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競走馬の悲劇と保護のジレンマ

多くの皆さんが知らないことをお伝えします。ぜひ最後までお付き合い下さい。
恣意的な印象操作やミスリードをしたくないので太文字は使いませんので出来るだけ分かりやすく頑張ります。真剣です、早速いきます。

私は賭け事は嫌いですが、駆け抜ける競走馬を見ると胸を悲しさで締め付けられるのが堪らなく競走馬を愛おしくなるのです。その理由として

競走馬として生まれた馬が天寿を全うできる確率は、1パーセント未満
この覆せない真実が前提であります。その理由は後述しますね。

我々の世界観とは違います。
多くが屠殺され、食肉どころか畑の肥料になる現実があります。
私は決してこのシステムを嘆いているのではありません。

徹底的に早く走るためだけに管理され、
体調を崩したりしたら屠殺、ストレスで訓練を拒んだら屠殺
復帰不可の怪我なら屠殺、競走馬として選手生命を終えると成績次第では屠殺

好成績を残す、または血統だけでも良ければひたすらに性興奮剤という麻薬を打たれて苦行のような繁殖活動の日々、枯れると屠殺

私はその現実を目を背けず、競馬場に行っていた時期がありました。
競走馬はそんなことを当然知る由もなく若い生命の競走馬を駆け抜ける姿を、
私は心で悲哀に近い美しさで泣いて、その迫力やこのレースが終わったら殺されるのかなと思いながら見送るカタルシスに酔っていました。

他の人は不都合な真実は知らずか、競馬場では熱狂が溢れており
賭博の結果か、血統のドラマか、レコード記録か、それとも他の何かに魅入られてるのです。屠殺の現実を知りながら、あの興奮の渦だったら狂っていますね。

馬は最も人間の感情の機微を読むことが出来る動物の一つだそうです。
私は数回しか触れたことはないのですが、かなり人間に近い喜怒哀楽や優しさを持った生き物として感じました。なので操り易く家畜とされたのでしょう。

再び言いますが、このシステムを破壊したいわけじゃありません。
ご存知な人もいるかと思いますが、地球上に野生の馬は既に存在していません。
覆せないと冒頭にお伝えしたのは人間の管理無しで今更、野に放ったとして馬は絶滅するのです。

ひょっとしたら馬主になることが名誉の一つとされてるのはこれでしょうか?
人間による深い業を持たされた固有の動物を私は何故か慈しんでしまいます。

あんな素敵な心が通い合える動物がショーレースでしか保護出来ない
ジレンマがもどかしいのです。

競馬が嫌いになってしまいましたか?
私は高校野球以上のドラマに酔っています。屠殺というゴールに向かっていく競走馬が悲哀を感じさせないほどの生命の躍動を教えてくれるから。

私も、私の魂を燃やし尽くしたい。

ここまでお読み頂き有難うございました。飯の味がしなくなりましたか?
そしたら私の狙い通りです、では!

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メンヘラで引きこもり生活困窮者です、生活保護を申請中です。ガスも止めてスポーツジムで最低限の筋トレとお風呂生活をしています。少しでも食費の足しにしたいのが本音です。生恥を重ねるようで情けないのですがお慰みを切にお願いします。