小説を執筆するメリット4つ

今回の記事はこちらの動画のテキスト版になります

こんにちは、小説執筆歴16年の染島です。
今日は「小説を書いてて何かいいことあるの?」というテーマでお話をさせていただきます。

まあメリットデメリットを考えて小説執筆を始めるのはちょっと違う気がしますが、それでも執筆未経験の人はここから小説を書くことに興味を持ってもらうのはアリかな、と思いました。

まずタイトルの通りメリットを4つ挙げたいと思います。

①文章力アップ
②自分で考える習慣がつく
③応用がきく
④学習意欲が湧く

それでは、以上4つのポイントを深掘りしていきましょう。

①文章力アップ

やはり小説を書いてて一番力がつくのは文章力です。

その中でも特に、人間の五感を通しての表現力や、伝えたいことを的確な言葉でわかりやすく伝える情報伝達力は大幅にアップすること間違いなしです。

また、執筆を継続すれば、その分長文を書くことに慣れて執筆速度の向上につながりますし、コミュニケーション能力の向上にも繋がってきます。というのも、結局コミュニケーションも言葉ですし、ましてや現代のSNSでは文字でのコミュニケーションが主流なので。

②自分で考える習慣がつく

当然ですが、小説の執筆に答えはありません。自分の頭の中にある物語こそが答えです。だから当然、他の人には頼れません。自分で形にするしかないのです。

だから、必然的に自分で物事を考えるようになります。さらに、シナリオを考える際はのストーリーラインを破綻させないように、思考もロジカルで筋道立ったものになります。

③応用がきく

小説執筆で鍛えたスキルは、様々なところで応用できます。

例えばシナリオを考える力を活かせばシナリオライターや脚本家になれますし、自分の場合なら文章力を活かして今のようにnoteの記事を書いています。

また、こういう能力は仕事でも発揮できます。例えば、メール文章の作成が早くなったり、プレゼンが上手くなったり、常に考える習慣から思わぬ仕事のアイデアが生まれたり、営業ではコミュニケーション能力に磨きがかかったり。

そう考えると、これほど実用的な趣味はなかなかないんじゃないかと思います。

④学習意欲が湧く

まず、普通に本を読む習慣が身につきます。そもそも小説を書くことに興味がある人は以前から小説を読んでいる人だとは思いますが、小説を書き始めたらもっと幅広いジャンルに興味が出ます。

実際、自分の場合は小説を書き始める前まではラノベ一辺倒だったのが、書き始めたら一般書籍でSFや純文学、ミステリなども読むようになりました。今ではビジネス書や哲学書まで手を出しています。

あと、執筆するジャンルによっては設定を練る上で調べる必要のある分野が出てきます。

例えば、宇宙空間が舞台のSFなら宇宙について調べないといけないし、中世ヨーロッパ風の世界が舞台のファンタジーなら、その当時の文化や生活スタイルを知らないといけない、とかそんな具合です。

そして、こうして自発的に勉強する場合は、学校で嫌々勉強していた時とは違ってすごく前向きな勉強なので、するすると知識が入ってくるのです。やる気が違います。

それから、設定を練っていざ本文を書こうとすると、今度はわからない言葉の意味や言い回しなんかも出てくるので、それを辞書で調べるようにもなります。

とにかく、小説の執筆を軸にして、いろいろな勉強をするようになるわけです。

まとめ

ここまでの話を一言でまとめますと、小説の執筆はアウトプットの練習としてコスパ最強だと言えます。小説書くだけならお金だってかからないですからね。

だから、別に新人賞やプロ作家を目指さなくても、自己の成長のために書くだけでも自分にとってプラスになると思うのです。

ずばり言うなら、小説とは「脳の筋トレ」です。

というわけで、誤解されそうな言い方ですが、最後にあえて言います。

目指せ、「脳筋」!

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