を手に入れたのだ。
彼のラップが1番堪能できるのは彼のソロ曲で間違いない。
彼のヒップホップ系のソロ曲は長年ryohei yamamotoというクリエイターが手掛けている。それこそ増田貴久という人間のことを知り尽くしているだろう。
そんなソロ曲の歌詞には少し胸にチリっとくる切実さがある。
「当たり前のように雨は上がるの?」(thunder)
「貴方の代わりはいない」(symphony of dissonance)
これを旧知の仲のクリエイターが書いていれば少なからず増田本人の本音が介入していると邪推するのも仕方あるまい。
ガサガサとした荒いラップも、グルーヴィーでメロウなラップでも、
ryoheiさんの歌詞を切なく響かせる。
私にとって増田貴久のラップは、美しくて幻想的な彼のボーカルの中で唯一ひりひりとしたリアルを感じさせるものだ。
純粋無垢な高音域と、倍音を含んだ艶っぽい低音域。そしてスパイスとなるラップ。
これが私の好きな歌声だ。
はぁ、、、、書き切ったぞ…!
長かった…自分の愛が重すぎてしんどかった…自分の首締めてた…3日かかった…
自己満足でしかないし偏愛強めなので、割と迷うが折角なので公開しようと思います…
今度は他のメンバーのも書きたい…3人も大好きなんだぜ…
以上増田ファン歴10年の愛の砂吐きでした!